管理釣り場は、河川や湖では滅多にお目にかかれない大型トラウトが釣れるのが魅力。「でかいトラウトは当然引きが強い。アナタのそのタックル、大丈夫⁉」。さすらいの大物釣り師・村田基さんが常識を覆すタックル選びをアドバイス! 今買うべきスピニングリールはどれだ!!?
エリア用スピニングリールは、感度の優れたハイギアがベター
村田「リール選びの要点は4つある。管理釣り場のモンスタートラウトは引きが強い。横に走るスピードはバスの比じゃない。それを細いラインでやりとりする、ということでスムーズなドラグの滑り出しが重要。次に滑らかな巻き心地。ゴロツキ感があると、まずアタリがとれない。金属のギアが触れ合うから小型リールほど、滑らかな巻き心地というのが難しくなる」。
高級機からエントリーモデルまで、出来すぎスペックが勢揃い!!!
村田「今のリールはポピュラーモデルでもけっこう良い(笑)。最高級にしろ、廉価版にしろ、重さ軽さは二の次で、滑らかな巻き心地が重要。3つめは、ハイギアであること。ローギアより巻く力が弱いぶん、水流の変化など水中の情報をより正確に伝えてくれます。魚がスプーンの後ろにピタッと付くと、巻きが重く感じるスリップストリームという現象がわかりやすくなる。そこでチョンッと誘いを入れると食う。より釣れるようになります」。
「4つめのキモはリールの番手で、シマノでいうとC2000HGS。1000番のボディに2000番のシャロースプールを搭載したモデルで、4ポンドが100メートル巻けます。でかマス狙いでラインが細いと、プツプツ切られる。大規模なポンドで40メートル投げた先で、でかいマスをかけて30メートル走られることもある。大規模ポンドででかマスを狙うなら、糸巻き量は100メートルはほしいからね」。
【厳選リールその1】ステラC200HGS(シマノ)
「管釣りでステラを使う人は多いです。1000番で60センチを超える魚とやりとりする釣りは、まずない。しかも、そこそこ数も釣れる。小型リールにすごい負荷がかかる。剛性の優れたリールが良いということになる。滑らかな巻き心地やドラグの滑り出しは言うことなしだし」。
【厳選リールその2】ヴァンキッシュFWチューン1000SHG(シマノ)
「今までシマノの1000番にハイギアはなかった。待望の一台がこれです。ステラとの違いは、自重と巻き出しの軽さ。エリアリミテッドと合わせれば、より鋭敏なセッティングが実現します。4ポンドが90メートル巻けるから、走られるスペースがない小規模ポンドなら安心してでかマスが狙えます」。
【厳選リールその3】ストラディックCI4+ C2000HGS(シマノ)
巻き出しの軽さが特徴のクイックレスポンスシリーズで、ヴァンキッシュの弟分に当たるモデル。HAGANEギア搭載で耐久性が高く、軽く滑らかな巻き心地が長続きする。
【厳選リールその4】ストラディックC2000HGS(シマノ)
滑らかな巻き心地が長続きするシマノのHAGANEコンセプトで開発されたエコノミーモデル。C2000HGSでストラディックCI4+より40グラム重くなるが、価格は約2割経済的。
【厳選リールその5】ナスキーC2000HGS(シマノ)
「今のリールは良い」という村田さんが挙げた一例がこれ。NEWナスキーは上位機種と同じHGANEギアを搭載し、力強くて滑らかな巻き心地を実現。本体価格1万900円のリールででかマスに挑める。
村田さん待望の「間違いだらけのタックル選び」ルアーマガジンマス王で公開!!!
ロッドにライン、ルアーまで、最新の村田タックル理論を大ボリュームで特集したページは『ルアーマガジンマス王』でフルカラー掲載! もちろん、リールもばっちり載ってます。村田さんが、管理釣り場でビッグフィッシュに魅せられる理由とは?、でかマスが釣れない人の落とし穴とはナンダ!?
そんなエリアの常識/非常識に、村田流で斬り込みます! 濃厚過ぎて立ち読み不能!なルアマガマス王を潮来つり具センターで買って、村田さんにサインをもらい…たい!(希望)
『ルアーマガジン マス王』本誌での村田基さんのアドバイスは、でかマス狙いのタックル全般に渡ります。
【間違いだらけのタックル選び for でかマス釣り】
・釣りたいのはでかいマス。タックル改革が必要だ!
・ロッド:でかマス入門はSUL,大物専門は66ULで決まり
・リール:感度が優れるハイギアがベター
・ラインはナイロンがジョーシキ。ハリの細軸はヒジョーシキ