【最速レポ!】陸王2019シーズン開幕記念!初戦の舞台裏に「ルアマガ+」が密着[DAY.-1]



バス釣り陸っぱり最強を決める『ルアーマガジン』誌の人気企画「陸王」。いよいよ2019シーズンが開幕! 今回はその開幕記念として、初戦となる『伊藤巧×金森隆志』戦、その裏側を取材班の目線から徹底レポートします!! ……まずは戦いが始まる前日の様子からお送りしていきますよ!



突然決まった陸王の取材

ーー1ヶ月前

局長「O谷さ、来月『陸王』の取材に同行してきて」

O谷「えっ!?あ、は、はい……」

はじめまして、「ルアマガ+」の中の人、O谷です。今回「陸王」に同行し、はじめて記事を書くことになりました。

なぜかと言うと、実は「ルアマガ+」は、取材したり記事を作るのは雑誌の編集部、それを更新・運営するのはWebチーム、という風に役割が分かれています。ざっくりいえば、編集部=現場、Webチーム=内勤、的なイメージですね。

で、わたしは後者なんですが、わが部のトップ(局長)が「それじゃイカン」と。Webチームも外に出て“現場”を経験しろ(このモヤシっ子が!)と。そんな心の声とともに冒頭の指示があったわけです。

でも、ただの同行では経費の無駄なので、「陸王」の裏側を取材して「ルアマガ+」に書くように、との指令を受け、(泣く泣く)記事を書いている、というわけです。

ファンなら誰しも憧れるであろう「陸王」の同行だが…

おそらく、これを読まれている全国1,500万人の陸王ファン(※T○Sドラマ含む)からすると、「お前、陸王を間近に見られて、何文句言うとんじゃボケェ!」とか言われそうですが、みなさん分かってます?陸王ですよ。あれ「釣り」って言ってますけど、格闘技ですよ。しかもガチのやつ。そんなところに現場を分かってないモヤシっ子が行ってヘタ打ったら…、絶対〇〇される…。

O谷「で、今回の対戦は誰ですか?」

局長「伊藤(巧)くんとカナモ(金森隆志)だよ」

O谷「……(か、金森さん!? 詰んだ……)」

これ(ターミネーター)ですよ!?(DVD『BIG SHOT7』より)。ただのちに分かりましたが、メチャ紳士。

さらに陸王のロケは、過酷なことで有名。早朝から夜まで、雨が降ろうが、風が吹こうが、暑かろうが、寒かろうがノンストップで動き回る、百戦錬磨の編集部をも怯ませる取材なわけです。

そんなことを聞かされ、取材までの1ヶ月間めちゃめちゃビビリながら、ついにその日を迎えた訳ですが……。

開催前日:2019年4月3日(水)

というわけで、ついに始まった2019年の陸王。その第1戦の舞台は、茨城県・霞ヶ浦水系です。

前日となるこの日、われわれ「ルアマガ」のスタッフは会社に集合し、夕刻、車で向かうことに。一緒に行くのは、“マイケルP”こと野村総合プロデューサーと、“マシモP”こと松本ムービープロデューサー、そして私O谷の3名。

運転はマシモP(右)。助手席にはマイケルP(左)。何様な感じで私は後部座席に。スミマセン…

東京・上野にある会社から、宿泊先となる茨城県のホテルまで1時間30分ほど。道もスムーズで時間に余裕があったので、「ちょっと釣具屋寄って行く?」という話になり、「キャスティング」さんに立ち寄ることに。

キャスティング土浦店。
真剣な表情で棚を見つめるマイケルP。

当初は見るだけと言っていた2人ですが、その手にはしっかりとルアーが。「これ売り切れるから買っといたほうがいいよね?」というマシモPに、「いや、あなたそれまだ持ってるでしょ。やめときなさい」と優しく諭すマイケルP。母性を感じます。

ここは大人を子供にする魔法がかかるようです。




戦いはもう始まっているんだ! 事前のコメント撮影

釣具店を出て、ホテルにチェックイン。部屋に荷物を置いたあと、休む間もなく対戦前のコメント撮りの準備にかかります。

のちほどご紹介しますが、椅子に座っているのが「サワエさーん」でおなじみのサワエさん。

さて、出場アングラーの伊藤巧さんと金森隆志さんですが、この2日前から現地に入り、プラクティスを行っています。その様子をもとに、今回の対戦に向けたプランと意気込みを語っていただきます。

「プラで2日間走り回って、もう足パンパンですよー」とモミモミしつつ様子を語る伊藤さん。

なぜTシャツ? 外めちゃめちゃ寒いんですけど…。

「エリアは広いけど、ひと通り全部回った」と金森さん。コメントは控えめだが、ときどき宙を睨む目が鋭い。

撮り終わり「あざーした」の図。

基本的にコメント撮りは時間をずらして1人づつ行い、対戦相手同士の顔合わせはありません。コメントを取り終えると、各々すぐに部屋へ。すでに戦いが始まっていることを実感します。

メンバー紹介!カモン!

ここで、今回のスタッフをご紹介しましょう。

映像カメラマンは、「澤江さん」と「菱沼さん」。陸王だけでなく、さまざまなルアマガDVDでお世話になっているルアマガファミリーともいうべきお2人です。

控えめで愛されキャラの澤江さん。金森さんの「サワエさーーん!」の名フレーズでおなじみですね
澤江さんと対照的に、明るくムードメーカー的な菱沼さん。いつも走り回ってます

スチールカメラマンは、アニキこと「土屋さん」。「陸王」のDVDジャケットや『ルアー・マガジン』本誌の写真のほとんどは、彼によるもの。普段はふざけていることが多いですが、そのカメラの腕は折り紙つき。

食べる量とスピードがハンパなく、「食事中に手が6本に見えたことがある」とマイケルP談。

この3名のカメラマンに加え、担当編集者として、外部ライターの中村さんと当社マイケルP、そして撮影のサポート&プロデューサーとしてマシモPが同行します。そこに取材を取材するスタッフとして私が同行する、という総勢7人体制です。

冗談ではなく、「陸王」はアングラーさんの人生を左右することもある試合ですので、負担にならないよう最小限の人数で行動します。

絶品! 土浦ラーメン!!

と、そんな心強いルアマガファミリーの面々と夕食に向かった先は、マイケルPおすすめのラーメン店「土浦ラーメン」。

土浦市にある「土浦ラーメン」。その清清(すがすが)しいほど真っ直ぐな店名に一抹の不安を覚えますが、マイケルPのお墨付きとあらばと、不安を振り払い店内へ。

各自ラーメンを注文し、待つことしばし…。いざ実食!

まずはスープをひとくち。「う、うめぇ!」頼んだのは、鶏白湯(とりぱいたん)スープがベースのラーメン。濃厚なスープがもっちり太めの麺に絡まって、めちゃくちゃ美味い。各自いろんな種類のラーメンを頼んだのですが、どれもすべて美味しかったとのこと。

マシモPは、野菜3倍増しにした自称「界王拳ラーメン」を完食。後ろの土屋カメラマンはそれプラス、チャーシュー丼を食べたらしい。どんだけ食うねん!

店を出るころには、その店名に土浦を背負って立つ気概すら感じる大満足の「土浦ラーメン」を後にし、一同ホテルへ。

今夜はこれで解散し、明日からの「陸王」本番に備えます。さて、どんな1日になるのでしょうか?


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