初めての『アジング』のために揃えておくべきタックル



近年ソルトルアーゲームの中で人気急上昇中の「アジング」。秋はアジの活性が非常に上がりやすく、数もサイズも出やすいため、アジングを始めるにはうってつけなシーズン! そんなアジングの基本を教えてくれるのは現在各メディアで引っ張りだこな大人気アジングアングラー・トミー敦さん。今回は初心者にオススメなアジングにおける基本的なタックルやルアー、装備などをご紹介!これを読めばアジングの基本が分かる!



教えてくれるのは、釣りも装備も無駄を省く断捨離系アジンガー

アジングタックルの基本とは?

専用ロッドと細ラインを組み合わせることが大事

トミー「ロッドとラインには必ず気を配りましょう。まず1本を選ぶならアジング専用ロッドが良いです。軽い1gなどのジグヘッドを扱うので、それを感じやすいソリッドティップがおすすめです。0.3号程度の細いエステルラインは、最初は慣れが必要かもですが使いこなせば最強です」。

リーダーは豆アジしか釣れないようであれば着けずにメインライン直結でも問題なし。

ソリッドティップとは?
ティップ(=竿先)の種類のこと。ソリッドは細く柔らかいためジグヘッドの釣りに向いている。

『ロッド』は軽量ジグヘッドを扱いやすい専用ロッドを選ぼう

トミーさんの使用タックル例◎ロッド:スラムEXR-60S-Sis(ティクト)◎リール:イグジストLT1000S-P(DAIWA)

軽いジグヘッドを感じやすく、操作性良く、キャストも取り込みもしやすいよう曲げやすくもしてあるソリッドティップの軽量ジグヘッド用ロッドを使用。2ピースモデルは持ち運びが楽リールは1000番台のローギヤモデルで、エステルライン0.3号を200m巻いている。

ラインは視認性が良く、しなやかさも秀逸な『エステルライン』を使おう!

ジャック・ブライト0.3号(ティクト)

朝夕のマヅメのような光量の少ない時間帯などでも目立つカラーリングのおかげで見やすい。しなやかさもあるため、ライントラブルが減り、操作感もアップしたアジング専用エステルライン。

エステルラインとは?
フロロカーボンの次に重さがあり、風があっても釣りしやすく、PEラインの次に伸びないため感度が良いメリットがあるためアジングでは人気の高いライン。

ショックリーダーはアジングしやすい硬さを備えた『フロロカーボンリーダー』がおすすめ

ライトゲームコンパクトショックリーダー0.6号(ティクト)

アジングのようにある程度ラインテンションを掛ける釣りで使いやすい、硬さに調整したフロロカーボン素材のショックリーダー

ショックリーダーとは?
PEラインやエステルラインなどを扱う際に、キャストやフッキング時の急激なショックを和らげたり、水中の障害物による擦れや鋭い歯を持つ魚による歯擦れを防いだりするため、メインラインの先に結束するライン。主に耐久性の高いフロロカーボン素材のラインを使用することが多い。

メインラインとリーダーのノット(結束)は『トリプル8の字』を覚えよう

①メインラインとリーダーを重ね合わせ、真ん中をつまんで輪を作る。②輪を3回ひねる。③ひねってできた輪の中に、任意で決めた長さのリーダーの先端までとメインラインの先端を一緒にくぐらせる。

ノットとは?
メインラインとリーダーの結び目のこと。電車結びやトリプル8の字など、いろいろな結び方がある。

ルアーの基本はジグヘッド+ワームのジグヘッドリグ

アジング最強の『ジグ単』をマスターしよう!

トミー「ジグヘッドにワームをセットするだけのジグ単はシンプルなリグですが、アジングでは最強にして最終兵器といえるくらいに有効です。ワームは長さと波動の違うものを交換したほうが早く魚にたどり着けます」。

ジグヘッドは1gを基準に、状況に合わせてウエイトを変えていく。



水の抵抗を感じやすいジグヘッドと長い微波動系ワームが基本

アジスタ1.0g+フィジットヌード2.7インチ(ともにティクト)

基準にしたいのがスタンダードなラウンド形状のジグヘッド。中でもアジスタは45度の断面を前面に持ち、流れが当たることで軽くて感じづらい軽量ジグヘッドの重みを感じ取れる。アジは長いものに反応しやすいので、ワームは長さのあるピンテールタイプから始める

サイズ感と波動の違いで正解のアプローチを見つけていく

長さの違い、波動の違いでフィジットヌードを含め、4タイプを揃えればどこかでアジの反応が得られるはず。細長くて微波動なのか、長くて強波動か、短くて微波動か、短くて強波動かの中から、当日のアジの好みを見つけていく



装備の基本

小物は左右両掛けできるショルダーバッグに収納。

最低限の装備で身軽にシンプルに楽しもう

ミニマリストならではの最小限に抑えた小物類は、ミニマリズム・ショルダーバッグ(ティクト)に放り込んでいる。

トミーライトのZX260(ゼクサス)は軽くて取り外しができます。針外しはフォーセップ140(ティクト)が使いやすいです」

安全安心のためにおかっぱりでも必須な「ライフジャケット」

ティクトのライフジャケットは軽くてコンパクトサイズだから、決めたファッションの邪魔にならない。

トミー「さりげなく装備できるライジャケで、安全面にも気を配りましょう

水中の状況を確認するため、「偏光グラス」もあると便利!

ローライトでも見やすいイーズグリーン

水中を見通すためのマストアイテム。オリバーピープルズのフレーム&レンズはタレックスのイーズグリーンを愛用。

トミー「イーズグリーンはローライトでも水中が見やすいので、最初の1本に最適です

次回はアジングのアプローチについて徹底解説致します!

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