さて、LMLのテスターとして招聘中のフッキー氏に、ヒラメキジグのインプレ&解説をお願いしていたら、シンペンとスイム系ジグの活用法としてのネタが出現。おすすめの青物用シンペンの話もでてきたので併せて紹介しちゃおうというお話です。具体的にはシンペンなどのプラグと、メタルジグをどう使い分けるかという小噺でございます。
ヒラマサなどのターゲットに有効なシンキングペンシルですが、こと食われているベイトフィッシュが小さくなってくると、ジグの出番。ジグの中では比較的アピール力の高いアクションを見せるヒラメキジグは、シンペンで誘い込むようなターゲットには有効なのだという。まずはフッキー氏オススメのシンキングペンシル2種をご紹介しつつ、ついでにヒラメキジグの解説につなげたいと思います。テキストでは比較的簡潔に解説。詳しくは最後の動画でご賞味くださいませ。
青物狙いに使える「釣れるシンキングペンシル」
フッキー「実は、弟とヒラマサを狙いに行った時にやたら弟が青物を仕留めるシンキングペンシルがありまして…。DAIWAのオーバーゼア スキッピングというモデル」
調べてみると、110Sと130Sという2種類のサイズが発売されている。
フッキー「サイズに関してはベイトサイズで選べばいいと思いますよ。ただ、弟と釣りにいったときは、めちゃくちゃ上手くオーバーゼアのスキッピングを使いこなしていまして青物を連発していたんですよね〜。
僕はそのときそのルアーを持っていなくて…。で、代替として使って釣れたのがハルシオンシステムのハルシコ40gLC。どちらもそうなんですが、ストーンと沈ませて、横に振らせるアクションを演出しつつ、チョンチョンとスキッピングさせて誘っていくのが有効なんですよね」
どちらも青物の大物狙いで愛好家が多い2本。非常に実績のあるルアーなのだが、この手のシンキングペンシルを使っていて、反応が悪くなる局面が青物にはあるというのだ。
俗称「波の花」などと呼ばれる小型ベイトが食われている状況はジグ
フッキー「波の花などと呼ばれる、小型の魚がベイト(エサ)になっている状況だと、どうしてもプラグのシルエットがでかすぎるって局面になる。がそうなってくると、ヒラメキジグなどのスイムジグ系がすごく使いやすくなる。なんでかっていうと、シンペン的な使い方で操作しやすいんですよね。今までもジグで対応はしてたんですけど、アクション面で不満があったので、フォロー的な使い方をしていた。でも、僕は、ジャンプライズのルアーは普段はあまり使わないですが、この子(ヒラメキジグ)は特にスイム時のアクションがいい。
おそらく、設計時にサーフというアピール力が必要なフィールドで機能するように、ジグにしては派手なアクションになるよう、設計者の井上さんは意識されたんじゃないですか? これが、間違いなくシンキングペンシルをフォローするジグとしてカッチリ機能する。実際に、そういった局面で成果も挙げていますし、今年はこのジグをせっかくなんで信頼して使い込んでいこうと思いますよ。残念ながら代替が効かないジグですね」
残念ながらってどういうことです!?
フッキー「あ、いや。深い意味はありません。僕は良いものは良いって言うんで。悪いものは敢えて言わなくてもいいですよね。大人だから」
このまえ、しっかりドレドレはゴミだから捨てろとか暴言吐いてたじゃないですか…。
フッキー「……。そうでしたっけ…。知りません。あ、ヒラメキジグはフォールはぶっちゃけゴミですよ。それが良い状況なら他の使ったほうがしつこいですがいい。ルアー変えるのめんどくさいくらいの状況なら…まぁ、カーブフォールとかで使うかな…(汗)。フォールやシャクリならカルティバの激闘ジグや、ほら、このまえ一緒に行った時にフカポンさんが使ってたなんだっけ、ジークのS-BITとかのほうがいいんじゃないですか」
ほら!ゴミって言った!
フッキー「でも、言い訳じゃないですが、時になんじゃこれ?汚いアクションだな〜とか、雑な動きだなーと人間の見た目じゃ思うルアーがありますけど、そういうルアーってめちゃくちゃ釣れるときがある。もしくは、ある状況でハマりまくって手がつけられないとか。
だからルアーは面白いんじゃないですか。煮ても焼いても釣れないゴミルアーもありますけどね(笑)魚に聞かないとわからないし、人の使い方や個性で駄ルアーになったり良ルアーになったりってこともありますから。僕にゴミと言われても、別に全否定ってワケじゃないですよ。
例えばですがロッドのアクションによってもルアーの性格ってずいぶん変わりますから」
与太話は置いといて、上記の話を少しまとめた動画をアップしましたので、ぜひ、ご興味のある方はご視聴のほどよろしくおねがいします。それとロッドアクションについての使い分けに関しては、次にやりましょうか。せっかくなんで!