どんな大物がヒットするか分からないから、磯釣り師は「ノット(結び)」にこだわる。掛けた獲物を確実に取るために、特に強度が高いノットとその手順をご紹介しよう。もちろん、ジャンルを問わずほかの釣りでもバッチリ使える。今回は基本中の基本[サルカン結び]の結束方法をご紹介。
FILE.1 これだけはまず覚えよう!サルカンの最強結び
[サルカン結び]は結び目が小さく、仕上がり強度も抜群。極めてお手軽に、そして糸の太さに関係なく最高強度が得られる基本中の基本。まずはここから覚えていこう。
① サルカンに端糸をくぐらせる
② サルカンと輪を指で押さえて、輪の上から端糸を巻いていく
③ 同じようにもう一度、輪の上から端糸を巻いていく
④ 輪には2回巻き付ける
⑤ 2度巻いた輪の根元を指で押さえながら輪の中心に端糸を通す
⑥ 通した端糸の端を持ってゆっくり引っ張ると2つの輪が縮まるので、本線をゆっくり締めていく
⑦ 【完成!】本線を引いて締め、5mm程度残して端糸をカットする