水中ドローン”BlueROV2″を操縦しまくってきたら超高性能だったオハナシ【もちろん動画アリ】



ルアマガファミリーきってのドローン使いであるとともに、無類の新しモン好きであるルアマガムービーのプロデューサー・マシモP。今回は日本におけるドローン販売のパイオニア・株式会社セキドさんが主催する水中ドローン「BlueRov2」の体験会に潜入し、実機操作を体験した模様をお届けする。このドローンは水中で一体どのように動くのか、興味津々の動画も公開!

待望の水中ドローン体験会!

こんにちはマシモPです。

遅まきながらDJIのコンパクトドローン「Mavic PRO」を導入して、ルアマガムービーシリーズのコンテンツ充実を計っている昨今ですが、

マシモの愛機 mavic pro百式。 今までに見たことのないアングルからのショットを撮影しまくっています!

最近、メッチャ気になっているのが”水中ドローン”! コレさえあれば、今まで撮影が難しかった水中の魚のあんなシーンやこんなシーンが撮れるのではないか!? と思ってその動向をずっと見守ってきました。

最近では、97年の夏に発売されたパワービジョン社のパワーレイ。コレは比較的安価で、既に某メーカーさんの”Mr. 新しいモノ好き”会長さんとかが既に導入済みだとか。w

そして個人的に気になっているのがオープンロブ社のトライデント。クラウドファンディングで開発中ですが、度重なる開発の延期が気になるトコロ。ただこのままちゃんと製品化されればかなり使える機体な気がします。

…といった有名ドコロの他にも数々の水中ドローンが開発されている中、性能的には現状の決定版ではないか!? と思っていたブルーロボティクス社「BlueRov2」の体験会がある、と日本におけるドローン販売のパイオニアである(株)セキドさんからご案内いただいたので、押っ取り刀で駆けつけてみたのでした。

さすがセキドさん、“わかってる”会場セレクト!

会場は千葉県市川市の市川マリンセンター。こちらは水中窓のついた水深5mのダイビング練習にも使えるプールが有り、水中ドローンの性能を思う存分体験、そして観察することができるのです!

今までの水中ドローンのメーカーさんが主催した発表会等はホテルのプール等が多く、水深も浅いので、潜行角度やスピードもよく分からず、テスト映像を観てもあまり参考にならなかったのです…。

市川マリンセンターさん外観

一通り性能レクチャーを受けた後に、早速プルーサイドでBlueRov2とご対面!

カコ(・∀・)イイ!!
逆サイドから
サイズ感はこんな感じ。水中から引き上げる際にはちょっと力が要る重さですが、手をかける場所には困りません。

空中を飛ばすドローンと違い、水中では電波が届きませんので有線になります。コントロールはコンピューターにインストールされたアプリケーション経由で、専用のコントロラーにて行います。

体験会ではMacBookを使用。今回はドローンに搭載されたモニターカメラの映像はモニタに表示されるセッティングでした。
こちらが専用にアレンジされたコントローラー。一般的な空中ドローンの用にコントローラーのモード変更も可能です。
といったトコロで早速ダイブ。どぼーん。


BlueRov2の運動性能や如何に!?

マシモPが実体験したかったのは主に2点。

・潜行、浮上及び旋回性能。例えば前に進みながらでないと潜行できないのでは、撮影で使用するには使い難い動作となってしまいます。(オモチャならいいんですけどね)

・そして有線のため、長く伸ばしたケーブルを引っ張りながら行動できる運動性能があるかどうか? 例えば100mのケーブルを引っ張って水中を移動するにはかなりの負荷がかかるハズなのです。

では百聞は一見にしかず、プールの水中窓からBlueRov2の運転動画を撮影してきましたので、御覧ください!

想像以上に高性能だった「BlueRov2」

結論から言えば、運動性能と機動力については思った以上でした! 実際の水中では流れや異物等の要素も絡んでくるのですが、プールで確認する限り、必要十分な性能を備えていると思います。

気になっていたコードも、それ自体が中性浮力(浮きも沈みもしない状態)に近い比重に設定されていて、潜水行動中に邪魔になりにくいセッティングになっているのはよく考えられているなぁ、と思いました。

絶妙に漂うコード。
上部のドームに内蔵された1080pの水中モニタカメラ映像を撮影できる他、Go Proも取付可能。画質優先ならこのセッティングか。
暗所での撮影のため、高輝度LEDライトを前面4ヵ所に配置しています。
陸上で点灯していると発熱で焼ききれてしまうほどの高性能LEDライト。水中専用です。
上部から。透明ドームにカメラ等のメイン回路。ブルーの部分には浮力体が内蔵されているそうです。
束ねられた300mのコード。この量でも大人一人でも持ち上げられる重さです。
本体の接続部分はセキドオリジナルのコネクターで取り外し可能。さらにカラビナを通すことで、十分な耐荷重性能を持つコードを持って本体を水中から引き上げることもできます。
本体後方から。

この「BlueRov2」ですが、米国ブルーロボティクス社の製品を(株)セキドさんが輸入販売する形となっており、組み立てキット(税別58万円)、オリジナルパーツとの組み合わせセット(税別99万円)。両者の価格差は小さくありませんが、手間や安全性、そしてプラスされるオリジナルパーツを考えると、後者も決して高くはない価格設定かと思います。

と、言ったところでメッチャ欲しくなっているマシモPなのですが、「よっしゃ買うぞ!」と即断できるほどの権力も資金力もなく、指を加えている現状。w とりあえずコレを活用して撮影するメッチャ面白い企画を考えて、見積りとともに会社に提出すべく奮闘する今日この頃なのでした…。

以下、弊社運営中のドローンニュースサイト「DRONE NEXT」でも真面目な感じでちゃんと紹介しておりますので、ご興味あればこちらも御覧ください ↓


[釣りPLUS]>> HOME