さて、大人気で飛ぶように売れているというあの噂のルアーを、3つ手に入れる事ができたので、とりあえず水が流れる近所の川に出向いて、その動きだけチェックしてきましたよ。はい、噂のルアーとはラパラ カウントダウンエリート!
ラパラ・カウントダウンの実力を知らない人は誰だ! あたしだよ!(古)
3歳の時から釣りをやっている小生。もう釣り歴40年以上の猛者。そんな芸歴…ちがった、釣り歴の記者なら、ドヤのドヤ顔で「ラパラのカウントダウンにはお世話になったよ」って遠い目で語りそうなものですが….。実はルアー歴はたかだか10年強。ごめんなさい、ラパラのカウントダウンって飛ばないし、あ、あんまり使ったことなくて….。と目が泳ぐ「軟弱系」。
しかし、シーバス釣り師のラパラー(ラパラ好きのアングラーの略)が、そんなラパラ初心者にもうってつけのルアーが出たんですよとおっしゃるじゃありませんか。そう、それが、今回紹介する、カウントダウンエリート! 懐古趣味はないけれど、新しいもの好き、ちょいと興味がソソられたのであります。
オリジナルモデルは今から55年前の1965年に最初に発売されたカウントダウン。
漁師向けのトローリングルアーとして開発されたというカウントダウン。ですけども、往年のルアーマンならば、キャスティングをするシーバス釣りに、バス釣りに、トラウト釣りにとこぞって買い求めた名ルアーとして大ブレイク。以後、廃れること無く売れ続けてきたロングセラーとして知られています。
それが2020年にリニューアルして「エリート」として発売されたのであります。コンセプトも「Legend2.0」と謳われており、今までのカウントダウンの良さを殺さず、まさに現代風にアレンジされて開発されたとのお話。特に、飛距離に関しては「飛ばないけど、釣れるカウントダウン」(実際には、そんなに飛ばないルアーではありません)から、「飛ぶし、釣れるカウントダウン」となるように尽力したと、開発者弁もございます。
そんなセールストークを耳にしつつ、新しいフォルムを見た小生。いや、めちゃくちゃ美しいルアーじゃないすか。と一目惚れ。あ、これは買わねばと、Amazonにくりだすも、購入当時は人気で手にはいらず。そこで、ルアマガ編集長K氏が取材先で見つけたとの一報を受けて2つ購入。ネットでも探し回って1つ購入。3つ揃ったところで近所の川に泳ぎを確認しに行ってまいりました。
傑作の予感がする使い勝手と動きに、追加購入を決定。ただし…。
小生が手に入れたのは、ドジョウ、ヤマメ、イワナの3種カラー。ドジョウカラーはネットで唯一残っていたのをクリックして購入。さて、1投目。根がかりも怖いので14lbをラインを巻いて、ベイトロッドでキャスティング。
お、おお! めっちゃいい感じで飛んでいく。キャストフィールがいい! ということでリトリーブ。一瞬、川底の岩にコンとあたりましたが、無事手元に戻ってきました。アクションも、めちゃくちゃハイピッチの美しいロールアクション。
これは、釣れるヤツ。国産のインジェクション系の一軍ミノー系に加えても間違いなく問題ないでしょう。暴れる系ではなく実に性格がいい、下に重心があるロール系のキビキビアクションです。無駄に暴れず品がいい感じ。
おお、これは良く飛ぶし実戦向き! と、嬉しくなって続けざまにキャスト。
ん? あれ? なんか手元に動きが伝わってこない。アクションもしていない。何かゴミが引っ掛かったかな? と回収してみると。リップが折れていました….。OH。初期不良かな…。1投目だから、可能性としてはリトリーブ中に岩にあたったときに….。珍しくハズレひいちゃったかな。「え〜、もうダメじゃん」とその時は思いましたが、気を取り直して次をキャストしてアクションを再確認したら少しショックは和らぎました。なぜか!
このルアー、フォールもめちゃくちゃいいんですぅ。絶妙なフォール速度で、控えめなシミー(左右揺れ)を伴いながら沈んでいくんですよ。ってことは、リップ壊れちゃったけど、壊れたルアー、別に使えるじゃんね。そもそもカウントダウンだって、折れたリップチューンなんてのもあったワケだし、前向きにいこうじゃないか! メイド・イン・エストニアのご愛嬌です!
あとは、気になるトゥイッチですが、大きくダートするようなことはありませんが、こ気味にの良いパニックアクションになり、こちらもいい感じ。
結論としては、これ絶対、戦力になる系なので、最初に感想を述べましたように追加購入決定です!
この意識高い系ルアー使いこなしてみせようぞ!