釣りに夢中になっていると、あとで後悔するのが日焼けや肌荒れ。刺し傷や擦り傷もしょっちゅうのこと。翌日は腰痛、肩こりで体がツライなんてことも少なくありません。そんなときに、持っていると便利なのが「馬の油」。この、昔からある民間の治療薬がいま再び注目を集めています。
日本の名医が薦める、美容にも良い天然オイル
「馬油」(ばーゆ)は、古くから民間万能薬として知られていますが、最近になってそのすごい効能・効果が報告されているのです。
そこで、30年前から、治療に馬油を取り入れ、このたび『馬油の力』(内外出版社刊)を出版した、アスカ鍼灸治療院(東京・五反田)の福辻鋭記院長に、馬油の効果を教えてもらいました。
福辻院長は、「日本の名医50人」に選ばれた鍼灸師で、健康雑誌やテレビ番組でも活躍中です。
馬油は、特に皮膚の炎症や傷に効果があり、釣りを楽しむ人にはうってつけのオイル。
最近では、美容オイルとしても注目されていて、新商品も続々と発売されているようです。
では、馬油の効果を見ていきましょう。
日焼け後やカサカサ肌に効果!
釣り場の炎天下で日焼け、顔中皮がめくれてボロボロになったり腕がヒリヒリ痛い。乾燥して肌も唇もカサカサに…そんな時にひと塗りするだけで、翌日には炎症が消えて、肌もしっとりします。
これは、馬油の皮膚への高い浸透力によるものです。
馬油は人の皮脂と大変よく似ていることから、短時間で皮膚の奥深くへ浸透します。浸透した馬油は、皮膚内部の空気と置き替わり、油膜をつくります。それによって皮膚の酸化を防ぎ、炎症を沈めてくれるわけです。
釣りを終えた帰り際にひと塗り、肌に薄くのばす程度でOKですよ!
刺し傷、切り傷、擦り傷に効果!
釣り針の刺し傷。岩やカキ殻、ヤブ漕ぎによる切り傷。消波ブロック帯など足場の悪い場所での擦り傷。
そんな時も馬油が効果を発揮します。
傷口を洗い、馬油を塗ってから絆創膏を貼るだけで、治りが早くなります。
馬油には殺菌作用があり、皮膚に入り込んだ細菌を油のなかに閉じ込め、細菌の繁殖を防ぎ、化膿を食い止めます。
さらに浸透した馬油の刺激と、皮膚の表面が油膜により保温・保湿されることで血液循環がよくなり、皮膚の回復を早めるのです。
腰痛、肩こり、打ち身や捻挫にも効く!
ときにはムリな姿勢でキャストを繰り返したり、魚種によっては長時間座りっぱなしなんてことも…腰痛や肩こりを訴える人、また打ち身や捻挫の危険性もあります。
そんな時にも、馬油を塗ることで改善されます。お風呂上りに塗ると、より効果が実感できるでしょう。
腰痛には馬油の血行促進作用が、打ち身には消炎作用が働き、症状を軽くしてくれるのです。
いかがですか?
でも、馬油の効果はこれだけではありません。次のような効果も期待できるので、釣りだけでなく、毎日のケアにも使ってみては!
【美肌】シミ/シワ/首のシワ・たるみ/ニキビ
【育毛】抜け毛・白髪/フケ・かゆみ/ダメージ髪
【皮膚を守る】皮膚炎・湿疹/やけど/ひび・あかぎれ /しもやけ/水虫
【痛みを和らげる】四十肩・五十肩/膝痛/神経痛/リウマチ・関節痛 /筋肉痛
【炎症を抑える】ぜんそく・咳/花粉症・鼻炎/痔/口内炎
【体の不調にも】耳鳴り・難聴・めまい/不眠症/冷え性/便秘・下痢
まさに、“万能薬”と言える「馬油」。
でも、副作用は?
「馬油は口に入っても害がなく、副作用もほぼありません」
釣り場に行くときは、ぜひ常備したい!!
快適な釣りライフにオススメです。
馬油についてさらに詳しく知りたい人は、ぜひ『馬油の力』を読んでみてくださいね!!