数ある釣り対象魚の中でもチヌほど多種多様なサシエが使われる魚はありません。貝類や甲殻類といった海洋生物から、サナギやコーン、スイカなど海にはおよそ縁のないもの、ネリエなどの人工エサなどが当たり前に使われます。
『ちぬ倶楽部春夏号』は、チヌ釣りで使われるサシエの潜在力を高めるために知っておくべきことや、できることを掘り下げました。また、カラールポでは名手の冴え渡るワザを詳解しています。さらに、日本で一番たくさんチヌを食べた男の本当にうまいチヌランキングなど、盛りだくさんの内容でお届けします。お楽しみに。
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【P012】20年通い詰めた新波止だからこそ 大田徹 in 大阪南港
近年、爆発的に釣れることが少なくなった大阪湾の乗っ込み期。さらに当日は水質がスケスケ状態の悪条件だった。しかし、20年も新波止に通い続けている経験から大田さんはチヌの居場所を即座に見つけ出し、怒濤のラッシュに持ち込むのであった。
【P018】早めのエサ出しで良型ガンガン 塩野弘幸 in 和歌山県三尾沖
きっちりと飼い付けが効いているのであとは腕次第。じっくりと楽しめるのが和歌山県三尾沖のかかり釣りだ。ポイントまで船で行き2丁イカリで掛けて釣るスタイルで完全な外海になる。45cm前後の良型が多く、いいときに当たれば数も出る。この日は競技の釣りに邁進中で数釣りが大好きな塩野さんがトライした。
【P024】爆風を制す全層沈めの破壊力 飯村健治 in 千葉県金谷
予報が急変し、撮影当日の最大風速は14m。立つだけで精一杯のバッドコンディションだったが、自重の重たい新しいウキを駆使した全層沈め釣りで対処していく…。果たして、悪条件に打ち勝つことはできたのだろうか。
【P030】高速スルスルVSマッスルチヌ 百合野崇 in 高知県宿毛湾
高知県の宿毛湾に潜む大型チヌは、筋肉質な体型からマッスルチヌと呼ばれている。長年磨き続けてきた”高速スルスル”で海底に照準させていく百合野さん。一瞬たりとも油断のできない攻防戦…。勝機をつかむことはできたのだろうか。
【P036】特集 高めよサシエの潜在力
釣れるサシエはチヌ釣り師なら誰でも知りたいけれど、それが何か分かったとしても、ハリに刺してただ放り込めばいいわけではない。なぜそのサシエが効くのか、何か工夫はあるのか、効果的な使い方はあるのか。そして、そもそもチヌはどんなものを食べて生きているのか…。本当のサシエの魅力を引き出すために、知っておくべきこと、できることは、まだまだある。
【P067】名手直伝 初夏チヌ攻略の基本と実践
初夏のチヌは、乗っ込みのラストから体力をつけ直すための荒食いの時期になる。一年でもっともスリリングな季節でもあり大型を狙えるチャンス。フカセ、かかり、ウキダンゴ、落とし込みのツボを伝授してもらおう。
【P082】ニッポン“うまチヌ”ランキング
日本一、いや、世界一チヌを食べたオトコこと中西毅さんが鑑定人の、食べてうまいチヌ=”うまチヌ”の日本ランキング。「いいや、オレんとこのチヌの方がうまい」というご意見もおありでしょうが、そおのところはぐっとおさえてお読みくださ~い。
連載その他
【P062】編集部員のこいつはイケる!
【P087】立ち寄り処案内所
【P087】GO!GO!チヌCAR
【P088】うみの研からこんにちは3rd
【P090】茅渟神社 読者専用別院
【P092】お悩み解決Q&A
【P094】黒鯛情報局
【P096】難解用語マスター
【P098】編集後記
【P099】[連載]山本太郎直伝 黒鯛流儀 和歌山県堅田のかかり釣り
【P105】バックナンバーガイド
【P106】ゆるゆるダンゴで初陣を制す 永易啓裕 in 和歌山県湯浅
【P112】季節の名残は桜とカキチヌ 京都府舞鶴・青井かかり釣り紀行
【P116】ALL-NEW 新製品ニュース
【P119】チヌ料理バンザイ!