ソルトルアーフィッシングのなかでも全国各地で人気の高いアジング。その人気の秘密は、誰でもチャレンジできるうえに、仕事帰りの夜などちょっと港へ寄って釣りができる、お手軽さにある。そんなアジングを初歩からレクチャーしましょう。
ステップ②は釣り場所(ポイント)と釣り方をご紹介!!
前回のステップ①ではアジングの魅力、「アジ」というターゲットの生態、使用するルアーやタックル(道具)を紹介したが、今回はいざ本番!!実際釣りをする際に重要になってくる釣り場所(ポイント)と釣り方をご紹介しよう!!
前回の復習はコチラ↓↓
どこで釣るの??
足場の良い護岸された港から磯場まで。暗いうちがチャンス大!
全国各地で釣れるアジ。では実際、どこで釣ればいいのだろうか? 一番気軽で簡単に釣りができるのは、護岸されて足場の良い港や防波堤となってくる。
港の近くにある小磯などでも釣りが可能だが、磯は足場が良くないためスパイクブーツなどの安全装備があったほうがいいだろう。ほかにもゴロタ石のある場所や砂浜などでも釣ることができる。
足場の良い防波堤などで釣りをする場合のおすすめポイントは、先端部や角の部分。そういった場所は潮の流れが当たったりして変化ができるため、アジのエサも溜まりやすく結果的にアジの群れが回遊しやすい。
そして、アジがよく釣れる時間帯は夜がメインとなる。とくに朝方や夕方といったマヅメ時には活性の高いアジの群れが回遊しやすく、爆釣パターンもありえるのだ!
常夜灯狙いはアジングの基本
また、夜の釣りで一番カギとなってくるのが防波堤などに設置されている常夜灯。この明かりが海面を照らしている周辺は、エサも豊富なのでアジの群れが寄りやすく良いポイントになっているのだ。
この常夜灯の明かり周囲へジグヘッドリグをキャストしていこう。アタリが無ければワームを変えたりして反応を見ていくが、ダメだと思ったら場所を移動。
こうやってポイント移動を繰り返し、アジの群れを探していくのがアジングの基本パターンとなる。
釣り方
その① ルアーを投げよう!
まずはルアーをキャスト! このとき注意したいのは、軽いジグヘッドリグということ。そのため、なるべく遠心力を利用できるようラインを50cm前後ほど出した状態でキャストしよう。最初は振りかぶるように大きめな動作で試し、慣れていけばシャープに振っていこう。
その② ルアーを沈ませよう!
キャストしたら、ラインのたるみを少しだけ回収(ただし、あまりラインを張りすぎない)。そのままルアーを沈めていくと、アジが群れている水深に達すると、小気味の良いアタリがあるはずだ。そのアタリを感じたら、焦らずゆっくりロッドをあおりフッキングしてやろう。基本的には自動的にハリがかりしているはずだ。
その③ルアーをゆっくり巻いてみよう!
ルアーを沈ませるだけではアタリがない場合は、ゆっくりリールを巻いてやるとアタリがでることがある。巻く速度はごく遅くが基本だが、時には速く巻くと以上に反応することがあるのでケースバイケースではある。色々試して正解を見つけていくのもアジングの醍醐味だ。
達人ポイント“防波堤はココを狙え!!”
防波堤のなかでも良く釣れるポイントは、夜なら海面に明かりを照らしている常夜灯周辺となる。なぜなら、アジは明かりに集まったプランクトンや小魚、エビ類のエサを捕食するために群れで回遊しているからだ。それ以外にも潮通しが良い堤防の先端部も回遊ルートなので有望。さらに、堤防が曲がっている部分の外側や内側部分も潮の流れが当たって変化していることがあり、そこにエサが集まりやすくアジがよく釣れるポイントになっている。
釣れる時間帯
夜を中心に朝夕マヅメがチャンス!
アジが接岸しやすいのは、夜をメインとした暗くなっている時間帯。ほかにも朝と夕方のマヅメ時は魚の活性も上がりやすく大釣りのチャンスだ
スタイリッシュに楽しめるのもアジングの魅力
コンパクトなスタイルで楽しめるアジング
ロッド一本にライフジャケット、アジバサミ、ジグヘッドとワームを詰め込んだポーチなどのバッグ類。装備はこれだけでOK!あとは夜釣り用をするのであればヘッドライトや、釣ったアジを持って帰れるクーラーなどがあれば尚良し!!
今ソルトルアーフィッシングで1番手軽な釣りはアジングなのかもしれない。
全国各地どこでも釣れ、ゲーム性もあり、食べても美味しい。男性のみならず、女性や子供も気軽にチャレンジできる!!
次の週末は是非アジングをしに海へ出かけよう!!
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表紙はみっぴこと秋丸美帆さん!
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