一昔前の寒グレ釣りといえば水温がうんと下がるなか、深ダナをじっくり繊細に攻めなければ釣果を得ることは難しかったものです。しかし近年は温暖化の影響か暖冬のせいなのか、水温の下がりが遅く従来の概念に縛られていたのでは釣果を伸ばすことはできません。『磯釣りスペシャル3月号』では、そうした寒グレ釣りの新常識を掘り下げました。名手の最新の攻略法や、ビギナーから中級者へ向けたベーシック攻略法など、今すぐ使えて役立つ内容盛りだくさんでお届けします。
【P022】グレダナを管理する全遊動の極意
木村真也 in 大分県鶴見
全遊動仕掛けでありながら半遊動派の考えに近い木村真也さんが重視しているのはタナの管理。グレがいるタナにゼロウキ仕掛けを照準させ繊細な攻めで狙っていく。そんな徹底された全遊動使いを大分県鶴見で追った。
【P030】全遊動と半遊動の境界線はどこに引く?
友松信彦 in 静岡県西伊豆・田子
破竹の12連勝で16年ぶりのジャパンカップ連覇を果たし、今もっとも勢いのあるアングラーといえる友松信彦さん。緻密な全遊動釣法が強さの柱ではあるが、ポイントと条件によっては得意のスタイルを捨て去ることさえいとわない。
【P038】浮きグレへの速攻と深ダナでのサスペンドで勝機をつかむ
東弘幸 in 三重県贄浦
当初はグレの食いが渋く苦戦。なかなか姿を見ることができなかった東弘幸さんだったが、まずは浮きグレを発見し的確な攻めで開眼。その後は得意のサスペンド深海釣法で連発。低水温期の三重県贄浦を見事に攻略したのだった。
【P043】タナを計算する全層釣法が強い!
川添晃司 in 鹿児島県吹上浜沖・久多島
全層釣法でグレのタナに合わせるには、ウキの浮力とハリスの長さで対応すればよい。そうして組んだ仕掛けで素バリを引かずにフッキングが決まれば、それがその日の答えだ。シンプルな構成で挑む川添流全層釣法に密着した。
【P066】磯ルアー激ファイト
岸信直彦 in 島根県隠岐・西ノ島
肩慣らしのシーバスに始まり、ヒラマサに根魚にイサギに、そして最後は80cmオーバーのブリまで、岸信直彦さんが磯という釣り場のポテンシャルを様々なアプローチで魅せてくれた。磯ルアーの激アツな1日を追う。
【P072】沖狙い8つのヒント
前西流★逆境を脱するグレ戦略
こと低水温期のグレ攻略はときに食い渋りなどに遭遇し困難な状況になってしまうこともままある。ここでは百戦錬磨の名手・前西喜弘さんにホームの南紀エリアでの経験をもとに、勝つためのヒントを教えてもらおう。
【P083】低水温期のグレを釣りこなす
ベーシック攻略マニュアル
低水温期はどのようなところに狙いを絞り、どう攻めていけばいいのか、ここでは寒グレ釣りのベーシックとして仕掛け、マキエやサシエ、そして攻め方の実際を、潮の流れがない場所と磯際やシモリ周のパターンに分けて紹介していこう。
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【P100】漁師で磯師の魚ばなし
【P101】名手数珠繋ぎ エピソードⅡ
【P102】磯スペキングダム ローグⅡ
【P104】お悩みレスキュー
【P108】THE TOURNAMENT REPORT
【P112】磯釣りインフォメーション
【P114】編集後記
【P115】ピース・アカデミー
【P118】磯釣り基礎知識
【P120】海中からの報告
【P123】磯SP新製品
【P128】グレポンⅡ
【P129】日本全国磯メシレストラン
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