夏を控え、釣り人のテンションはMAX!!! ターゲットへのバイタリティ倍増計画として、まずは食から! 旬を迎えたトマトと、ビタミン豊富なブタ肉のワザありメニューはいかがかな。夏バテ防止にヨシ、奥様のご機嫌取りにもヨシな、料理初心者にも簡単なレシピです。知る人ぞ知る釣り師であり繁盛店の料理人でもあるオトコの、夏のひと皿です!
名付けて「夏の紅ブタ」。トマトのフレッシュな酸味と、豚の甘み♪
前菜としてもメインとしても箸が進みまくる、ガッツリなのにヘルシーな一品。トマトも今が旬! セリもアクセントになって、湯通ししたブタバラが湯水のように胃へ送り込まれる…悪魔なブタしゃぶ!
トントン「そう、セリを使ってるのがキモなんだよね。この食材だと、ビネガーやバジル使いがちでイタリアンになっちゃうんだけど、ここは和風にさっぱりとした夏メニューに仕上げました。醤油濃いめのタレにして、そうめんに乗せてもいいし、お酢強めでマヨ添えて冷やし中華にしてもヨシ! 最近安くて美味いので、トマトはフルーツトマトを使いました」。
材料
【2人前】
ブタ小間250グラム
フルーツトマト2〜3個
セリ少々
●刻みニンニク
●塩こしょう
【タレ】
●煮きりみりん
●うすくち醤油
●お酢
まずはタレを仕込む
トントン「みりんを煮きって、煮きりみりん3に対し、うすくち醤油を1の分量で合わせる。そのみりん醤油を3として、お酢を1の分量で」。
みりんを100ccを90ccほどまで煮きってアルコールを飛ばす。そこに醤油を30cc、お酢を40ccを、味見しながら混ぜてみましょう。これを基準にして、甘めがお好きなら、みりんを多めに、塩気が欲しければ醤油を多めにして。
トントン「みりん醤油は何にでも使えるので、多めに作って作り置きしとくのもいいよ」。
ブタ肉を湯がこう
トントン「ブタ小間は、安くて美味しいけれど冷凍モノは特にドリップ(血など)が出がち。安い肉は解凍してぬるま湯で軽く洗うと、余分な油脂も取れるので、いいよ」。
トントン「鍋にたっぷり水を入れて、塩も入れる。沸騰したら肉をブチ込む! アクと油が出てくるんだけど、とくに油を抜きたいんだよね。火が通ったら、ぐつぐつする前にザルに上げる。ザルに上げたらすぐ、塩こしょうと刻みニンニクを入れて、ザルを振って回し込む。甘酢が入るので、塩こしょうは強めに。ニンニクも結構入れたほうが美味しいよ。ざっくりと混ぜて、ザルのままなじませましょ」。
トマトを仕込みます!
トントン「フルーツトマトは、皮をむかないで芯だけ取りのぞく。一口大にカットね。小ぶりだから、1/4に切って、さらに1/3程度に切る感じ」。
トントン「トマトは食べたけりゃ多くてもいいよ。切ったらボウルにあけて、セリを混ぜ込みます。スーパーのセリだと、半袋くらい? でも半袋残しても使わないんだよね(笑)。だから苦手じゃなければ、全部入れてもいいっす。3センチくらいにざくっと切りましょう。もっと細かく切ると…めっちゃ見栄えが良くなります(笑)。そして、さきほどの煮きりみりんと醤油、酢で作ったタレをイン! コイツらもしばらく馴染ませます」。
混ぜる、それが仕上げ
トントン「ブタをボウルに入れて、トマトとタレを馴染ませたものを入れ込む。浮いてきたら、手で軽く押さえ込んで。でも、トマトのブリブリ感を大切にしたいので、あまりトマトに圧を掛けないこと! 少なくとも10〜15分は馴染ませましょう。ここで注意! 冷蔵庫に入れると、肉の脂が浮いて美味しくないので入れないでね。このメニュー、次の日食べてもタレがばっちり馴染んで違った美味さでっせ!」。
【余談2019】
トントン「トマトもいいけど、夏になると鮎が食べたくなるなぁ〜(笑)」。