いよいよバス釣りシーズンイン、もうすぐ”春爆”の季節がやって来る! さて、春のフィールドではどのようなルアーが効果的なのだろうか? 河川、リザーバー、野池、マッディシャロー、クリアレイク、ビッグレイクの各フィールドに対し、8名のプロフェッショナルがズバッと回答! この季節にぴったりなルアーを紹介する。
河川×赤松健:AKラバージグ+AKチャンク[一誠]
ソフト波動のメリハリルアー。キモはジャーキング!
「岸際など、リップラップなどが多く根掛りしやすい場所ではラバージグが有効です。メリハリの効いたアクションでアプローチしたいので、2ジャーク1ポーズで使います。この時、できるだけルアーがボトムから離れないように動かすのがポイント! ザリガニがボトムを猛スピードで逃げるイメージですね。この動きを出しやすくするために、AKラバージグのウェイトは低重心設計になっています」
リザーバー×阿部進吾:リップライザー110F[イマカツ]
春爆で使っていて一番”楽しい”のがジャークベイト
「これは高滝湖の上流部ではなく本湖の護岸まわりで使うルアーで、アクションは1〜2回ジャークして浮かせての繰り返し。浮上アクションで食ってきますよ。この釣りはバイトシーンが見えるのでとてもエキサイティング。表層でどかーんとジャンプしてバイトすることもあります。護岸に風が当たって、ワカサギが寄せられているタイミングがオススメ。オカッパリでも釣れやすいので、ぜひ試してみてください」
野池×佐々木勝也:キッケルキッカー[DAIWA]
カエルパターンにピッタリな新生虫系ルアー
「春の東北野池でアカガエルを偏食しているでかバスを釣るためには、サイズ感やシルエット、カラーまでカエルに近づけたルアーで狙いたい…。それがこのキッケルキッカーなら出来るんです!! バスはアカガエルが水辺に近づく様な場所、つまり冬に落葉がたまるようなワンドの岸際かその近くのカバーに居ることが多い。そういった場所にコイツを投げて、3トゥイッチ1秒ポーズでアプローチします。フックはモスキートダブルガード(バリバス)の1/0のガードを切って使用していますよ」
マッディシャローレイク×千藤顕:ハードコアミノーフラット110SP[デュエル]
ビッグミノーパターンのど真ん中を行くただ巻き用ミノー
「シャローによってくるとはいえ、3月のカスミのバスは沖側にいることも多い。そういったポジジョンにいるバスは積極的にルアーを追いかけてくる状況ではないので、ゆっくり巻くよりも早く巻いて出会える確率をあげることが重要。そして”沖側”なわけだから、いかに遠くに飛ばせるかも大切だよね。だからビッグミノーパターンでは、早巻きでもきっちりと泳いで、なおかつ遠投が利く必要がある。このミノーはそんな条件を満たしてるわけ」
クリアレイク×中田敬太郎:デルゼ[ティムコ]
放置で釣れるワカサギパターンの最重要モデル
「こいつは春のワカサギパターンのために作ったルアーで、アクションはずばり”放置”です。風で流しながらの放置なのですが、ラインスラックが出てしまうのでそれをゆっくり回収しながら巻くのがコツ。糸フケを回収しながらも、ルアーは動いていない状態がベストですね。デルゼのサイズ(55F/70F)はワカサギの大きさでローテーションしましょう。最低でも3分は放置させてください。長いですが、これが釣るための秘訣です」
ビッグレイク×永野総一朗:HU-300[ハイドアップ]
クランクベイトの投入条件は、風・波・濁り
「風あり、波あり、濁りありの3条件が揃っているときに活躍するのがクランクベイト。この時期は3〜3.5メートルレンジがキーになることが多く、この層を快適にガンガン巻いてこれるのがこのモデルです。広いウィードフラットを巻いてくるのですが、ウィードに当たるか当たらないかくらいのイメージで、速めのリトリーブで巻いてきましょう。HU-300はサイズもコンパクトで引き抵抗が軽いのでとても使いやすいですよ」
河川×三原直之:バクラトスイマー100[イマカツ]
いつでもどこでも活躍!チームミハラマンの切り込み隊長
「まだ水温が上がりきっておらず、中層を泳ぐベイトフィッシュの姿が確認できないときに有効なのがこのルアーです。巻いてもいいのですが、よくやるのはフットボールジグのような使い方。ロッドワークで手前に跳ねさせて使うんです。フットボールよりも根がからない上に、シャッドテールをただ単に巻くよりもテンポよくバスを探せますよ。特にハゼ系の魚が多い、ハードボトムで効果的ですね」。
野池×山本訓弘:ジャバロンネオ135[イマカツ]
ピンスポットに引っ掛けてひたすらロングシェイク
「ボトムにあるオダや岩などのピンスポットに入れて、ひたすらシェイクします。シェイクは最低でも10秒、長いときは1分以上続けますよ。春の野池は暖かい日にドーンとでかバスが浮いていたりするので、それをサイトで狙ったりもします。ボトムからグリグリっと上に巻き上げると一気に食ってくることがありますよ。シンカーはブラックビーンズTG10グラム(リューギ)に、フックはインフィニ4/0(リューギ)です」
『ルアーマガジン2018年4月号』に掲載されている「2018フィールドタイプ別春爆ルアーガイド」では、上に紹介したアングラー8名が、それぞれ5つのおすすめルアーを紹介! フィールドごとの春シーズンの特徴もアドバイス。春爆に備えて熟読すべし!
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