夏の釣り場に潜むブユ・アブ・ヌカカ…。極悪虫刺されカユミ地獄の応急処置にお灸を据えてみた話【完全自己責任編】



梅雨から夏へと進むフィッシングのハイシーズン。サカナの活性も上がるのだが、当然ながら釣り場に潜む虫や蟲やムシたちも活性が上がりまくり。バス釣りや渓流トラウトの場合は「ブユ」や「アブ」、海釣りでも「磯ヌカカ」なんていう極悪なムシどもが…。本稿は、ベテラン釣り編集者が釣行取材中にうっかり露出してしまった肌を見事に食い荒らされてしまい、猛烈なカユミ地獄に襲われる中、ネット情報にすがり”お灸”を据えてみたという話。災いすらもネタとして昇華させるプロ根性、笑い飛ばされたし。

[本稿はあくまでも執筆者の個人的体験を綴ったものにすぎず、何らかの医学的な裏付けが元になっているものではありません。あくまでもエンターテインメントの一種として読み飛ばしていただければと。また、グロ苦手な方は無理せず別の記事を読まれことをオススメしますm(_ _)m]

「この…オレの野郎めぇェエエエエェェェエエ!!!!」【まずはともあれ予防】

釣り場に潜む恐ろしい敵、ブユ・アブ・ヌカカ…。どれもやっかいなのが、”蚊”なんて比較にならないくらいの激しい「かゆみ」。虫除けスプレーやハッカ油なども有効ですが、やはり最強なのが「肌を出さない」ということ。

はいッ、拡大画像のココ注目!↓

足首…こういうトコロ、絶対やられます!(やられました)

完全ガードの同行者と比べ、10:0で刺されまくりでしたね…。ポイズンリムーバーも、経験者曰く「少しはマシになる」程度とのこと。

【ここからグロ注意!!!!】地獄系ムシにやられると、こーなる!!!!1【】

刺されたその日は、ぼんやりと腫れ上がって「かゆいなー」程度で済んでました。ここで掻きむしるようではお子様です。小生もムヒEXやら塗って難を逃れました。また、体質や次の日の行動によって、虫刺され六道でも深刻な地獄道に墜ちていきます…。

あまりにアレなのでモザイク処理かけました。あとは想像力で補ってください(以下同)

これが地獄だ!(泣)

これらは右足。左足もヤられてます

刺された次の日、ちょうどハイカットのブーツのエッジが患部に擦れまくり、一日中掻きまくったのと同じ刺激を与えた模様。皆の衆、たわわに実ったのォ。果実を収穫する時期が来たッ!!!(かゆみで身もだえ中)



どーするオレ! 一番信頼ならないのがオノレなら…頼るは…ッ…ネット!(愚者)

苛烈な果実が実った次の日が、土曜日で幸いにも久々のお休み…☆ よっしゃレッツ医者ドクターへGO! と思いきや、さすが編集部最弱を誇る脆弱編集者、11時間睡眠にて、起床時にはお医者サマの営業時間を逃していたという名采配。うむ、天晴れ! 掻きむしって共に生きていくしかないのか…という絶望感。以前、ブユやヌカカにヤられた時、長いと完治まで半年ほどかかった記憶が蘇る…。

絶望感を胸に、現代人よろしくネットに助けを求め色々サイトを彷徨っていると、結構気になるワードがちらほら。それが…。

【ここからは完全自己責任で】日本が誇る「お灸」。レッツゲットせんねん灸!!!!

お灸で「かゆみ」が治まる!? マジですかソレ…。両の足首に架せられた、この重すぎる足かせから解放されるッ!? 衣服ガード&寝坊しなければ防げた自業自得の所業ですが、この時点では他に打つ手ナシなんで、ダメ元で敢行するのみ!

「せんねん灸 オフ 70 竹生島」生まれて初めてお急なるモノを買ったわい…。お値段は某マ◯キヨで800円弱。まぁ高いのか安いのか分からないけど背に腹は替えられないッッ!(かゆい)
70って、70個入りって意味か…。

火と消毒液でアレを消毒して、水ぶくれ的な箇所をブレイク。そんな場所にこんなモノを灸するなんて、マジで取り扱い説明書にもNGと書かれてるんで、皆々様におかれましては軽い気持ちでお試しになどされぬように…。

一番温熱が低いというモデル「竹生島」をチョイス。ちなみにこの「せんねん灸」、滋賀県は長浜のメーカーさんが作っているみたいです。近江兄弟社といい、名メーカーが少なくないぜ滋賀県。気分は琵琶湖でかバスハンティング!!!?(ヤケクソ)

この先端にまず火を点けるんですが、かなり小さい&不慣れなもんで、ターボライターとかで着火した方が良いです。あと、この円盤すぐ熱くなるんでヤケドに注意! 熱かった…。

貼付分はシールになっています。軟膏塗ってたり、汗ばんだりするとはがれて床に落ちたりしたら一大事(床や嫁的に)なので、気をつけましょう(落としました)。まさに刺された跡に直撃で貼っていきます。刺された分だけお灸を据えてやる!

見よ、狼煙(のろし)が上がったぞーッ!!!!!

あ、あったかいナリ…と思っていると、チリチリとした痛アツ気持ちよいモードへ。ここで熱さをガマンし過ぎると本当のヤケドに移行するので注意。しばらくすると煙が消えますが、もうしばらく内部で燃えているのか熱いです。煙りが無くなってもしばし放置しましょう。あと、空き缶か何か、使用後の灸を一旦置く場所を確保するべき。「お灸外そう…熱ィ! ヤッベ置き場がないッ!!!!」というダメパターンを回避できます(経験談)。

さて、結果は…【自己責任】【個人の感想です】【悪用厳禁】【悪霊退散】

お灸をする前のかゆみが100だとすると、お灸後は3くらい…? スッキリ。刺されたかゆみの毒素?が熱に弱いとかなんとかで、東洋系の民間療法的には熱による対処法が色々あるみたい。まあそのへんの仕組みは理系敏腕編集者に任せるとして、文系低脳編集者はカラダを張ってみました、とゆーおハナシ。モチロン週明けに皮膚科へ朝イチ乗り込みましたけどね…。

[最後に重ねてもう一度。本稿はあくまでも執筆者の個人的体験を綴ったものにすぎず、何らかの医学的な裏付けが元になっているものではありません。皆様が同様の場面に遭遇した場合の判断につきましては、完全自己責任にて願います]