春のフィールドタイプ別おすすめルアー8選【人気バスアングラーの”春爆”スタートダッシュ指南】



いよいよバス釣りシーズンイン、もうすぐ”春爆”の季節がやって来る! さて、春のフィールドではどのようなルアーが効果的なのだろうか? 河川、リザーバー、野池、マッディシャロー、クリアレイク、ビッグレイクの各フィールドに対し、8名のプロフェッショナルがズバッと回答! この季節にぴったりなルアーを紹介する。


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河川×赤松健:AKラバージグ+AKチャンク[一誠]

ソフト波動のメリハリルアー。キモはジャーキング!

「岸際など、リップラップなどが多く根掛りしやすい場所ではラバージグが有効です。メリハリの効いたアクションでアプローチしたいので、2ジャーク1ポーズで使います。この時、できるだけルアーがボトムから離れないように動かすのがポイント! ザリガニがボトムを猛スピードで逃げるイメージですね。この動きを出しやすくするために、AKラバージグのウェイトは低重心設計になっています」

赤松健(あかまつ・けん)琵琶湖や五三川をホームフィールドとして活躍する若手アングラー。ロングロッドを巧みに使いこなすその姿から、ついたあだ名は“長竿の貴公子”。天才アングラー・村上晴彦さんの唯一の弟子としても知られており、今後の活躍が期待される。無類の魚類・爬虫類好き。ルアマガ4月号では、五三川を中心とした河川における春の釣りを紹介。

リザーバー×阿部進吾:リップライザー110F[イマカツ]

春爆で使っていて一番”楽しい”のがジャークベイト

「これは高滝湖の上流部ではなく本湖の護岸まわりで使うルアーで、アクションは1〜2回ジャークして浮かせての繰り返し。浮上アクションで食ってきますよ。この釣りはバイトシーンが見えるのでとてもエキサイティング。表層でどかーんとジャンプしてバイトすることもあります。護岸に風が当たって、ワカサギが寄せられているタイミングがオススメ。オカッパリでも釣れやすいので、ぜひ試してみてください」

阿部進吾(あべ・しんご)高滝湖のことならなんでもござれのスーパーガイド。シューティングや上流部のサイトフィッシング、パワーフィネスでのムシパターンなど、多彩なテクニックで高滝湖のバスを攻略していく。春爆請負人として春のガイドはとくに人気だ。本誌ではもちろん、高滝湖について熱く語ってくれている。

野池×佐々木勝也:キッケルキッカー[DAIWA]

カエルパターンにピッタリな新生虫系ルアー

「春の東北野池でアカガエルを偏食しているでかバスを釣るためには、サイズ感やシルエット、カラーまでカエルに近づけたルアーで狙いたい…。それがこのキッケルキッカーなら出来るんです!! バスはアカガエルが水辺に近づく様な場所、つまり冬に落葉がたまるようなワンドの岸際かその近くのカバーに居ることが多い。そういった場所にコイツを投げて、3トゥイッチ1秒ポーズでアプローチします。フックはモスキートダブルガード(バリバス)の1/0のガードを切って使用していますよ」

佐々木勝也(ささき・かつや)現在人気急上昇中の若手DAIWAプロスタッフ。東北地方の野池で培ったでかバスキャッチテクニックは唯一無二! パワーフィネスからビッグベイティングまで幅広く精通する技巧派だ。自身がプロデュースした虫系ワーム・キッケルキッカーの発売も秒読み段階!! 現在、関東への進出も計画中とか!? ルアマガ4月号ではホームである東北野池のカエルパターンを中心に紹介!

マッディシャローレイク×千藤顕:ハードコアミノーフラット110SP[デュエル]

ビッグミノーパターンのど真ん中を行くただ巻き用ミノー

「シャローによってくるとはいえ、3月のカスミのバスは沖側にいることも多い。そういったポジジョンにいるバスは積極的にルアーを追いかけてくる状況ではないので、ゆっくり巻くよりも早く巻いて出会える確率をあげることが重要。そして”沖側”なわけだから、いかに遠くに飛ばせるかも大切だよね。だからビッグミノーパターンでは、早巻きでもきっちりと泳いで、なおかつ遠投が利く必要がある。このミノーはそんな条件を満たしてるわけ」

千藤顕(せんどう・あきら)独自のスタイルと鋭い感性で、日々バス釣りを深化させている唯一無二のアングラー。時に誤解すら招きかねないその発言の裏側には、マリアナ海溝よりも深い意味が隠されているとかいないとか。霞ヶ浦に移り住み、長年その動向を見守ってきているが、近年はJB桧原湖にも参戦中。アニキの愛称でもお馴染み。もちろん語ってくれるのは霞ヶ浦水系の春爆!

