ベイトキャスティング専門メーカーとして、アングラーに注目されるFishman(フィッシュマン)。そのフィッシュマンの代表である赤塚ケンイチ氏の肝いりの4ピースベイトロッド、ブリストコンパクトBC4 8.3XXXH(Fishman)をメインに使った南米へのテスト釣行の様子をお届けする第二弾。さぁ、南米の猛者たちと、どう相対したか! KENさんよろしくおねがいします!(文:赤塚ケンイチ)
Profile
赤塚ケンイチ(あかつかけんいち)
ベイトキャスティングロッドメーカー「Fishman」代表。本流や渓流のトラウトから、海外遠征におけるオフショアフィッシングまで、ベイトタックルで挑戦し続ける世界を旅するアングラー。
Fishmanベイトキャスティングロッドメーカー
夢の様なロッド作りに全力で向かっているベイトロッド専門メーカーFishman。《高精度ピンスポ撃ち》《ゼロバックラッシュ》《飛距離》を誰でも簡単に!がコンセプト。ポイントへ閃光の如く撃ち込み、スパッと決まる『Beams』、サーチするという意味から名付けた『CRAWLA』、短竿なのに激しく曲がるが剛竿の『BRIST』、機内持ち込み可能な怪魚対応4ピースパックロッド『BC4』シリーズを展開中。
「ベイトロッド」の最強オフショア用キャスティングロッドが完成⁉️ 南米テスト釣行実録Part.1【WORLD EXPEDITION FISHING!!】@Fishman KEN
「コンパクトに収納できてオフショアキャスティングゲームに対応しうる、粘り強いロッドは作れないだろうか? そんな想いが以前からあり、ようやく完成した4ピースのベイトロッドで大きな魚を釣ろうと計画。たくさん釣りたいので行き先は思い切って南米コロンビア、太平洋側のオフショアキャスティングゲームを計画した」。そう語るのはベイトキャスティング用ロッド専門メーカーとして人気のフィッシュマン、赤塚ケンイチさん。そのロッドを完成させ、スケールのでかい実釣テストを敢行したときの様子をお話いただきましょう! …
好ファイター、「スヌーク」を攻略する
コンパクトになる4ピースベイトロッド・ブリストコンパクトBC4 8.3XXXH(Fishman)でオフショアのモンスターに挑む今回の釣旅。海岸線は濁りのきつい河口、長いサーフ、クリアな磯が隣接していて、それぞれの水の色を好む魚が居る。濁りが効いたポイントではスヌークやターポン、クリアなポイントにはシイラやルースターフィッシュなどが回遊している。
今回は190mmのウッドポッパーメインで、どれだけの魚種が釣れるのかという楽しみもあった。前編ではキハダマグロやカンパチ、アンバージャックが現れ、しかもその魚影の濃さは異常と思えるほどだった。
FISHMAN フィッシュマン ブリストコンパクト BC4 8.3XXXH FISHMAN BRIST COMPACT
世界中のモンスターに挑める強靭な4ピースロッド
全長:2.53M 8.3’
自重:297g
77×7×6.3cm
¥67,100
2020-06-25 14:45
朝はビーチから小舟に乗り沖に停泊してあるボートに乗り換えて、スヌークポイントへ向かった。スヌークはご存じの方も多いとは思うが、スズキに似たホソアカメ科の魚。ちなみに世界では12種類ほど居るようで、今回の海域にいるのはどうもブラック・スヌークっぽい。そして最大は150cm30kgに成長するというから驚きだ。
ポイントはサーフの1枚目までの間にいることが多い。沖から波打ち際にキャストするという変な釣り。いったんポッパーは休憩し、ミノーやスイムベイトでチェック。濁りがキツイのでゆっくりリトリーブしていると明確なバイトからの強烈なダッシュ。結構大きそうだからメータークラスのターポンかな?と思ったら派手なジャンプを見せてくれた魚はなんとスヌークだったである。以前フロリダキーズで釣ったスヌークとはまったく違う次元の引きだ。
河口域の魚影はもう半端じゃないほど居て、サーフを流しながらの釣りではぽつぽつ拾える感じ。ゆったりと流しながらロングキャストで波打ち際の白泡に打ち込んでいると、同行のコロンビア人がモンスターサイズをヒットさせている。この激しい曲がりは今度こそターポンでしょと思っていたらメーターのスヌークだったのだ。
そして、本命のクラベスナッパー! レッドモンスターを仕留めろ!
