繊細さとマニア度の極みに到達しつつあるエリアトーナメントの世界。そんなエリアトーナメントの世界に、転換期が訪れることを予期して、新コンセプトのエリアトーナメントが5年前から開催されている。その名は『ヴァルケイン・スーパーカップ(通称・ヴァルカップ)』。その大会のおもしろさが、今…エリアトラウト業界以外、さらには海外からも注目を集めている。熱いぜ! ヴァルカップ!!
エリアトラウトブランドの雄、ヴァルケインのキング・オブ・トーナメント!
「現在のメジャーエリアトーナメントで勝ちあがるアングラーたちの、技術と発想、知識量は本当に『凄い』のひと言に尽きます。現在のメジャートーナメントで勝つには、並大抵の努力では不可能。そこで勝つアングラーは文句なく凄い」
と、語るのは菊地栄一さん。菊地さんは、今から約5年前にヴァルケイン・スーパーカップ(以下・ヴァルカップ)を開催し始めた。エリアトラウトには、影響力が強い全国規模のトーナメントが存在する中、あえて菊地さんが5年前にヴァルカップの開催を決めたのには、もちろん理由がある。
菊池「大勢のアングラーが一斉にルアーをキャストするエリアトーナメントでは、あっという間にスレていき、状況変化が速いです。そこで変化を追いかけるように技術を駆使して、釣り方を変えるところがおもしろかったのですが、 気が付けば状況に合わせてテンポよく的確なルアーをセレクトをする側面が強くなってしまった。そう感じたときに、エリアトーナメントも、ひとつの転換期を迎えるタイミングなのでは…と感じました」
そんな菊地さんが提案したのが…ヴァルカップだ。
ルアーは1社縛り。レアルアー、レアカラーから解放された「純粋競技」
ヴァルカップの特徴はたくさんあるが、中でも注目すべき特徴のひとつは、使用可能なルアーがヴァルケインのルアーに限定されていること。使用ルアーを1社に絞り込むことによって、参加者の条件を平等にしている。
しかもヴァルケインのルアーは あらゆる状況に対応可能なラインナップがそろっている。つまり、そこから先の釣果の違いは、純粋な技術力の違いとなって浮き彫りにされる。そこにはレアカードという飛び道具は存在しない。
菊池「賞金付きの大会ということで、出場者をお金で釣ることにならないか? という不安の声も頂きました。それでも自分たちとしては、経済面で苦労している若いアングラーたちに少しでも夢を与えることができれば…という思いが強かったです」
賞金は夢でもあり、その先の「自分への投資」にも繋がるのだ。
菊池「賞金が出る大会ですが、現場は和やかのひと言に尽きます。ギスギスした雰囲気はまったくないので、どなたでも気軽に参加してもらえたら…。勝っても負けても、きっといい思い出になると思います」
誰でも参加可能な、完全なるオープン戦
参加したい方はどなたでも参加OKのオープン戦。参加希望の方は、ヴァルケイン・ホームページを開いて、下部へスクロールして頂き、ヴァルケイン・スーパーカップのロゴ内のエントリーシートをクリックしてエントリー。
大人気の大会なので、定員オーバーになってしまう可能性も高い。早めのエントリーをオススメします。参加費用は、開催管理釣り場の1日券プラス3,000円。
【予選第1戦】
2020年2月23日 アルクスポンド宇都宮
【予選第2戦】
2020年3月22日 東山湖フィッシングエリア
※2020年2月22日よりエントリー開始
※※2020年3月15日に開催判断
【予選第3戦】
2020年4月5日 アルクスポンド焼津
※2020年3月5日よりエントリー開始
※※2020年3月29日に開催判断
【決勝戦】
2020年4月26日 アルクスポンド宇都宮