東京湾シーバスエキスパートがイチ押しする「NEWショアラインシャイナーZバーティスR(DAIWA)」



ルアマガプラスの東京湾シーバス連載記事でもお馴染み、キャスティング日本橋店カリスマショップスタッフの小出さんに2020年イチ押しの新製品を教えて頂きました!小出さんがオススメするのは今期フルモデルチェンジを遂げたあの名作シーバスルアーです!

ショアラインシャイナーZバーティスR(DAIWA)

さらなる飛距離を手に入れたショアキャスティングプラグ

2020年ショアラインシャイナーがフルモデルチェンジを果たした。“ぶっ飛び系”プラグとして知られる同シリーズだが、今回はその“飛距離”をさらに向上させている。飛距離の向上に貢献している要素がボディ形状。ややボリュームを持たせたことにより、空気抵抗を抑えつつ内部のウェイト後方端まで移動する。

そしてもうひとつの要素は「ワイヤオシレート重心移動キックバックスプリング」を半分の長さにすることで、キャスト後半のバネの押し戻しがボディ中央に留まり、失速を低減。加えて、ウェイトにタングステンを採用することで、マックス77.5m(アベレージ73.5m)という驚異的な飛距離を実現している。

スペック
●サイズ:125mm ●自重:20.5g(F)、23g(S)●カラー:12色(F)、10色(S)●フック:#5トレブル ●価格:2100~2150円 ●発売時期:2020年4月



語ってくれるのは、ショップスタッフイチの“DAIWA通” であるシーバスエキスパートなあのお方

【Profile】
小出慎(こいで・まこと)さん
キャスティング日本橋店・副店長。東京湾のシーバスアングラーならその名を知らぬ人はいないカリスマショップスタッフで、確かな腕と豊富な経験、莫大な知識が武器。ショップスタッフとして、またアングラーとしても現場の声をDAIWAにフィードバックしている。

NEWバーティスRは「動き出し」「アクション」「飛距離」全てを克服した喰わせのミノーに仕上がった!

小出さん「新しく生まれ変わったバーティスRですが、実際自身も使ってみてすごく良い印象を受けました! まず良い点としてワイヤオシレートシステム部のワイヤに『サクサス加工』が施されているところですね」

左が従来のバーティス、右がサクサス加工のワイヤを使用したNEWバーティスR

小出さん「実は前モデルのバーティスはウェイトの戻りが遅く、向かい風の場面などでウェイトが戻らないことが多かったんです。なのでキャストしてからの着水後、しっかりとウェイトボールを戻して、泳がせてからリトリーブをスタートさせないといけませんでした。しかしNEWバーティスRは着水してから糸を張るだけでウェイトが戻るようになり、動き出しが非常に早くなりましたね

次にアクションですが、今まで東京湾で前バーティスを使っている中で『ちょっと動きがキツイ』なと思うシーンが多々ありました。

ですが、NEWバーティスRは前モデルよりもアクションがバタつかなくなっています。DAIWAの開発スタッフ曰く、『全国的なシーバスのトレンドの動きにした』と言ってましたが、そのバタつきを抑えた動きがより東京湾にマッチしそうな動きになっているんです。これからは激戦区である東京湾の河川でもバーティスが通用するようになると思います」

小出「また、マグロックによる重心移動がスムーズになったことで、ジャークが出来るようになりました。前モデルではジャークするとウェイトが動いてしまいバランスを崩しがちだったのですが、NEWバーティスRはジャークしてもウェイトが動かないので、リトリーブしながらジャークを入れて喰わすことも出来るようになったのでデイゲームで使用しても面白いと思います!

さらに内部のオシレート部分もかなり後方まで動き、飛行姿勢もエアロデザインになったことで、飛距離も伸びています。前モデルかなり飛ぶと思ってましたが、それを凌駕しますね

エアロデザインとワイヤオシレート重心移動キックバックスプリングが加わったNEWバーティスR

小出「現在DAIWAのシーバスミノーは『セットアッパー』や昨年発売された『ショアラインシャイナーSD』などかなり飛ぶルアーが増えてきましたが、NEWバーティスも両モデルに負けず劣らず飛ぶルアーになっていますよ」

小出さんのルアーローテーションの中でも1軍入りを果たしたNEWバーティス。

小出「飛距離も出るし、動きも東京湾シーバスにマッチしたアクションになっているので間違いなくローテーションの一角に加わりましたね

なかなか最近のアングラーはミノーを投げてくれない人が多いですが、**NEWバーティスならスローリトリーブでもいい動きをしてくれる、バランスの取れた良いミノーになっているので是非とも使って頂きたいですね