お待ちかね!!ルアマガソルトスタッフが話題のアイテムを現場(釣り場)にて徹底インプレッション、ルアーマガジンソルトにて連載中の名物企画「タックルハンターNEO」。大好評につきルアマガ+にも掲載スタート!!今回インプレするアイテムはちょっと珍しいソリッドティップのシーバスロッド。バチやハクなどを吸い込むようにシーバスが捕食するこの時期にぴったりの竿だ。ソリッドティップと聞くと、ちょっと難しい竿かも? その使い心地やいかに!
インプレするのはこの2人!
西村
大木
前回の復習はコチラ!!
前回はロッドの各部やスペックをご紹介!復習はコチラ⇩
今回は実釣にて使い勝手をインプレ!!果たしてシーバスは釣れるのか!?
ソリッドティップでも操作感は良好。ショートバイトが多発する春の釣り、初夏のマイクロベイトパターンにもピッタリ!
大木「自分はレギュラーアクションよりも先調子のシーバスロッドが好きで、このソリッドソリューションの88は相性が良さそう。カーボンソリッドティップは割とシャキッとしてて感度も良好。これまで通りに使いやすい、高性能なLクラスのシーバスロッドという印象です。キャストフィールも良いし、軽いルアーも投げやすい。15gくらいのプラグも気持ちよく投げることができました。8ft8inという長さも、このロッドにはベストバランスですね」
西村「そして、これは本当にシーバスロッドなのかというくらい、極端なソリッドティップなのが86モデル。グラスのフルソリッドという、かなり攻めた設計。ここまでくると、やはりキャスティングには少しコツが必要で、ティップで投げるようなショートキャストは難しい。でも、通常のロングキャストでは、胴に乗せてるように投げれば、しっかりと飛んだ。クセのある竿だけど、使いこなせばものすごく楽しいだろうし、春のこの時期には釣果に差が出てくると思う」
大木「軽いジグヘッドリグをドリフトさせたりする釣りにも良いですね。港湾部のなかでも奥の奥、小規模の運河でライトに楽しむのにもちょうどいいロッドです。東京は40〜50cmがアベレージの場所がたくさんあるし、そういう場所で1年を通して遊ぶのもありですね」
西村「86は、ここまでティップが柔らかいと、ミノーとかシンペンの動きもかなり柔らかくなっていると思う。ティップがプラグの動きを抑制して、ルアーの動きも変わる。これは使ってみてわかった発見だね。シンペンとリップレスミノーで釣れたけど、“勝手に掛かる”というソリッドティップのメリットを感じることができた。小場所のシーバスゲームは大好きだから、もっと使い込みたくなったね」
大木「自分はミノーのオネスティでキャッチ。バチにはやっぱこれっすよ! オ〜ネスティ〜♪」
ソリッドティップで湾奥シーバスと戯れる
春や初夏の釣りで避けられないショートバイトも難なく攻略。小さいサイズのシーバスでもしっかりフックアップできて、港湾部の釣りをより楽しいものにしてくれる。久しぶりにふたりとも釣れてくれてひと安心!
2ndインプレッション
西村「成熟したシーバスアングラーが増えているなかで、釣りに変化を求めて使ってみるのにも良いと思います。今まで使ったことがなかったような竿を、それを使い熟していく過程も楽しんで、釣りの理解度を増す、みたいな。エバーグリーンの竿はデザイン的に好きだし、もっと使い込んでみたいです。UFT86、とても気に入りました!」
大木「GRT88はソリッドティップでありながら動かしやすいので、細かくトゥイッチしたり、デイゲームでライトなワインドをしたり、ペンシルベイトを投げたりするのも良いかも。ペンシルって弾かれやすいので、カーボンソリッドティップならしっかりと乗ってくれそうです。クロダイに使ってもおもしろいかもしれませんね。ネックなのは、やっぱり値段ですかね・・・」。