No.1バスプロ・青木大介のタックルボックスにはバス釣りの”解”がびっしり詰まっている【拡大写真ですみずみチェック!】



2017年、JB TOP50の年間王者に輝き、またしても日本一の実力を証明した青木大介。彼が投げるルアーは、常に正解に近い。そんな正解を集めた青木大介のタックルボックスには、バス釣りという問題集の解答が詰まっている。よし、ちょっとだけカンニングさせてもらおうか。


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今投げたいルアーを最速で出せる、青木流収納術

冷え込みの厳しくなってきた河口湖に青木大介さんを訪ねた。目的はもちろん、タックルボックスの中身を見せていただくこと。
車から降ろしたボックス群は、予想していたよりもコンパクトにまとまっていた。自社製品が充実してきた影響もあるのかもしれない。
必要以上に几帳面で神経質な収納をしているわけではなく、欲しいものを見つけるのが大変になるほどの混沌もない。必要なものをスマートに取り出せて、なおかつ多くの種類の選択肢を用意している。

2017年シーズンは、JBトップ50で2勝して、3度目のAOYを獲得。全日本バスプロ選手権も制覇。これまでにトップ50で5勝、JBクラシック2勝、エリート5で3勝、オールスター、陸王など、国内のビッグタイトルはことごとく手中にしてきた、誰もが認める国内最強のバスプロ。自身が起業したブランド「ディスタイル」も好調だ。

ワーム収納バッカン群

ディスタイル製品の一軍ワームはボックスに振り分けて収納されていた。その他の、エコ、非エコ製品を分けて、ストックを含めパッケージごとミニバッカンに収納。また、ボックスの隅に追いやられた、意外なルアーも彼の一軍。穴が開くほど見つめるべし!

ワーム収納バッカン(アブ・ガルシア)

↑写真をタップして拡大表示↑二本指でピンチアウトするなりして、穴の開くほど細部をチェックしてほしい。www.naigai-p.co.jp

アブ・ガルシアの「EVAタックルボックス2」には、エコ認定を受けていて、その時の試合エリアに使えそうな即戦力のスーパーサブ的ワームがパッケージごと入っている。撮影時は、JB TOP50最終戦の霞ケ浦戦でセレクトしたラインナップがそのままになっていた。3インチパワーホグ、スタッガーオリジナル4インチ、レインスワンプミニ、モッサ、ピンコストレートなど、まさに千差万別だ。

ワーム収納バッカン(ディスタイル・白)

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こちらにも、エコ認定のスーパーサブ的ワームが収納されているが、直近の試合では出番が少なそうなものを収納。アブガルシアのEVAタックルボックス2には対霞ケ浦水系のワームが入っていたので、ざっくりいうと霞ケ浦以外の湖に必要なワームだが、霞ケ浦用もちらほら。ジャバギル、ヤミー、フリックシェイク、ドライブクローなど、なぜかイマカツ、OSP、ジャッカル系が多かった。

ワーム収納バッカン(ディスタイル・黒)

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エコ認定を受けていないが、高いポテンシャルを誇るワームを集めたボックス。JB戦では使えないが、陸王、オールスターなどの試合や、取材では大活躍している野武士集団だ。ジャンボグラブ、ファットイカ、ヤマセンコー、レッグワーム2.9インチなど、ゲーリー系が多い。またブルフラットも数種類収納されているので、ゲーリー&デプス率が高く、ちょっと黄色いパッケージが目立つ印象。


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プラグボックスその1 VS3070

厳選された大小さまざまなハードルアーが、この3070ひとつに凝縮されている。恐らくこのボックス内のルアーは、どれを購入しても間違いはない。そんな気にさせる面々だ。

プラグBOX VS3070上段

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シャッド系が大半を占める。列挙すると、スレッジ、フローシャッド、ハイカット、ベビーシャッド、SH-50、K-Ⅱミノー、ソウルシャッド。青木「シャッドは種類によって使い分けてるんですね。トゥイッチ系、ただ巻き系、クランキング系に分かれます」。そのほかにも、ミノーやバイブレーション、そしてヒット作「レゼルブ」の姿もある。レゼルブは、今後サイズ展開も考えているようだ。

プラグBOX VS3070下段

↑写真をタップして拡大表示↑二本指でピンチアウトするなりして、穴の開くほど細部をチェックしてほしい。www.naigai-p.co.jp

中型プラグからビッグベイトまで、すし詰め感満載で収納。ゾーイ、ジョイクロ、ダッジ、この辺がビッグベイト系。スリザーク、ダイビングフロッグ、ケロボーイといったフロッグ系。テクノジャーク、ドラフトウエイカー、Aプロップなど、超能力系。それから、ミノー各種、プロップベイト各種、ポッパー各種。グリマーや、シグレの姿もある。そして、ルドラとIウェーバーだけは豊富にストック。



クランクベイトオンリーボックス

彼のボックスの中で、異彩を放つひと箱がある。それはクランクベイトが詰め込まれたプラノ3730だ。もともとクランクベイトが嫌いだったという青木さんが、ワイルドハンチの特性に開眼したのが約1年前。それからクランク熱が高まり、ありとあらゆるクランクを巻きまくって、選びに選んだ精鋭がここに在籍している。

クランクベイトボックス:プラノ3730

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青木「僕はもともとクランクベイトが嫌いだったんです。でもクランクで勝つ人がいるじゃないですか、たまに。だから、なるべく投げるようにしてたんです。そしたらおぼろげながらわかってきて……今年は全日本バスプロ選手権をRTO1.5で勝ちました」。そんな彼の、今一番熱いボックスがこのプラノ3730。タイニーブリッツMR、モリケンスピードバイト、ウイグルワート、ディープX200、10XDなど、古今東西の精鋭クランクが大集結。

まだまだあるぞ! 青木さんの一軍ボックスの全て&ルアー詳細徹底解説は…!!

青木さんが紹介してくれた、全レギュラールアーは、写真のボックス群へと収められている。『ルアーマガジン2018年2月号』では、その全ボックスを開陳し、なかでもキーとなるルアーを大量ピックアップ…&超掘り下げ解説!!! 試合を制したあのルアーや、新たな武器となる超スクープなNEWアイテムも強制公開。そしてルアマガ記事を読むと、この[釣りプラス記事]でボックスの拡大写真を再度チェックしたくなること請け合い。 誌面とダブルで堪能をば!

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