メガバスのプロスタッフ・かつぅ氏が、月ごとに最高にハマるメガバスルアーを2アイテム紹介する連載「かつぅのHOW TWO メガバスプラグ ~Veteran & Rookie~」!! 長く愛される名作(=Veteran)でその威力を味わうもよし。新登場ルアー(=Rookie)を早速使い込むもよし。今月も深くて広いメガバスワールドツアーにご招待する。8月のおススメルアーは「デッドスロウル」と「ディープカップビーバー」。 本稿ではRookieルアー「デッドスロウル」を紹介しよう。
9月のおススメ〈side:Rookie〉デッドスロウル
①ルアー概要
かつぅ「9月のおススメside:Rookieは、メガバス3番目のスイムベイト『デッドスロウル』です」
かつぅ「ファストリトリーブ対応のマグドラフト、スローリトリーブ用かつナチュラルアピールのマグスロウルに続き、今年登場したばかりの最新スイムベイトがこの『デッドスロウル』です」
かつぅ「その名前からもわかる通り、シリーズ最遅でのリトリーブを想定したスイムベイトであり、遅い速度で巻いてもレンジをキープできるよう、ウェイトレス設計になっています」
かつぅ「ボディのベースはマグスロウルですが、テールの形状を見直しており、より遅い速度でもしっかりとアクションするようになっています。
かつぅ「フックはお腹の中に差し込む形で固定できるようになっていますが、実はこれまでのモデルよりもしっかりと固定できますので、スキッピングを多用する際に心強いですよ」
かつぅ「サイズは7インチと5インチの2サイズが現在ラインナップされています。自分のベースは7インチで、水路や規模の小さい野池などでは5インチを使い分けています。また、ベイトフィッシュのサイズに合わせるのもポイントですね」
②狙う場所
かつぅ「体感的にはまだまだ夏な9月でも、水中では徐々に秋に向かっており、バスもそれを意識してか、栄養を蓄えるためにボリューム感のあるベイトを追いやすい傾向へと変化していきます。そこで、フィールドにいるそんなベイトフィッシュがいるであろう場所、そしてバスが追い込むであろう場所を想定して狙っていきます。具体的にはバスが追い込みやすいように、何かの近くを通してあげるのがポイントです。見えているブッシュの脇だったり、沈み物の上だったりですね。バスがベイト(ルアー)を見つけた時に、『あそこにいるなら追い込んで食える!』と思える場所です」
③使い方
かつぅ「デッドスロウルの特性を活かすためには、もちろんデッドスローでのリトリーブが基本。ゆ~っくり巻いて、バスを引き付けます。具体的には、ルアーが常に目視できるレンジを泳ぐ最も遅いスピードで通す感じです」
かつぅ「スイムベイトはスキッピングがしやすいので、オーバーハング奥に入れ込めるのも強み。9月でも水温の高い時期ならまだまだシェードは強いですし、他の巻き物では狙いにくい場所も手早く探っていけるわけです」
④使用したタックル
かつぅ「ロッドですが、5インチの時には『オロチカイザ F4.1/2-68KG ベノム』を、7インチの時には『F5-68Kスーパーオロチ』を使っています。ゆっくり巻いて使いたいので、リールはノーマルギアでOKです」
かつぅ「ベイトフィッシュライクな見た目に、バスをしっかりと引き付ける能力。そしてソフトボディがもつ独自の食わせ能力。シチュエーションに適したスイムベイトを選べれば勝負が速いので、ぜひ使いこなしてみてください!!
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デッドスロウル 7インチ[メガバス]
●全長:7インチ
●重さ:1.2/9オンス
●カラー:全11色
●価格:1350円(税抜き)
デッドスロウル 5インチ[メガバス]
●全長:5インチ
●重さ:5/7オンス
●カラー:全11色
●価格:1250円(税抜き)
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