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クリアレイク×中田敬太郎:デルゼ[ティムコ]

放置で釣れるワカサギパターンの最重要モデル

「こいつは春のワカサギパターンのために作ったルアーで、アクションはずばり”放置”です。風で流しながらの放置なのですが、ラインスラックが出てしまうのでそれをゆっくり回収しながら巻くのがコツ。糸フケを回収しながらも、ルアーは動いていない状態がベストですね。デルゼのサイズ(55F/70F)はワカサギの大きさでローテーションしましょう。最低でも3分は放置させてください。長いですが、これが釣るための秘訣です」

中田敬太郎(なかだ・けいたろう)山中湖、河口湖、西湖をホームにするプロアングラーで、山中湖においては輝かしいトーナメント戦歴を誇る。明るいキャラクターでガイドも人気だ。春の西湖におけるワカサギパターンを確立させ、専用にデルゼシリーズをプロデュース。山中湖を中心とした、富士五湖の春を紹介してくれた。


ビッグレイク×永野総一朗:HU-300[ハイドアップ]

クランクベイトの投入条件は、風・波・濁り

「風あり、波あり、濁りありの3条件が揃っているときに活躍するのがクランクベイト。この時期は3〜3.5メートルレンジがキーになることが多く、この層を快適にガンガン巻いてこれるのがこのモデルです。広いウィードフラットを巻いてくるのですが、ウィードに当たるか当たらないかくらいのイメージで、速めのリトリーブで巻いてきましょう。HU-300はサイズもコンパクトで引き抵抗が軽いのでとても使いやすいですよ」

永野総一朗(ながの・そういちろう)琵琶湖南湖を中心に活躍するプロガイド。レンタルボートやオカッパリでも役に立つ、誰でも真似できる釣りを意識してガイドを行なう。ワーミングを主体とした釣りを得意とし、スタッガー3インチを駆使したテクニックは彼の代名詞だ。ルアマガ4月号では、春の琵琶湖について語ってくれている

河川×三原直之:バクラトスイマー100[イマカツ]

いつでもどこでも活躍!チームミハラマンの切り込み隊長

「まだ水温が上がりきっておらず、中層を泳ぐベイトフィッシュの姿が確認できないときに有効なのがこのルアーです。巻いてもいいのですが、よくやるのはフットボールジグのような使い方。ロッドワークで手前に跳ねさせて使うんです。フットボールよりも根がからない上に、シャッドテールをただ単に巻くよりもテンポよくバスを探せますよ。特にハゼ系の魚が多い、ハードボトムで効果的ですね」。

三原直之(みはら・なおゆき)1991年2月18日生まれ。2015年のJBジャパンスーパーバスクラシック優勝など、すでに様々な輝かしい功績を残している若手アングラー。東条湖や生野銀山湖などのリザーバー・ハイランドレイクでのボート釣りから、淀川や野池などの岸釣りまで、あらゆる釣りに精通するオールラウンダーだ。本誌では淀川における春の必釣パターンを紹介!!

野池×山本訓弘:ジャバロンネオ135[イマカツ]

ピンスポットに引っ掛けてひたすらロングシェイク

「ボトムにあるオダや岩などのピンスポットに入れて、ひたすらシェイクします。シェイクは最低でも10秒、長いときは1分以上続けますよ。春の野池は暖かい日にドーンとでかバスが浮いていたりするので、それをサイトで狙ったりもします。ボトムからグリグリっと上に巻き上げると一気に食ってくることがありますよ。シンカーはブラックビーンズTG10グラム(リューギ)に、フックはインフィニ4/0(リューギ)です」

山本訓弘(やまもと・のりひろ)淡路島の玉ねぎ農家が実家のため、“オニちゃん”の愛称で親しまれている。淡路島野池をホームに各メディアで活躍。ベイトタックルオンリーのストロングなスタイルが信条だ。今後ますますの活躍が期待されている期待のヤングアングラー。リューギの開発スタッフ。

『ルアーマガジン2018年4月号』に掲載されている「2018フィールドタイプ別春爆ルアーガイド」では、上に紹介したアングラー8名が、それぞれ5つのおすすめルアーを紹介! フィールドごとの春シーズンの特徴もアドバイス。春爆に備えて熟読すべし!

『ルアーマガジン2018年4月号』のお求めは…

『ルアーマガジン』は毎月26日発売です!(一部地域除く) 4月号は特別定価840円(税込)!お求めは全国の釣具店や書店で! お近くのお店に置いていない場合は、そのお店でご注文いただくか、弊社販売サイト「NAIGAI SHOP」をご利用ください(1,000円以上お買上げで送料無料です)。

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