【クロダイゲーム開幕!】ボトムとトップで使い分ける、“静”と“動”のブリームゲーム(ボトム編)



ブリームとはクロダイとキビレの総称で、全国の多くの水域に生息する身近に狙えるルアーフィッシングのターゲット。シマノではブリーム用のルアーがラインナップされており、新商品も随時追加されている。嶋田仁正さんがそのブレニアスシリーズの使い方をレクチャー。今回は“ボトム”の釣りを解説して頂く。



ボトムでの“動の釣り”

ボトムを釣りこなせば、春から冬までブリームゲームが成立!?

嶋田さんがブリームゲームで確立したのが動の釣りと静の釣りの2種類。それぞれの特徴は?

嶋田さん動の釣りは、水温の高いハイシーズンに活性の高い魚を狙ったパターンです。ボトムを離さないように巻いてくるだけの簡単な釣りですよ。これに適しているのがMCヘッド(シマノ)で、ワームにはMCハゼ(シマノ)をセット。MCハゼの登場で、貝や甲殻類だけでなく、小魚を捕食しているときにもマッチさせやすくなりました」

動の釣りは、着底させたらボトムを離さないようにズル引いてくる。ロッドで引くのではなく、リールで巻いてくるのがコツだ。

ボトムを巻いて誘う動の釣りにオススメの組み合わせ

ボトムをズル引きで誘うときに使うのがMCヘッドで、使い方はボトムを離さないように巻いてくるだけ。ワームには、ハゼを模したシルエットのMCハゼがオススメ。シャッドテールの微波動と、フッキングしやすい細身ボディが特徴。比較的活性の高い状況で使いたい。





ボトムでの“静の釣り”

嶋田さん「水温の低いシーズン、低活性のときは静の釣りです。ボトムをとったら2〜3秒ステイを入れて、バイトがなければロッド1本分ズル引いてまたステイ。ステイの長さは活性の応じて調節し、10秒ほど止めることもあります。使うのはネガカリノタテ(シマノ)ブリームピッチャー(シマノ)。浮力が高いので、止めていてもボディを立ててわずかな水流でも揺れながら誘ってくれます」

ボトムで止めて使う、活性の低いときはこれで決まり

根掛かり回避性能にこだわった、その名もネガカリノタテはボトムでのステイで使用。ワームには、高浮力素材でボディを持ち上げて誘うブリームピッチャー。海底でユラユラと大きな爪パーツを振り上げてアピールする。イカゴロエキス配合で、ニオイと味の効果も期待できる。

ボトムの釣りは基本的にはナイトゲームがメイン。クロダイの活性に合わせて、動の釣りなら巻くスピードを変えたり、静の釣りでは止める時間を長くしたりといった調整が必要だ。

 ヘッドの重さは水深や流れ、ボトムの感触などに合わせてローテーションしていく。カラーに関しても、バイトがなければどんどん変えていく。渋い状況ほど、ちょっとした差が釣果に影響する。

嶋田さん「ブリームはその日のパターンが明確に出ます。動の釣りも静の釣りもアクションはシンプルですが、スピードや止める時間、カラーなど、いろいろ試して当たりパターンを探していきましょう」

次回はトップでの“動”のブリームゲームを解説して頂く!
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