0.5~3.6gまで、全部で8タイプのウエイト展開がある「ハイバースト(ヴァルケイン)」は、エリアゲーム黎明期から業界を牽引し続けているモンスタースプーンだ。そのハイバーストに2019年2月、新たなウエイトが追加される。その意味はとてつもなく大きい。発売を待ちわびるエリアフリークたちのために、ヴァルケイン・プロスタッフ荒川通さんがハイバースト新ウエイトモデルの重要性を徹底解説。
■ガイド
荒川通(あらかわ・とおる)
ヴァルケイン・プロスタッフ。斬新な発想と攻撃的釣りスタイルで、エリア業界のトップを疾走するスピードスター。奥深い巻きスプーンの世界に傾倒する一方、革新的なボトムプラグの釣りも愛する。そんな優れたバランス感覚が高く評価されている。
全部で9モデルになるハイバーストの世界!
2019年2月に追加されるハイバーストのウエイトは1.4g。
1.4gモデルが追加されることによって、ハイバーストのウエイト展開は全9モデルとなる。
新発売の1.4gは、血統的にはハイバースト1.8gの遺伝子を受け継いでいます。って……これだけの情報でなるほど~って、分かって頂けるアングラーさんは、なかなかのハイバーストフリークですね(笑)。
■ハイバースト 1.4g
●カラー:定番30色
●ウエイト:1.4g
●価格::450円(税抜)
ハイバーストのコンセプトは『ハイアピール系スプーン』。アクションは強ウォブンロール
ヴァルケイン代表であり、ハイバーストの開発者でもある菊地栄一さんがハイバースト開発のために、気が遠くなるほどのテストを繰り返した管理釣り場がある。
そのエリアは『フィッシングクラブ・ジョイバレー』。千葉県・成田国際空港近くに位置する、日本屈指のマッディ系ポンドで知られている人気管理釣り場だ。
視覚に頼れないマッディポンドでも広範囲からトラウトを呼び寄せることができるスプーン、それこそがハイバーストの強さのヒミツの一因である。
さらに、低活性のトラウトに対しても効率的に訴求できる。
高活性と低活性……両タイプのトラウトに訴求可能……という高難易度の課題をクリアしたハイバーストが、現代のエリアを代表する大人気スプーンに上り詰めたのは必然といえる。
そして、ハイバーストには忘れてはならないもうひとつの特徴がある。
それは、ウエイトごとの個性の違い。
単なるダウンサイズモデルではなく、各々のウエイト&シルエットに対して、求められるアクションと適正スピードが維持できるように緻密に設計されている。
その中でもハイバースト1.8gの存在はかなり異質です。そして、このたび新発売される1.4gは、そんな1.8gの遺伝子を強く受け継いでいます。
特殊な存在感を放つハイバースト1.8g!
ハイバースト1.8gのフォルムは、他ウエイトのハイバーストとは明らかに違う。見た目からして違うので、特性も当然のように異なる。
一般的なハイバーストの基準を1.6gだとすると、1.8gは水押しが強いです。さらに1.6gはヒラヒラ系アクションですが、1.8gはどっしり系アクションです。重戦車のように水を掻いて進みます。波動が1.6gよりも強いため、スローに巻いても高アピールが維持できます。マッディポンドでの強さ&広範囲からのサーチ力の高さは際立っています!
■ハイバースト 1.6g
●カラー:定番30色
●ウエイト:1.6g
●価格:450円(税抜き)
そんな1.8gの遺伝子を受け継ぐハイバースト1.4gが2019年2月に発売される。
1.4gはウエイトが軽い分1.8gよりもスローに攻略できる。つまりエリア戦略の手数が増える! と発売前から目の肥えたエリアフリークたちの間で話題が沸騰している。
ハイバーストはウエイトごとに設計が異なりますが、大別すると1.8g系統とそれ以外のウエイト系統に分類できます。そんな中、1.8g系統のライトウエイトモデルが完成した意味は大きいです
ハイバーストの基本は、広範囲からトラウトを集める能力に長けている、つまり……トラウトの居場所やレンジが把握しきれていないビギナーが使ってもハズしにくい。
エキスパートからも熱烈な支持を受けるハイバースト!
さらに、熟練したエキスパートが使いこなすと、ビギナー時代には分からなかった次の扉が開く。つまり……ある程度のテクニックを身に付けたアングラーだけが開けられる扉が複数用意されている。
エキスパートたちは腕の上達と歩調を合わせるように開いていく扉に夢中になる。だからこそハイバーストは一生の相棒となり得るモンスタースプーンとして、エリア業界に君臨し続けられるのだ。
みなさんも、新発売のハイバースト1.4gを握りしめて、自宅近くの管理釣り場で遊んでみてはいかがでしようか。腕の上達と歩調を合わせて実感できる、ハイバーストの特殊能力に気持ち良くハマってしまいますよ!