歴史あるメガバスだからこそ際立つスーパーZ
ここからはなぜスーパーZが話題となったのかを紹介していきます。
30年以上前。
もう年号でいえば2つも前。昭和の時代にメガバスは誕生しました。
そして1987年にメガバスの記念すべきハードルアー第1号として発売されたルアーがZクランクです。
Zと書いてズィーと読み、それがなまってジークランク。
このルアーは30年以上前に登場したモデルで素材はウッド。
それでいて、中層でもボトムコンタクト時のイレギュラーアクションを出させることを目的とした、縦方向の重心移動システムを搭載していたというから驚きです。
このZクランクが人気となり、その製造に限界を感じた伊東社長がインジェクション化に踏み切り、いわば後継モデルとして1990年に登場したルアーがベイテックスです。
とはいえ、同スペックのルアーとして制作したわけではなく、若干の方向転換。
Zクランクが中層の釣りを想定していたのに対し、ボディ素材の変更と併せて浮力を抑え、より濃密にカバーにコンタクトささせ続けられるようにしたのです。
ちなみに、当初はメガロイドという名のブランドでリリースしていたのは知る人ぞ知る話。
そしてこのベイテックス、英語で書くとBAIT-Xですが、この後継モデルとなったのが2002年に登場したベイトエックスです。
先代の意思を継ぐルアーとして当初はBAIT-Xコンセプトとも呼ばれたベイトエックスは、ボトムへの喰いつきが追及されれています。
また、リップには表面から裏面にかけてウォーターインテークが空いています。これによりリップ表面で受けた水流は加圧されてボディ下部に流れ、激しいアクションを生み出すのに一役買っているのです。
内蔵する大型のタングステンウェイトがボディいっぱいいっぱいに移動することで、キャスタビリティと素早くもぐるための潜行姿勢を両立させています。
ボトムコンタクト系のメガバスルアーはほかにもありますが、Zクランクからの直径という意味ではこのベイトXまでが一連の流れといえそうです。
一方、Zクランクの名前をそのまま冠したルアーものちに登場しています。
形状はオーソドックスですが、リップにはサーキットボードを採用し、素材となる木材が異なる2タイプをリリースするなど、メガバスらしい意欲作でもありました。
そしてその後にインジェクションプラグとしてリリースされたのがZクランクXシリーズです。
Zクランクのウッドボディならではのアクションを踏襲し、なおかつABS素材だからこその武器ともいえるラトル音にこだわったモデルでした。サイズ違いや海外モデルなどのラインナップも豊富でした。
こうしてこの30余年、すべてのメガバスルアーの父とも呼べる初代Zクランクから端を発し、派生系モデルが次々に登場してきました。
その過程で得たであろう数多のフィードバッグ、そしてメガバスの先進技術が結実したルアー。
それこそがこのスーパーZ。
言わばメガバスの歩み、その全てが詰まったルアーなんです。
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