極盛りエギングロッドカタログ企画<ベンディング付き>紹介。釣り竿の正しい買い方をお伝えします!



ネットで情報を得ることが主流になって幾星霜。ルアマガプラスの母体であるルアーマガジンやルアーマガジンソルトなどは紙媒体。いわゆるレガシーメディアです。時代の流れか、昨今の「情報はタダ」という波に飲まれてきました。だがしかし! しっかりと取材して提供されている情報は、今でもキラリと光る価値のあるものだと自負しております。今一度、紙媒体の良さをお知らせしつつ、ちょっとイケてる企画をご紹介しますので、買ってや〜。たまにはネット民も雑誌買ってや〜。そして、せっかくなんで「釣り竿」の失敗しない買い方というのもお知らせさせてください!



ルアマガソルト最新号!の私的・目玉企画はコレ! 「厳選エギングロッドカタログ30選」手前味噌ですが、すごく素敵な企画なんですよ

まずは最初の紙面構成だけおみせしましょう。9月21日に発売されました、ルアーマガジンソルト11月号の該当記事です。

水平にロッドを支えて、無荷重状態と100g、400gのウエイト負荷を掛けた状態のベンディングが機種ごとに確認できます。ここから得られる情報はタダの曲がりだけではないはず。

情報を得る媒体がスマホにシフトした昨今。様々なメーカーの商品を一同に見開きA3サイズの媒体でドーンと見るなんてこと自体がなかなかレアな体験になってきました。こういったカタログ企画は、ある意味、雑誌媒体の十八番と言えます。この多幸感、スマホにゃありませんぜ。

これ、ただ単純にメーカーのホームページから画像を引っ張ってきて、コピペでポン!で作っているのではないんですね。編集部員がメーカーに連絡し、貴重なサンプルをお貸し出しいただき、そして写真撮影のためのスタジオにロッドを持ち込み、丸一日かけて、プロのカメラマンに撮影していただいております。そして、プロのライターに執筆をお願いしております。

苦労自慢をしてもいかがなものかと思いますので(仕事ですからね)、ほどほどにしておきますが、でもちょっと情報の価値ってやつを手前味噌ながら少しお知らせしたく。





ロッドの正しい買い方!

昨今のエギングブームも相まって、エギングロッドを物色されている方も多いかと思います。ネット通販サイトの台頭もあり、ポチれば下手すれば指定した商品が明日にも届く時代ではありますが、釣り竿って、商品説明を見ただけで気軽にポチっとな出来る代物ではないですよね。それなりに金額もいたしますし。

なので、この密林時代でも釣具屋に出向き、実際に曲がりやアクション、重さ、バランスなどを肌に感じ、釣具店の店員さんとコミュニケーションを取りながら、欲しいと思える商品を手にするのが、ある意味最も安上がりなんです。

場合によっては天井(こちらは許可をとってください)や店員さんにロッドを曲げてもらって感触を確かめる。ロッドの性格を購入前に知る所作のひとつ。こちらエギストTZ(テイルウォーク)というロッドですが、触りまくっていたら、所見のインプレでは見えてこなかった味が見つかって、お気に入りになってしまった。
単純な竿の曲がりだけでなく、曲げたときに伝わる手への負担や安定感なども触ってみないと分かりづらい要素。良いロッドは、こういった部分のバランスが秀逸。無駄に付加がかかりすぎなかったり、ブレなかったり。

え? 通販サイトで買えばいくらか安いって? もちろん、そういう買い方もあります。そして、優良な専門釣具通販サイトもありますので、ぜひ活用いただきたいです。ただ、実際に足を運び、目当ての商品を自分の手で確認する手間はかなりの価値があります。その理由は皆様ならばおわかりいただけると思います。

とはいっても、釣具店にいつもいつもお目当てのロッドが並んでいるとは限りません。そういった環境にないアングラーだっているはずです。そういったときに、今回ご紹介するような企画をぜひ参考にしていただきたいのであります。また、購入の目安として、事前にぜひ見ていただきたい記事でもあります。

特に注目していただきたいのはベンディングカーブと呼ばれるロッドの曲がりです。

曲がりを見てすべての情報が得られるわけではありませんが、ただの棒っきれと、商品説明だけより、得られる情報は多岐にわたります。ああ、エギを付けて、潮にかませて流していれば、これくらいの曲がりになるかな? イカが掛かったり、エギをシャクったりしたときこの曲がりならば楽かな?良いかな?など。それが今回30本分掲載されています!

メーカー単一のカタログだろ、他社との比較ができませんが、こういった主要メーカーのおすすめロッドを一同にまとめた記事だと、いろいろなことに思いを巡らせながら比較することができます。

これが、雑誌の楽しみ方!なんですね。いや、実際、作ってるスタッフも楽しかったですから、誌面化しているとはいえ、その楽しさ伝わると思います。

雑誌イチ記事でネット記事10本は掛けちゃう情報密度感

それなりの手間暇、お金をかけて作り込んでいる雑誌の価値、少しでも伝わればこれ幸い。今回のような企画を、ルアーマガジンやルアーマガジンソルトでは常に意識して紙面づくりをしています。雑誌1冊買うのに、1000円前後いただくことにはなりますが、ネットにはない情報が詰め込まれているのも事実。4ページほどの記事企画をweb記事に展開したら10本以上のネット記事が書けちゃいますからね!

そんな情報をもとに、ご覧いただいているweb記事も制作されています。雑誌、そういや最近買ってないな。どころか買ったこと無いな〜という皆様。一度、味わってみてくださいませ!