それにしても本命のクベラスナッパーのバイトが無い。ポイントはサーフから目と鼻の先で、水深は15mほどで、根が点在しているところ。ちなみにクベラはフエダイ科の魚であるから強烈な引きは容易に想像できる。マングローブジャックやタマン、パプアンブラックバスなども同じ仲間。
そのクベラが15m浮上しポッパーに襲い掛かるのだからそりゃあ見てみたくなるってもの。しかしポッピングしてもジャッククレバルばかりで、ガイドも何故だか分からないと困惑顔。いつものようにパンプキン190mmを遠投しポッピングに精をだしていると、すぐにバイト。だがいつもの様子が違って下に突っ込むパワーが半端じゃない。
大型のクベラだったら15mのトップで食わしても根に入られて獲れない魚が多いというのだ。「これか!」と魚は見えてないがクベラと判断し、#3ピースを信じてがっちり負荷を掛け曲げまくる。一気にボトムへ向かおうとする魚を無理やり浮上させる攻防戦を数回繰り返し、ようやく観念してくれたようで水面近くに寄せて魚の色を確認。
「赤い!クベラだ!」
STX68の3/0をがっちり咥えて口も閉じていて絶対獲れると確信。
キャプテンがボガ入れしてくれようやくキャッチ。なかなか良いサイズとのことでここまで来た甲斐があるというもの。およそ20kg。両足の膝に乗せて重みを体全体で味わうことができた。感無量でもう帰ってもいいやなんて思いながら、その後のトレバリー釣りではフックを外してバイトシーンのみを録画するという体力を使わない釣りにチェンジ。さて、次回はどの国でなんの魚をターゲットにしようかな。
この魚も多い。アベレージは80cmくらいだが、たまに良いサイズも釣れる。
Fishmanでは2020カタログの無料発送を実施しています。
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南米カリブ海に浮かぶ、トリニダード島の狂乱ターポンを狙え!【WORLD EXPEDITION FISHING!!】@Fishman KEN
フィッシュマンと「赤塚ケンイチ」さんが率いる、知る人ぞ知るロッドメーカーです。特に海外釣行や、怪魚などを狙うアングラーには大注目されていてファンが多いんですよね! 特に「ベイトロッド」にコダワリを持つ専門メーカーとしても知られています。その総帥、赤塚ケンイチさんの怪魚行脚の記録を、これから定期的にお伝えしていきます。第一回目は、南米カリブ海・トリニダード島のターポン釣行記でございます。では、赤塚さん、よろしくおねがいします!
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赤塚ケンイチ(あかつかけんいち)
ベイトキャステ…
「ベイトロッド」の最強オフショア用キャスティングロッドが完成⁉️ 南米テスト釣行実録Part.1【WORLD EXPEDITION FISHING!!】@Fishman KEN
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ベイトキャスティングはメカニカルブレーキの調整で劇的改善。ライトゲームでこそ活きる、その調整術とは!? @Fishman西村
ベイトロッド専門メーカーとして人気のFishman。そのテスターを務める、西村均さんが「今さら聞けない、ベイトリールのメカニカルブレーキの調整術」を伝授。ライトウェイトな釣りなら特に、その調整が活きるのだとか。ということで、西村さんお願いします!
Profile
西村均(にしむらひとし)
ベイトロッド専門メーカー「Fishman」のテスターを務める。新潟県をホームに小渓流から海のルアー釣りまで幅広く楽しむマルチアングラー。人気サイトfimoでブログも執筆中。
Fishmanスタッフの西村 …
今時のベイトリールのドラグは精密! 使わないのは勿体無い!【Fishman@西村均】
さぁ、ベイトキャスティングロッド専門メーカーとして知られるFishman(フィッシュマン)のフィールドテスターを務める西村さんが、今回もベイトリールの使い方、そのコツを伝授してくれます。過去の記事を見直しながら、ご覧ください。では、西村さんお願いします!
誰もが忘れがち!? ベイトリールのドラグをスムーズに作動させるためのメンテナンス術@Fishman西村均
ベイトタックルの活用術を革新的に推し進めるベイトロッド専門メーカーのフィッシュマン(Fishman)。今回はベイトリールの「ドラグ」をしっかり機能させるためのメンテナンス術! ではお話、西村均さん、よろしくお願いします。
85cm座布団ヒラメも陥落! サーフで楽しむベイトキャスティング。そのタックル・セッティング! Fishman@鈴木貴文
サーフのルアー釣りはスピニングでしかできない。そう思ってた時期がルアマガスタッフにもありました。しかし、パイオニアは現れるものです! ベイトキャスティングロッド専門メーカーとしてブレイク中のフィッシュマン(Fishman)の提唱するベイトキャスティングでのサーフゲーム。提唱するだけではありません、結果を残し「メリット」を解りやすく伝えてくれています。では、テスターの鈴木さん! 実体験からメリット解説とタックルよろしくおねがいします。
ソルトで楽しむベイトキャスティングゲーム入門!【連載第1回】 @Fishman上宮則幸
ソルトルアーの定番タックルといえば、スピニング。もちろん、一部の船釣りではベイトロッドとベイトリールで楽しむ釣りも存在するが、陸っぱりでベイトキャスティングゲームを楽しむ人は、正直そんなに多くない。「だって、飛距離も出ないし、バックラッシュ怖いし」こんな意見が大勢を占めるかもしれない。いや、まって! 実はどちらも「扱い方」次第でなんとでもなる! そう語ってくれるのはFishmanのテスターを務める上宮則之さん! では、よろしくおねがいします。
ベイトキャスティングの実戦的「超ロングキャスト法」。まずはバックラッシュをしないこと!@Fishman上宮則幸
海のキャスティングゲームで、ベイトタックル!? だって、スピニングと違ってベイトは飛ばないじゃない! なんて思っている人も多いはず。しかーし、ベイトロッドの専門メーカーとして人気のFishmanのロッドを使いこなすツワモノたちは、口を揃える。「ベイトロッドでルアーを遠くに飛ばすことはできますよ」と。なるほど、ではその秘訣教わろうじゃありませんか。では、ベイトキャスティングの達人として知られる上宮則幸さん、ベイトキャステイングでの超ロングキャスト法、教えて下さい!
ベイトキャスティングの「超ロングキャスト法」。『タイミングとアキュラシー』を考える。
前回、上宮さんにはベイトキャスティングの超ロングキャストを実現するための、ひとつめのコツとして「バックラッシュ」をしないこと、そのための練習法について語っていただきました。今回はその『ベイトキャスティングでの超ロングキャスト法』の第二弾。上宮さんが重要視するキャスト時の『タイミングとアキュラシー』について解説いただきましょう。