エイトトラップで一躍有名になったジャイアントベイト・バラム300。そして、今年発売となる9インチのスイムベイト・セパル。いずれも南紀のダム湖でサタン島田氏がボッコボコにモンスターをいわしているが…今回はバラム300の基本的な使い方を徹底指南!!
決して池原ダム・ご当地ルアーではない。全国のでかバスを狂わせる巨人。
エイトトラップというテクニックとともに大人気ルアーとなったバラム300。
まずは、そのための(?)ルアーであるバラムについてサタン島田さんにお話を伺った。
サタン島田さん「みなさんね、バラム=エイトトラップ、というイメージを持ってるけど、基本的な使い方は超高速リトリーブなんですよ。今までのビッグベイト 、ジャイアントベイトにはまずなかった使い方。
この使い方をしないことにはバラムのいろんなアレンジが効かないので、まずはこれを覚えて欲しい。バラムは超速巻き、エイトトラップ、デッドスティック、この3つの動きで誘って釣るルアーなんです」。
バラム300基本テクニック① 超高速リトリーブ
サタン島田さん「まずね、何回いってもわかってもらえないのが、『みんなが考えてるスピードちゃうから』っていうこと。速く巻いてるでしょ? っていうスピードじゃなくて、これ以上絶対巻けんぞ!という限界の速巻きや! もう、ルアーのバランスを崩さないギリギリの速さ。いきなり超高速で巻いたら水面から飛び出すから注意やで! 使う場所は、岩盤、護岸、橋脚などの壁際スレスレ。トップであり、ボトムであり、壁際であるようなコースを。壁との距離は30センチ以内、できれば壁に当てながら巻くとええですわ」。
バラム300基本テクニック② エイトトラップ
サタン島田さん「超高速リトリーブをしていると肩を揺らしながら追いかけてくるようなバスが居てるんですワ!その勢いを利用して、ボート際で仕掛ける。タラシが30cmくらいになるまでリーリングして、そのままロッドでターンさせて、ぐるぐると8の字を描く。あくまでも8はイメージで、実際は不規則に、ものすごくランダムにやる。最終的にバスが1匹ならそいつの口元へ、2〜3匹いるなら一番大きいやつの口元にルアーを持っていきます。あと、ポイントの真横で最初からガチャガチャとエイトトラップを仕掛けることはしない。そういうの僕はあんまり好きじゃないからネ~!」。
バラム300基本テクニック③ デッドスティック
サタン島田さん「橋脚とか、岩盤のなかでも『ここで食ってくるやろうな』って思える場所で、高速リトリーブにブレーキをかけてストップさせる。突然止めるのではなく、スローダウンさせるようなノリ。バスにはテリトリーがあるやろ? 『ここまでは俺が食うけど、それより先に行ったら食わないよ』ってライン。例えばコンクリートの橋脚が5メートルだとしたら、4メートルくらいはグリグリとこすりつけるように巻くんですワ! でも、最後の1メートルでギュンと減速させる。最終的に橋脚から飛び出させない。追ってきたバスがアゴを上に向けて立ったら9割は食うよ。ドキドキするでぇ~!!」。