はい! その1では、高知県西端の島、柏島の絶品ところてんを紹介させていただきましたが、今回は、柏島に架かる橋の袂にある食堂のお話です。
漁師料理、宿泊「魚ごころ」
柏島のメインストリート(?)に店をかまえる食事処「きみ」で名物ところてんをいただいたのが昼前の11時くらい。さぁ、食事時だなぁと思っていたら、まさに「きみ」さんにオススメされたのが、柏島に架かる橋の袂にあるという食堂「魚ごころ」。
「今からご飯たべるが? なら、魚ごころがおいしいけん、行ってみたらいいがよ! 話しちゃるけん!」
「きみ」も食事処なんですが、あれよあれよと電話をしてくれて予約完了。
私も長く柏島に通っていますが、食事処があまりないのでその「魚ごころ」に記憶がなかったのですが、指示された場所にスタッフ一同で向かうことにしました。すると柏島から渡った四国本土側の袂に、その店がありました。つまり、正確には柏島ではないですね(笑)。お店ですが、黄色の建物で良く目立ちます。
さて、メニューを見ると、様々な定食があり、どれも美味しいとの話でしたが、ところてんを頂いた後だったので、定食ではなく丼ものをいただくことに。
釣り人…海産モノには常に手厳しい人種…。しかーし!
そう、我々、釣り人は新鮮な海の幸を食べる機会に恵まれていることから、そっち系には手厳しいのですが…。さて…。今回選んだメニューは、「ぷりぷり身のタイ丼ぶり」。新鮮なタイの切り身と薬味、そして生卵が絡んだお品…。お漬物、お味噌汁も付属します。注ぎかける出汁も器に入っております。タイは正直少し、旬を過ぎているということもあり、どうなんでしょう。
ひとくち、ふたくち…。3人いたスタッフ一同が、ほぼ口を揃えます。
「あれ? 美味しい…。出汁がとてもバランスが良くてタイがウマい…」
卵とタイ、出汁がうまく絡み、絶妙なバランスで口いっぱいに広がるのであります。これはウマいタイ丼だ…。旬でなくてコレだから、タイの旬に食べたらちょっと異次元なんじゃないの? このクオリティならもしかして他の定食も!
……ハッ! と周りを見回すと他のお客さんは定食を頬ぼっています。そして「美味しい!」と声が漏れてます。ですよね〜。他のも食べてみたかった…。タイ丼は、ところてんで腹が膨れていたにもかかわらず、ペロリでございます。
ということで、四国西端日本の端グルメ。まさか、まさか、こんなところでこんなクオリティの食事にありつけるとは…。これはリピ確定ですぞ!