春到来! シーバスの活性も上向き、コンディションが上がってくる季節。今回は東京湾全域をメインフィールドに、港湾部や河川、磯や干潟などあらゆるフィールドで日々シーバス道を追求する若きスペシャリストに、春の基本となる1本と、喰わせ、応用と言うべき1本のルアーをカラーも決め打ちにしてご紹介! これを読んで春シーバスを仕留めに行きましょう!!
あらゆるフィールドで研鑽を積む、次世代シーバスアングラー筆頭株!
河川のマイクロベイトを意識した釣りを展開
安田さんのホームフィールドは、横浜ベイエリアを中心とする東京湾一帯。
安田「3月末からGW頃にかけては、湾奥の河川で釣りをすることが多いです。その頃、皆さんが意識するベイトがバチだと思うんですよ。でも、僕は仕事の関係でバチ抜けに合わせて釣りに行く機会が少ない。なのでアミや小型ベイトフィッシュを捕食するシーバスを狙うナイトゲームを楽しみます」
バチ抜けを外しても釣れるルアーを教えてもらえるということですね。
安田「釣り場は橋の明暗絡みのシャロー。アミや小型ベイトフィッシュが湧きやすいですからね。メインで使うルアーがシュナイダー13(ima)です。飛距離が出て、シャローでボトムを擦らずに引ける鉄板バイブレーションです」
使い方は?
安田「使い方は3パターンあって、まずは明暗の境や明部でただ巻き。反応がなければリフト&フォール。流れがあれば、着水後サオ先を軽くあおってブルブルッと波動を出し、明暗の境に向かって落とし込みながら流すフォールドリフトです。
安田さんおすすめ! 基本の春ルアー「シュナイダー13(ima)」
誰でも使いやすい鉄板バイブレーション
安田「シュナイダー13は、小さくても飛距離が出て、シャローでボトムを擦らずに引きやすく、春のマイクロベイトを意識するシーバスに口を使わせやすい。シュナイダーシリーズは、スタンダードな鉄板バイブレーションで、誰でも使いやすい。そこが最大の特長です」
おすすめカラー:「SD13-007玉彩」
安田「実績抜群のキャンディ系で、側面はゴールドがベースでベリーはピンク。泳ぐと色の差の大きいチラつきでアピールできます」
使い方3ヵ条
其の1:.明暗絡みのシャローをただ巻き。底を擦らずに広範囲サーチ
其の2:ただ巻きに反応がなければリフト&フォール
其の3:流れがあればシャクった後にフォールドリフト
安田「そしてシュナイダーでも反応しない、明暗の境に魚が確実に居るのに喰わないときは、バグラチオン(アピア)を入れます」
これが応用ルアーになる?
安田「はい。キレの良いダートを見せるジャークベイトですけど、速巻きでバタバタ泳ぐ。強波動でリアクションが誘えます。飛距離も出るので、イメージとしてはバイブレーションを巻く感覚で、明暗の境と平行に引くと喰う。僕はこのパターンを“バグる”と言ってます」
安田さんおすすめ!応用の春ルアー「バグラチオン(アピア)」
居ても喰わないときは速巻きで“バグる”
安田「固定重心でキレの良いヒラ打ちダートが特長のジャークベイトですが、速巻きではパタパタと泳ぎ、フラットサイドボディが強く水押し。河川の橋周りなど明暗の境で、居ても喰わないシーバスをバグラチオンの速巻き=“バグる”パターンでハメることができます」
おすすめカラー「レンズボラ」
安田「ゴールドはシルバーより鈍く光るので、幅広い状況に対応しやすい。明暗の境の“バグる”で一番釣っているカラーです」
使い方3ヶ条
其の1:居ても喰わないシーバスが付く明暗の境と平行に通す
其の2:巻きスピードは泳ぎが破綻しない範囲で速巻き
其の3:平面ボディによる強波動でリアクションを誘え!