DVD木村建太『琵琶湖野郎3』の撮影で琵琶湖を訪れたルアマガムービー・マシモP。またもやロクマルを仕留めた木村建太プロの勇姿を収録した後、同作の主要テーマである”ルアーパワー”を自身でも体験するため、ディスタイル契約プロガイド・にっしいこと西平守良氏の船で湖上へ。 スイミングジグの使い方を初心者レベルからハウツー伝授してもらい、釣りまくってきたらしい。その模様をリポート!
DVD木村建太『琵琶湖野郎3』のテーマはルアーパワー!!
こんにちはマシモPです。
ただいま絶賛撮影中の木村建太DVD『琵琶湖野郎3』。今回のテーマは”ルアーパワー”! ルアーの持つ力そのものでバスを惹き付ける! 遠くから呼ぶ! 一部のルアーが持つ、そんな”力”をテーマに収録を重ねています。
そして野郎さんことキムケンは、なんと昨秋の撮影に続きロクマルをキャッチ! さらには50アップでリミットメイク! と、ルアーパワーを遺憾なく発揮したロケとなりました。いやぁ作ってる自分が言うのもナンですが、今回の『琵琶湖野郎』はヤヴァイですね…。
ちなみにこちらは昨秋にマグナムクランクで獲った”63″!
本編中にはそんな”ルアーパワー”を持ったいろんなルアーが登場する予定。その他にもまだ野池ロケを残してたりするなど、バラエティに飛んだ濃い内容になることマチガイなし! どうぞお楽しみに!
さて、そんなロクマルロケの後はマシモもルアーパワーを感じてみたい!
…と思ったのかどうなのか(笑)、撮影の翌日、マシモはディスタイルスタッフにして琵琶湖ガイド・にっしいこと西平守良さんと湖上に出ることと相成りました。
ガイド艇はディスタイルフルラッピングの青いボート! それもそのハズ、青木大介プロの前愛艇なのですよ。大ちゃんファンにとっては密かに嬉しいポイントカモ。w
実は今回はドローンを船から飛ばしての撮影練習も兼ねてたり、ってことで船上でいろんなトラブルありつつも準備をしていると…、
ドーン! にっしいガイド、マリーナから出船してスグに50絡みをキャッチ。w ちぃっ…。
まぁ、そんな生殺しを体験しつつ午後からマシモも釣りスタートです!
いつも笑顔のにっしいパイセソ。今回もヘタレのマシモに50アップを釣らせてくれるのでしょうか? って言っても流石に午後からだとヤベくね? 前日の野郎さんは爆発したものの、全体的には釣れている人とそうじゃない人が極端にハッキリ分かれている模様。実に春らしく、ハマれば爆発するけど、間違っている人はまったく釣れないという、(ほとんどの場合で間違っている)マシモには辛い状態ッスね…。(涙
にっしい『もうね、今日はスイミングジグ一本勝負で行きますわ』
…と、別にマシモが前日の野郎さんロケの釣果を話したワケではないのに、同じルアーチョイス。
今まで陸王とか艇王とかをずーっと撮影してきて思うのですが、やっぱり釣れるトッププロとかって同じタイミングで同じ思考をしていることが多いです…。コレはホント不思議ですね。
…ってコトで、この日のにっしいのタックルは、
さぁ、実釣開始です!
にっしい『今日は良いウィードの残ってるシャローでスイミングジグを巻きます! まずは底を取ってゆっくり硬いウィードに当たるのを感じつつ引いてきてください』
えっ、そんなコト分かるのかなぁ、とイキナリ自信のないマシモ。いや実は未だに底を取るのが苦手で、光大郎さんと釣りに行ったりすると大量のダメ出しを食らうくらいなんですけどね…。
にっしい『バレッジスイマーは特殊な形状をしているので、底も感じやすいから大丈夫ですよ。もし引いている最中に何らかの違和感を感じたら、スグに合わせないでそのまま引いてきて、バスの重さを感じたら大きく合わせてください』
ってコトでキャスト! 底を取ってリトリーブすると、時折りコン、コン、と確かに硬い何かに当たる感触が。マシモ「なんかコンコン来てますわー」
お、ひょっとしてコレは釣れちゃうか、釣れちゃうのか〜? と思っていたら
ドーン!!
来ましたわー! にっしいに(涙
くっそう、俺も負けないぜ! とマキマキしていると…。
コン、コン、コン、カン…、
ん、”カン”!? 超アタリっぽいけど、単発だしその後も普通に巻けるけど、????なんかおかしいようなまだ食ってるようないないようなぁー…、と思ってたら食っとるー!!
ボーン! おりましたわー!
いやー、なるほどコレがスイミングジグの喰い方、アタリですか…。こりゃ事前に教えて貰わなければ最初のカン、で合わせてノラなかったかも知れないです。こんな新しい釣りを覚えられるのも、ガイドして貰うメリットですねー。
そして前回の琵琶湖遠征の反省(ライム)を活かしたマシモのタックルは…、
ルアマガ本誌人気連載「ドラマチックハンター」絡みで作った「ドラハンロッド」のDHC707MH-4チバラギフリップ707+スティーズ100HL[DAIWA]。
ルアーマガジンxレジットデザインのコラボで発売されたこのロッド(現在は売り切れ)ですが、思った通り抜群の遠投性と十分なフッキングパワーを持っていました。さらにこれがアラミドの威力なのでしょうか、アレ、バス小さい?と思うほど余裕のファイトでした。そして携帯性に優れたマルチピースは仕事道具に忍ばせてこっそり釣りすることが可能!(オイ) このパフォーマンスでこの値段…。中の人ながら恐るべしルアマガオリジナルロッド…。
ラインは天才・松本幸雄さんオススメの「ガノア・アブソルート16ポンド」[バリバス]。いやホントこの糸いいですわー。下手くそなマシモがバックラッシュしてもキンクができにくいし、しなやかなのに適度のハリがとっても使いやすいッス。ちょいと高いけど、完全にマシモの勝負ライン。大事な場面ではもう欠かせません。
そしてにっしいからお借りしたバレッジスイマー アナザーエディション3/8オンス[ジャクソン]+パワーウィグラー[バークレイ]の組み合わせ。
コレで調子に乗ったマシモ。今度は僅かな違和感を感じつつマキマキマキすると…、
にっしぃ『あぁ、このエリアどんどんバスが入ってきますわ、もうココで夕方まで粘りましょう』
この日は沖に大船団ができてたのですが、にっしぃがポジションを取っていたのは比較的シャローなエリア。一度だけ沖目を探りに行きましたが、後はずっと他の船も少ないシャローエリアでのゲーム展開。それでもしっかり確信を持って釣りをしてるのが、一見ほわっとした外見に隠された、にっしぃパイセソの凄みです。
そして〆にはマシモにドーン!
そして秘策ルアーも!
Dブレード(ディスタイル)のブレードを外しスイミングジグとして使うとこの釣りにマッチするそうで、ウィードのツラをかなりイイ感じで引いて来れるとか。
…というワケで、半日ですが春の琵琶湖をたっぷり堪能させてもらいました。
いつも思うのですが、遠征組はモチロン、レンタルやマイボーターの方でも、一度はガイドさんにお世話になると釣りのレベルが上がることは間違いナシかと思います。
琵琶湖野郎氏はじめ、超人気ガイドさんは予約もなかなか取りづらいですが、にっしぃパイセソ含めてまだまだ実力者はいっぱいいますので、ぜひぜひ体験してみてください。
そうそう、このスイミングジグの釣りとエリアは初夏くらいまでは楽しく遊べるみたいですよー。