メガバスのプロスタッフ・かつぅ氏が、月ごとに最高にハマるメガバスルアーを2アイテム紹介する連載「かつぅのHOW TWO メガバスプラグ ~Veteran & Rookie~」!! 長く愛される名作(=Veteran)でその威力を味わうもよし。新登場ルアー(=Rookie)を早速使い込むもよし。今月も深くて広いメガバスワールドツアーにご招待するぞ!! 8月のおススメルアーは「シグレ」と「ポニーガボット」。 こちらではRookieルアー「ポニーガボット」を紹介しよう。
〈前のページ(1/2)8月のおススメ side:Veteran:シグレ〉
かつぅ:メガバスが誇るイケメンプロスタッ…
8月のおススメ〈side:Rookie〉ポニーガボット
①ルアー概要
かつぅ「8月のおススメside:Rookieは、特徴的な形状のフロッグ『ポニーガボット』」
かつぅ「メガバス初のフロッグ『ポニーフロッグ』に続き、2013年にリリースされたフロッグがこの『ポニーガボット』です」
かつぅ「このポニーガボットはカタマランマウス(D.PAT.P)という、特徴的なヘッドを持っており、移動距離を抑えたピンスポットターンを得意としています。
かつぅ「このエッジの効いたボディ側面により、テーブルターンの際にはしっかりと水を動かしてアピールすることができます。また、ラバースカートがボディの高い位置に設けられており、水の抵抗を受けにくいため、テーブルターンさせやすくなっています」
かつぅ「ラインナップはノーマルとジュニアの2種類。基本的には長さが違うだけで、同重量。デザインもほぼ同じです」
かつぅ「首を降らせやすく、比較的広範囲を釣りやすいのがポニーガボット。細かいテーブルターンによってピンスポットアプローチが得意なのがポニーガボットジュニア。自分は、そういったイメージでこの2種類を使い分けていますよ!」
②狙う場所
かつぅ「8月は少しでも水温の低い場所を釣るのが重要です。それはオーバーハングや垂直護岸によってできる影、リリーパッドなどのカバーによって形成されるあらゆるシェードが狙い目になるということ。ポニーガボットならスナッグレス性に優れ、短い距離でのアプローチも得意なので、全てのそういった場所を的確に狙えるのです!」
③使い方
かつぅ「使い方はシェードの中に投げて、しつこくテーブルターン! もうできるだけたくさん首を振らせましょう。フロッグはカエルとしてのみではなく、虫ルアーのイメージでも使えますので、ピンスポットをネチネチと狙うわけです」
かつぅ「ポニーガボットなら、短い距離でもよく首を振らせられるし、いい感じの水しぶきでもアピールしてくれます。操作のコツは何といってもラインスラッグ。ロッドティップを下げた状態から一瞬だけチョンと動かして次の瞬間には元の位置にティップを戻す。つまり、ラインを張る→緩めるを素早く繰り返すわけなんです」
かつぅ「ちなみにボディからフックが出ている場所に、接着剤で水が入らないようにするシーリングという小技がありますが、あまり接着剤を塗りすぎるとフッキングが悪くなるので、自分は少しだけやるようにしています。使っているうちにフロッグが沈んできてしまったらボディをつぶして水を抜きましょう」
使用したタックル
かつぅ「カバー絡みのハードな釣りになるので、タックルは特に気を付けたいです。ロッドはできればフロッグ用のものがいいですね。メガバスでいえば、今回使ったデストロイヤーのリリーパッドサバイバーか、オロチカイザのマッドバッカータイプLがおススメ。前者なら小場所やピンスポット狙い。後者ならオールマイティに使いやすいです。フロッグ用と言っても、ビッグベイトや普通のカバー撃ちなんかでも使えるので、汎用性は意外と高いです」
かつぅ「リールは頑丈でハイギアなものを。今回は諸事情でIP68ですが、本来ならIP79を使います。そしてラインはPEライン。濃いカバーからバスを引っ張り出すためというのはもちろん、太いダブルフックをしっかりとフッキングさせるためにはPEラインが必須となります」
かつぅ「フロッグは固いロッドにPEラインの組み合わせが基本。キャストもルアー操作にもコツがいりますが、できるようになれば自身の釣りのレベルを上げることができるはずです。フロッグはカバー撃ちのようであり、トップウォーターフィッシングでもある。もうバスフィッシングの魅力の塊のようなルアーですから、皆様もぜひ、ポニーガボットでフロックフィッシングを楽しんでください!! そしてもっともっとバス釣りの腕を磨きましょう!!」
ポニーガボットジュニア[メガバス]
●全長:54ミリ
●重さ:3/8オンス
●カラー:全10色
●価格:1300円(税抜き)
ポニーガボット[メガバス]
●全長:63ミリ
●重さ:3/8オンス
●カラー:全10色
●価格:1300円(税抜き)