2019年は近年まれに見る豊漁に湧いた東京湾のマダコ釣り。2020年も好調なスタート! との風の噂を聞きつけたマシモP。さっそく自粛開けの林遊船さんにお邪魔してきたぞ!
タコパしてえ〜!
こんにちは、ロケにも行けなかったのでTシャツ短パンから覗く手足が色白で自分がキモいマシモPです。
やっとコロナ自粛も明けたので、今年の初釣り、それもマダコです。2019年は海底がマダコで埋め尽くされている「レッドカーペット」とか言われるほどの、まさに爆湧き豊漁だった東京湾のマダコですが、果たして2020年も好調なのでしょうか?
と言うワケで、マダコ釣り乗合い船が好評だと噂の江戸川放水路から出船、林遊船さんにお邪魔してきました。
さぁ、さっそく出船です。乗船者は両舷7人14人くらいでしたでしょうか。
さぁ本日のマダコ釣り、道具だてですが
林社長にリサーチしたトコロ、釣りたいならボート釣りや船釣り用のキス竿ですよ〜。ウチはレンタルもキス竿ですから〜。
という事でしたのでこのセット。
そして竿はキス竿! ええと、船中で間違いなく1番ひ弱そうなタックルっぽくてちょっぴり不安な乙女心のマシモPです。
社長〜、大丈夫なんでしょ〜かぁ。
タコを狙う仕掛けは「タコエギ」を使います。これはイカを釣るエギをタコ釣りに応用したもの。そしてマシモは初心者なので、タコエギはすべて船長からレンタルさせて頂きました。
本日の釣り座は右舷ミヨシ。つまり船の1番右前。
船宿到着時には、まだ釣り船の席が空いてたので、良い釣り座と思われる右舷ミヨシ(船の右側1番前の席)を確保させて頂きましたー。船長さんに聞いたら、エギを投げられるなら自由度があるミヨシが良いですよ、との事でしたので。
マダコ釣りは「タコエギ」を竿でキャストして海底を探る方法と、「タコテンヤ」と呼ばれる伝統的なマダコ釣り仕掛けを釣り竿を使わず手で探る方法の2通りがあります。タコエギはルアー釣りと同じ要領なので、投げられる船の端っこの方がやりやすいというわけですね。
マダコ釣りの要点はシェイクにアリ……かと!
さぁ、ここで釣り方を船長さんに聞くマシモ。すると「キャストして底を取り、エギを動かしながら重りをズル引きするイメージ」との事でした。
左舷ミヨシの猛者を見ていると、仕掛けをかなりシェイクして誘っているカンジでしたので、キス竿の強いバットと繊細なティップを活かしながら、バス釣りで言うと「早いダウンショットのスイミング」ってカンジ……そう、青木大介プロが小森嗣彦プロと陸王で高滝ダムにて対戦した際に繰り出した、レッグワームで泥を舞い上げながらリトリーブ、というあのカンジをイッメージしながらシェイクリトリーブしてくると……(生意気)。
実は船中誰よりも早く掛けていたのですが、合わせが足りなかったのか水面でサヨウナラ……。このタコ(ダブルミーニング)!
でも、なんとなくわかりました。シェイクしながら引いてくるとタコが絡んでくる重み、違和感を感じるので、したらば糸のテンション抜きながらシェイクを続け、タコがエギを抱くまで待つイメージで5秒以上待ち、タコの重みを感じながらをベリーで針をタコボディにぶっ刺す要領で力強くもスィープに合わせるのがコツ! かと思います。
そして一定速度で巻いて船に寄せたら、タコが船舷に張り付かないようにぶっこ抜きます。船に張り付かれたら、せっかく釣れたタコもバラすの必至ですからー。
わかっちゃったよ〜ん
って事で先程とは裏腹に自信に満ち溢れたマシモP。
タコは直ぐにクーラーボックス等から脱走してしまうので、洗濯ネットがあると便利です。が、もうネットがミッチミチに!!
と、言いつつ今年の初釣りだったので、色々ホゲホゲなマシモP。根がかりやキャスト切れでタコエギセットを4つもロストするし、ネットもミチミチになるしで、沖上がり20分ほど前に凹んで早期リタイア。船長の中島忍さんとお話してました。
好釣果……実は釣り座のおかげだったのでは……でもそんなことなかった
皆さんご存知かと思いますが、船釣りって魚種にも寄りますけど、釣り座でかなり釣果が変わります。今回のタコもシャローのが数は出たため、その日の風と潮によって釣れる釣り座がある程度は決まってきてしまうんですね。
特にソコに常連さんや手練が座っていたりすると、真逆の釣り座に座ってしまった人にとっては受難だったりします。
「あそこ投げてぇ〜、でも船真逆だしどーしょーもねぇ〜、はぁ、1日無駄にしたわ」ってなっちゃったりもするんですね。でもどうでしょう、この中島さんたら!!
自ら竿を出したりしながら(笑)、ちゃんと前後左右に船を振ってくれるんです。これなら釣り座の位置での不公平感はかなり解消されるはず。
と、いう事で終わってみたらまさかの竿頭!!
プリプリのマダコが20ハイ!!
柔らかくてプリップリ! 味わい深い東京湾のマダコちゃんをたっぷりキャッチ!!
早速小分けにして冷凍します。内蔵も取らないでそのままカチンコチンでOK! 面倒なヌル取りも、冷凍してしまえば塩も使わず簡単に取れるのです。
そして解凍は氷水解凍がオススメ! ドリップもあまり出ず、実は解凍速度も他の解凍より早かったりします。
そしてお待ちかねマダコさんお料理タイム!!
ルアマガ編集部のある東上野は、多くの人気ラーメン屋さんが使っていることで有名な製麺所・浅草開化楼さんの近く。朝イチに開化楼の工場直売で買ってきた生パスタと合わせてタコ・ペペロンチーノに!
開化楼ではだいたい午前中くらいまで麺の小売りもやっているのですよ。生パスタとか有名ラーメン店の麺とかが買えてしまうので大変お得。小ロット売り切れ御免なので欲しければ早めにいくとよし。
そして小さめのタコは柔らかさを活かしてタコ飯に!!
釣って楽しい食べて美味しい東京湾のマダコ釣りオススメです!!
特にバスアングラーならタコエギ(ルアーに較べれば爆安)を買って、仕掛けもバラで買って組み立てればそんなにスタートコストもかかりませんし、道具はバスロッドでも十分代用が出来ます。
釣り方もダウンショットした事ある方ならイメージしやすいかと。
そしてタコは老若男女、そう、奥さんもお子さんも間違いなく喜ぶ獲物です!! さらに釣り方もバス釣りの応用でイケますので、爆湧きアゲーンの東京湾マダコ釣り、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?