日本全体の少子高齢化社会が進む中、釣り業界および釣りをレジャーとして楽しむ層もその影響を否応なく受けつつある昨今。そんな現状を憂いたルアマガファミリー・O木が、新世代のソルトアングラー発掘を目指し立ち上がった。自身が注目する若手アングラーのプライベートフィッシングに同行し、その魅力を広く世に発信。ソルトファンおよびソルト業界(特にルアマガソルト・N川編集長)に猛烈アピールを試みる。その最初のターゲットは安田ヒロキ氏。横須賀にてサーフメバルに赴いた模様をお届けする。
ソルトアングラー・安田ヒロキという男
安田ヒロキさんは横浜在住。東京湾全域をホームとし、シーバスをメインとしながらも、メバルやアジングなどのライトゲームも得意とする若きマルチアングラーだ。アピアフィールドスタッフ、アムズデザインテスターも務める。
2017年に『ルアーマガジン・ソルト』のインプレ取材(タックルハンター)を通じて知り合うこととなった安田さん。同年fimoで開催された1対1のネット生配信シーバスバトル「独戦」にて初代チャンピオンにも輝いた彼は、本企画の第1回目にふさわしいアングラーと言えよう。
時は3月プレミアムフライデー、メバルを求めて横須賀へ
…ということで、安田さんとのプライベートフィッシングに赴いたのは3/30(金)。PM10:30、横須賀の某コンビニにて落ち合った。
安田「おつかれさまです!今晩は楽しんでいきましょうね~」
仕事帰りであるにもかかわらず、疲れた表情も見せず爽やかに登場した安田君。彼は代官山のアパレルショップに勤務する傍ら、仕事帰りに週3(!?)のペースで釣りをしているとか。何ともエネルギッシュだ。
安田「今晩はサーフメバルを狙いましょう! 本来はリクエストいただいていたシーバスで行きたかったのですが、いま状況があまり良くないようで。代わりに最近調子が上がってきているサーフメバルを楽しみたいと思います。ちょうど潮止まりのタイミングなので、干潮からの上げを狙って行きましょう!」
いざ実釣!さぁ魅せてもらおうか、その実力を。
コンビニを出発して15分ほど走らせて、まず最初のポイントへ。風向きや潮位を確認し、早速実釣開始!
安田「最初は表層から広くサーチしていきます!」
そう言ってキャストしたのは、アピアの新作「ルアー・ハイドロアッパー55S」。
隣りで同じ竿を出したO木もキャスト。すると、1投目からまさかのヒット! しかーし、「ジーっ」とけたたましく走るドラグ音とともに立ち位置手前の海藻に潜られ、痛恨のフックアウト! ありゃ完全にシーバスだったな(笑)
もちろん安田君もすかさずヒット!! しかしこれもシーバス・・・笑 そして同じくフックアウト(ノ∀`)アチャー
安田「魚の活性高いすね!今日はイイ感じかもですね」
ちなみに、この時期シーバスはサーフのブレイクに沿って回遊しているらしく、この場所はよく外道として釣れるんだとか。
しかしそのあと、ルアーをローテしながら探るも反応なし。小移動したところ、その直後にまたもやO木の竿にシーバスが! 今度はキャッチしたいので慎重にファイト。60cmほどのシーバスを無事にキャッチした。
釣れたよメバル!
安田君もシーバスのバイトを得たりするも、表層でのメバルのアタリはなく、徐々にレンジを下げていく。ルアーはハイドロアッパー55Sより深いレンジを探れ、シルエットが小さなパンチライン45にチェンジし、カラーを変えながら探っていく。
そしてついにバイトの瞬間が!
安田「釣れました! サイズはカワイイですがw」
さすがは次世代エース! きっちり仕事をしてくれました。
O木「ところで安田君、さっきルアーを選ぶとき、すぐにスナップにルアーを付けないでじっと見てたけど…?」
〈次のページ(2/2)安田流ルアーセレクト、”魚からの見え方”を意識する!?|セカンドスポットでも良型ゲット!|これから”安田ヒロキ”が目指すもの〉