数あるルアーカテゴリーのなかでも圧倒的に種類が豊富であり、バスフィッシングの象徴ともいうべきルアー「クランクベイト」は、一度ハマったら抜け出せない奥の深い魅力を湛えている。日本を代表するクランカーのひとり、塚本謙太郎氏に話を聞き、氏が愛用するクランクベイトおよびそのカラーセレクトの考え方について紹介してもらった。
※この記事の内容は『ルアーマガジン2018年4月号』掲載記事を基に再構成したものです。
自他ともに認める名クランカーの“行ってこいルアー”は?
と、その前にまず、塚本さんが一年でもっとも多用するクランクベイトとして挙げたルアーがこちら!! ↓
バレットヘッドDD[ミブロ]!!
塚本「自分のクランキングにおいて、もっともバスとコンタクトしやすい水深が2メートルなんですよ。このルアーの潜行深度はだいたい1.8~2.1メートルなので、そのレンジをしっかり通していける。飛距離が稼げるし、なおかつバイブレーションも明確なので、アングラー側がルアーの挙動を把握しやすい。巻きスピードの適応幅も広いので、その日その場のコンディションにアジャストしやすい。そういった部分をトータルで考えると、この『バレットヘッドDD』が“行ってこいルアー”になりますね」
塚本流クランキングに欠かせないカラー5系統
当初、カラーも含めて、もっとも使用頻度の高いクランクベイトを選んでいただきたいとお願いしたのですが・・・
「水の色や透明度、時間帯や光量等に応じて細かく使い分けていくので、カラーをコレとひとつに絞るのは難しい…」と塚本さん。
そこで、クランクベイトのカラー選択において、塚本さんのベースとなる考え方をお聞きした次第!!
塚本さんは以下の5系統に分けてカラーを捉えており、それぞれを現場の状況に合わせてローテーションしているのです。
①ファントム系
水がクリアで天気が良く、無風の状態で選ぶ色。
②ゴースト系
①の状態から曇ったり風が吹き始めたときに結ぶ色。
③クローム系
②の状態でささ濁りが入ったときに出番となる色。
④ブライト系
③からさらに濁りの度合いが増したときに投入する色。
⑤赤系
スポーニングの季節やジンクリアな湖等で効果的な特別色。
カラー選びはアングラーにとって永遠の課題。釣り場で迷ったら、このページをチェックしてぜひ参考にしてください!!
『ルアーマガジン2018年4月号』特集【開幕直前Q&A・ルアーのトリセツDX】では、13カテゴリーのルアーに対して実力派アングラー各3名、総勢35名が登場し、年間を通してもっとも多用するアイテムについて、いつ、どこで、どうやって使うのか徹底解説! クランクベイト編では、塚本さんのほかに北大祐さんと吉田秀雄さんも登場。クランベイト以外の12カテゴリーも、その道のベテランアングラーたちがズラリ&目からウロコの濃密解答ぎっしり! 彼らの4W1Hを頭のなかにインプットしておけば2018シーズンの予習はバッチリだ! あとはフィールドで実践するのみ!!
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