メガバスのプロスタッフ・かつぅ氏が、月ごとに最高にハマるメガバスルアーを2アイテム紹介する連載「かつぅのHOW TWO メガバスプラグ ~Veteran & Rookie~」!! 長く愛される名作(=Veteran)でその威力を味わうもよし。新登場ルアー(=Rookie)を早速使い込むもよし。今月も深くて広いメガバスワールドツアーにご招待!! 8月のおススメルアーは「シグレ」と「ポニーガボット」。 まずはVeteranルアー「シグレ」を紹介しよう。
8月のおススメ〈side:Veteran〉シグレ
①ルアー概要
かつぅ「8月のおススメ〈side:Veteran〉は、2007年に登場したトップウォータープラグ『シグレ』シリーズ。見た目はもちろん、そのラトル音までをもセミに似せたプラグです。フックは1個ですが、フッキング性能は抜群なのでご安心を!!」
かつぅ「多くのセミ系ルアーとは異なり、お尻側にラインアイがついているのが特徴。そのため、羽根はボディ後方、つまりセミの頭のすぐ後ろ側にに設けられており、そのリアルさが際立っています」
かつぅ「羽根はソフト素材でできており、ストレートリトリーブによるクロールアクションはもちろん優秀ですが、シェイクして使うと非常に柔らかな波紋を発生させることができるんです」
かつぅ「また2種類のラトルが入っていて、決して大きくはありませんが、落下してもがいている時のセミの鳴き声をリアルに再現しているんです!」
かつぅ「翌年の2008年にはサイズアップ版かつカバーに強いダブルフックを搭載したグランドシグレ、そして2016年になるとサイズダウン版で低浮力のタイニーシグレもリリースされ、現在は3種類がラインナップされています。マッチ・ザ・ベイトや、使うタックルに応じてた使い分けでもOKです。自分の場合、ベイトタックルでも投げやすいグランドシグレを使うことが多いですよ」
②狙う場所
かつぅ「シグレを投げる場所でイメージがわきやすいのは、やはりオーバーハング下などのいかにもセミが落ちてきそうな場所ですよね。ですが、何も虫をイミテートした使い方しかできないわけではありません。例えば、日中にできる狭いシェード。そんな場所でもシグレは活躍してくれます」
かつぅ「これは単純にムシが落ちてくるような場所というよりも、8月のバスがいやすい場所、つまりシェードがキーになるからなんです。加えて、この季節のバスはシェードの中の表層付近にぼんやりと浮いていることが多いため、トップウォーターに対する反応もいいですしね」
③使い方
かつぅ「そしてオーバーハング下や狭いシェードなどをじっくり狙うために、シグレはシェイクさせて使います。できるだけ移動距離を抑えて、波紋だけ出してあげるイメージでOK。シグレなら繊細なシェイクでもジジジと音を出して誘うこともできますからね。クロールアクションは自分はあまり使いません。下手に動かしすぎないのがかつぅ的なお勧めです!」
④使用したタックル
かつぅ「グランドシグレの場合、ロッドはF3(ML)クラスのベイトロッドが正確に投げられるしおススメです。オリジナルのシグレならベイトフィネスやスピニング、タイニーシグレならスピニングが最適なタックルになってきますよ」
かつぅ「セミの形をしたルアーですが、単に虫食いバスを狙うためだけのルアーではありません。ピンスポットをネチネチと狙えるトップウォータープラグ。それがシグレなんです!!」
グランドシグレ[メガバス]
●大きさ:42.5ミリ
●重さ:1/4オンス
●カラー:全24色
●価格:1650円(税抜き)
シグレ[メガバス]
●大きさ:36.5ミリ
●重さ:3/16オンス
●カラー:全24色
●価格:1600円(税抜き)
タイニーシグレ[メガバス]
●大きさ:30ミリ
●重さ:2.7グラム
●カラー:全10色
●価格:1480円(税抜き)