メガバスのプロスタッフ・かつぅ氏が、月ごとに最高にハマるメガバスルアーを2アイテム紹介する連載「かつぅのHOW TWO メガバスプラグ ~Veteran & Rookie~」!! 長く愛される名作(=Veteran)でその威力を味わうもよし。新登場ルアー(=Rookie)を早速使い込むもよし。今月も深くて広いメガバスワールドツアーにご招待するぞ!! 7月のおススメルアーは「プロップダーター80」と「ロビンブレード」だ! こちらではRookieルアー「ロビンブレード」を紹介しよう。
〈前のページ(1/2)5月のおススメ side:Veteran:プロップダーター〉
7月のおススメ〈side:Rookie〉ロビンブレード
①ルアー概要
かつぅ「7月のおススメside:Veteranは、先月発売されたばかりの『ロビンブレード』。メガバスでは二つ目となるブレーデッドベイト、いわゆるチャターベイトです」
かつぅ「ブレーデッドベイトといえば、ラバージグにブレードが取り付けられたようなルアー。投げて巻くだけでブレードが激しく動き、音やフラッシングを放ちながら泳ぐので、スピナーベイトやクランクベイトのように広範囲を探るのに適したルアーです」
かつぅ「ちなみに、メガバスのもうひとつのブレーデッドベイトは『ワイルドヘッダー』。こちらはリトリーブ中にランダムで泳ぎが乱れるチドリアクションを発生するタイプなのに対し、今回紹介する『ロビンブレード』はチドリアクションせず、直進安定性に優れたタイプ。狙ったトレースコースを正確にリトリーブしやすいので、ストラクチャー際を精密に狙うことができるのです」
かつぅ「そしてロビンブレード最大の特徴がブレード。一般的なブレードが平ら、あるいは横方向に折り曲げられているのに対し、ロビンブレードは縦に曲げられているのです。これによって、ロビンブレードはチャターベイトならではの激しいアクションを残しつつ、高速リトリーブでも浮き上がらないレンジキープ能力を体得しています。その自信の表れか、ラインナップしているウェイトは現在3/8オンスのみ(笑)」
かつぅ「トレーラーは何でもOKですが、かつぅ的なおススメはスリングシャッド。メガバスの開発ブログではハゼドンやスピンドルもおススメしてますね」
②狙う場所
かつぅ「7月にロビンブレードを使う理由は、高活性な魚を素早く釣っていけるから。つまり、スポーニングから完全回復し、ベイトフィッシュを活発に追い回している魚を波動の強さと手返しの良さで狙えるというわけなんです。そのため、岸際やシャローフラットなど、フィーディングエリアとなるような場所であればどこでも使えます。また、スピナーベイトのようにフックが上向きでスナッグレス性能もいいため、沈み物やウィードの上スレスレを巻いてこられるののもポイント。曇りや雨などのローライト、風が吹いて水面が波立っている時には特に有効です。濁りにも強いですよ!」
③スピナベ・クランクベイトとの違い
かつぅ「同じ巻き物ルアーとして、クランクベイトやスピナーベイトがあります。自分的にはこれらとの性能差を挙げると、
●スナッグレス性能:スピナーベイト>ブレーデッドジグ(ロビンブレード)>クランクベイト
●レンジキープ能力:クランクベイト>ブレーデッドジグ(ロビンブレード)>スピナーベイト
●波動:クランクベイト>ブレーデッドジグ(ロビンブレード)≧スピナーベイト
●フラッシング:スピナーベイト>ブレーデッドジグ(ロビンブレード)>クランクベイト
と、こんなイメージです。
ただし、ルアーによってはいずれかの性能に特化させていることもあったりするので、一概には言えません。なので上の解説は参考程度でお願いします(笑)」
④使い方
かつぅ「おススメの使い方はもちろんストレートリトリーブ。アピール力が高い、つまりバスを引っ張ってくることができるので、浅い場所を引いてくるだけでもOK。イメージとしては、泳いでいるルアーが見えるか見えないかのレンジですね。巻き速度は任意のレンジを引いてこられる速度。手元にしっかりと感じられるアクションは、多少ウィードやゴミを拾っても感じられますし、逆に感じなくなったらバスのバイトかもしれませんよ!」
使用したタックル
かつぅ「ロッドですが、適度に張りがあり、なおかつノセがきくようなM〜MHのロッドがおススメです。スピナーベイトと同じタックルでも問題ないと思いますよ!」
かつぅ「7月とはいえ、巻き物が活躍するシチュエーションはまだまだあります! そんな時にはロビンブレードをガンガン巻きまくっちゃってください!!」