SLJやイカメタルにも活躍する万能ティップランロッド「ブリゲイドフリップTR(テンリュウ)」登場! 船エギングはもちろん色々な釣りで活躍するぞ!



エギング用ロッドでありながら、ライトゲームなどにも対応できるバーサタイルロッド、ブリゲイドフリップにオフショアモデル、ブリゲイドフリップTR(ティップラン)が誕生! ティップランに求められる性能を高い次元で達成しながら、SLJ(スーパーライトジギング)やイカメタルなどの人気の釣りもこなせる「コレ1本あればOK!」なロッドを紹介しよう!

【Profile】
舟木雄一(ふなき・ゆういち)
ロッドメーカー、テンリュウでロッド開発や広報を担当。今回のテーマであるオフショアキャスティング用ロッド「スパイク」のモデルチェンジに関しても、プロジェクトの中心人物として活躍。

操作後、ティップがブレない。だから、アオリイカのアタリが取れる!

ブリゲイドフリップTRは、レングスの違うモデルを3機種ラインナップ。

ティップランエギング用として、新たにラインナップに加わったブリゲイドフリップTR。このロッドのコンセプトや細部へのこだわりなどを、開発を担当した、テンリュウの舟木さんに伺いました。

舟木「ブリゲイドフリップTRは、ティップランエギング用としての性能を高次元で達成しながら、バチコンやスーパーライトジギング、タチウオゲームなどにも幅広く使えるという、自由度の高さをもっているのが特徴であり、開発のコンセプトでした」

「ブリゲイドフリップTR」のラインナップ

モデル長さ(m / ft)継数仕舞寸法ルアー(g)PE自重価格
BFT5112S-MLS1.80 / 5’11”293cm60(キャスト25)0.8号82g40,500円
BFT672S-MS2.00 / 6’7″2103cm80(キャスト30)1.0号87g42,000円
BFT632S-MHS1.90 / 6’3″298cm100(キャスト35)1.0号87g40,500円

ティップラン用として求められる性能としてこだわった部分とは?

舟木「今回、開発にあたりって、ガイド船の船長やティップランアングラーにも話しを聞いたんですが、皆さん、口をそろえておっしゃるのは「ロッド操作後のブレがあると、アタリが取りにくい」ということだったんです」

シャクリ後のブレの収束が早く、ステイ状態のエギへバイトを逃すことなくフッキングできる。

操作後のブレとは、シャクリなどのアクションをつけた直後、ロッドを止めたときに出る振動のことですよね?

舟木「そうです。エギを追ってきたアオリイカは、ステイの瞬間に抱いてくることが多いので、ブレているとアタリが取りにくく、せっかくのチャンスを逃すことになります。その点、このブリゲイドフリップTRは、ブランクスの設計やガイドのセッティング、ソリッドティップの長さなどを最適化したことで、驚くほどブレが出ない、操作後の収まりが良いのが最大の特徴です」

チューブラーよりも重いソリッドの部材をティップ部に設定しながら、ブレを徹底して排除することに腐心したようです。その甲斐あって、コアなティップランアングラーも納得の、使用フィールを実現したんですね。

ソリッドティップやマグナフレックス製法、C・N・T(カーボンナノチューブ)と、最新技術・素材を惜しみなく投入

ブリゲイドフリップTRは、ブランクス自体にも多くのこだわりが詰まっているということですが?

舟木「ティップ部にはカーボンソリッドを採用したことで、エギを繊細に操作でき、微細なアタリも確実に獲れるようになっています。また、マグナフレックス製法も採用してるので、ベリーとバット部はそれぞれ違う弾性率のカーボンを採用しているのですが、とてもスムーズに曲がってくれます」

穂先部分(色が違う部分)には、ソリッドティップを採用している。

C・N・T(カーボンナノチューブ)に関してはどのような効果を?

舟木「大型のアオリイカが深場で掛かったときなどは、バット部に大きな負荷がかかります。そのような状況でもしっかりとファイトできるように、C・N・T素材を採用しています。たとえバットまで入るような負荷がかかっても、粘り強さでしっかりとアオリイカを引き上げてこれる、安心感があると思います」

バット部分にはC・N・T素材を採用し、大型のアオリイカとも対応できる粘り強さを確保。

ガイドに関してはいかがでしょうか?

舟木「穂先部分にはLDBガイドを設定しています。これにより、ティップランエギングは糸ふけの出やすい釣りでもあるので、ガイドに絡むトラブルを低減しているんです。元ガイドに関しては、高足のKガイドを採用しているので、ラインの放出がスムーズに行えます」

バットガイドは高足のKガイドを採用。ラインの放出がスムーズに行える。

オフショア用の万能ロッドというのがコンセプトなんですが、ティップラン用としての性能には、かなりのこだわりを持って開発されているのがよくわかります。



イカメタルやボートアジング、SLJ、タイラバ、そしてエサ釣りなどで使用することも想定して設計

ブリゲイドフリップというシリーズ自体が、1本で何でもこなせるエギングロッドというコンセプトを持っています。

ティップラン用のブリゲイドフリップも、この点をしっかりと継承していて、他のオフショアゲームでの使用も、前提としているようです。

専門性の高いモデルが多いルアー用ロッドにおいて、汎用性の高いモデルを望んでいた人も多いのではないでしょうか?

舟木「実は、僕自身も、汎用性の高いロッドが欲しいというのもあったんですけどね(笑)。スペックの範囲内なら、自由に使ってもらえる懐の深さも十分兼ね備えている設計になっています。ブリゲイドフリップTR1本買ってもらえれば、ライトなオフショアゲーム全般で楽しめるので、その自由度を是非、味わってもらいたいですね」

舟木「あっ、あと、ルアーだけでなくキスやハゼ、マゴチのエサ釣りでも使ってみても面白いと思います!」

8月下旬発売予定のNEWブリゲイドフリップTRの詳細をチェック!

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