ゆったりと流れる川面から、かろうじて底の様子が見てとれる。浅瀬には小魚が舞い、ときおりボトムでギラリと魚体がひるがえる…。どこかで見たような風景の中、Tシャツ短パンスニーカー姿でアプローチするのは木村建太氏。気軽に楽しめる、アメリカの川スモールマウスバス・チャレンジ。そこで爆発的な威力を発揮したルアーを公開する。
キムケン×スモールマウスバス! 超合理的、超々釣れるルアーセレクト!!
「陸っぱり川スモール」をテーマとしたロケで米国入りした木村建太さん。どんな場所で、どういったアプローチを踏み、いかに爆釣に至ったか…は別冊ムック『ルアーマガジン スモールマウスバス』に詳細記事化されている。この釣行取材において、木村さん独自の観点で爆釣に行き着いたルアー群を紹介しよう。
舞台は、こんな感じの小〜中規模河川。ほぼヒザ下くらいの水深で、深くても股下くらい。流れは緩やかで、川幅に応じて瀬を形成している。
樹脂製リアプロップがスモールを狂わす「ワッパープロッパー」
ペンシルベイトのような造形でシングルペラがついたテールが回転する、ちょっと変わったトップウォーターが「ワッパープロッパー」。
木村「マスキー用とかで、こういうカタチのルアーは昔からある。バス用で、しかもトーナメントのウィニングルアーになったコイツは、一時期アメリカでも高額で取引されていたほど。確かに、フィールドや魚種を問わず、強烈にサカナを引っ張ってくる、すごいパワーを秘めたルアー。スモールでいうと、こういう回転系ってヤツら好きで。さらにトレブルフックが付いているからノリもいい」
木村「フックアップしにくいルアーではあるので、基本的にトップはフックを換えています」
130には#1、110は#2、90は#3。すべてピアストレブル[リューギ]だ。
ワッパープロッパーには、写真の90ミリ、110ミリ、130ミリのサイズが揃い、さらに特大の190も存在する。リバーツーシーには、このルアーをペラにした(しかもツイン!)バズベイトも存在。
ビッグなスモールマウスバスはもちろん、アベレージサイズも根こそぎ水面を割ってきた!
引き方やアプローチについては、別冊ムック『ルアーマガジン スモールマウスバス』を参照すべし。
最臭、最釣!!!! バークレイの最終兵器「マックスセント」シリーズ
アメリカの最強ワームラボ「バークレイ」が満を持してリリースした「マックスセント」シリーズ。
木村「ウォーターベースのニオイ素材が、モチモチしたマテリアルでホールドされている。柔らかくワームの動きは秀逸で、ハリ持ちもいい。かなり長時間ニオイが発散し続けるし、放っておいても硬くなったりという変質はゼロ」
ニオイは、刺すような感じではないが、トルクのあるサナギ粉系で、強烈だ(>_<)
パワーベイト・マックスセント・クリーチャーホッグ[バークレイ]
フラット&ワイドなボディと、水押し力のあるアームが特徴のクリーチャーホッグ。木村さんは、オフセットフックにフットボールシンカーをリギング。
フットボールヘッド[リューギ]に、すきなオフセットフックを装備して使う。
パワーベイト・マックスセント・Dワーム[バークレイ]
この「Dワーム」は5.5インチ。マテリアルがいいからか、ネコリグにしても身切れしづらく、ネイルシンカーも飛びにくい。
パワーベイト・マックスセント・ヒットワーム[バークレイ]
4.5インチの「ヒットワーム」。木村さんは上の「Dワーム」とローテーションした。
木村「『ヒットワーム』はネーミングが少し安直過ぎますけど(笑) スモールはラージより嗅覚に優れているから、この素材は強力ですよ」
ムック本『ルアーマガジン スモールマウスバス』では、川スモールを抜きまくるキムケンメソッドや、各ルアーの使い方など、誌面では超々詳細にレポート! また、ラストを飾るビッグな川スモール捕獲劇もライブ感たっぷりにお伝えしている! もちろん、ニッポンのスモールマウスを狂わせるルアー&テクニックも、豪華なエキスパートたちが徹底的に掘り下げる! スモール入門にも、やりこみ勢にもドンピシャなスモール釣り指南の決定版だ!!!!