「チヌって結構面白いよね!」 そんな声が各地から聞こえるのがチヌ=クロダイ。エサ釣りで不動の人気魚は、ルアーフィッシングの好ターゲットとしても人気上昇中。全国的に生息していて、釣り方も難しくなく、誰でもエントリーしやすいのが魅力だろう。そんなチヌ攻略は、昼と夜で釣り分ければ比較的イージーなのだ。
どこでも可能性があり、引きが強いのが魅力のルアーチヌ
港に行くとチヌをよく見かけないだろうか? チヌはどこにでもいる全国区の魚だから、何時間も車を走らせてわざわざ釣りに出かけずに狙える地元密着魚。
釣り場が近ければ釣りに行く回数を増やせる。ちょっと時間ができたときにサクッと釣りにも行ける。昼も夜も狙える魚だから、魚の都合に合わせる必要もない。この魅力は大きい。
引きが強いため、30cmクラスの魚でも釣り味が抜群。本場オーストラリアではトーナメントも開催されているほどチヌゲームは人気が高い。
河口の砂場狙いが◎。カニやエビもいれば可能性UP
中山「貝を食べる魚ですから、潮干狩りができるような河口付近の砂場が狙い目です。河口は流れがあり、固めの砂底であることも良い条件になります」
中山「釣り場選びに困ったら、カニがいる場所をとりあえず狙ってみるのもおすすめです。基本的に貝とカニが絡む場所は狙ったほうが良いです」
チヌはカニやエビなどの甲殻類が好物。岸際にそのようなベイトがいるようなところは可能性が高い。その中でもベイトが溜まりやすい場所を積極的に狙っていこう。
昼はエキサイティングなトップで魚を水面に引っ張る
昼と夜でアプローチを変える。中山さんが教えてくれたチヌ攻略のベーシックがコレだ。
中山「昼はトップウォータープラグで釣りやすいので、これだけで勝負します。喰ってくるのが目で見えるので楽しい釣りですよ」
エサが溜まりやすい場所を見つけてペンシルポッパーとペンシルベイトでそこを狙う。
中山「かりに魚を手にできなくても、追ってくる魚が見えればこのエリアには魚がいるとわかります。暗く目視しづらい夜は、この昼の情報を元に狙えば確率は高いです」
ペンシルポッパーとペンシルベイトはこう使い分ける
中山さんが使っているトップウォータープラグは、本場オーストラリアのプロスタッフも監修に携わったチヌ専用のシルバーウルフシリーズの2つ。だからこそ、実績は群を抜いている。
シルバーウルフ チニングスカウター 60F[DAIWA]
チヌが好むコンパクトサイズであるうえに、飛距離抜群で広範囲を探れるペンシルポッパー。小刻みなドッグウォークアクションを演出しやすく、ポップ音&スプラッシュでも遠くから魚を引き寄せる。
シルバーウルフ チニングペンシル 65F[DAIWA]
後方重心にすることで、浮き姿勢を立ち気味に調整したペンシルベイト。ドッグウォークアクションだけでなく、ダイブさせれば甘いスプラッシュ音でも誘える。アピール力はスカウターより弱め。
昼の情報が夜に活きる。気になる夜のズル引きゲーム
トップゲームは広く探れるのがメリット。しかも、水面だけで勝負するので根掛かりなどのストレスがないため、初心者でも楽しみやすい。昼は魚を引き寄せる力が強いトップでエキサイティングな勝負を楽しみつつ、魚の有無もチェック。トップに出ない渋めの状況では夜に底のズル引きで丁寧に狙っていけば状況を打破しやすい。夜のゲームについては続編でお届けするので、そちらもお楽しみに!
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