バス釣りをはじめた人にとって、もっとも身近な釣りがオカッパリ。けれど立てる場所は決まっていて、キャストできる範囲も限られる。それに比べて、ボートの釣りは自由に移動ができて好きなポイントを攻められる!すごくワクワクしますよね!でも楽しみな一方で、不安な気持ちがあったりしませんか? 「エレキ、マウント、何のこと?」、「うまく操船できるかな?」、「レンタルボートの釣りのマナーがわからないんだけど…」誰か慣れている人と一緒に行けたらいいんですが、気軽にお願いできる人なんて実はあんまりいないものですよね。こんなお悩みを解決してくれるのが、ガイドサービス。しかもガイド料は無料!(ボート代は乗船者で折半)ということでルアーマガジンの都築とその嫁様が2人揃って千葉県亀山湖へ無料ガイドを体験しに行ってきました!
今回無料でガイドをしてくれるのは優しさMAXのこのお方!
出船はのむらボートハウスから。
当日は5時30分の出船となるため、朝5時に集合します。
のむらボートに着き、既に到着していた須藤さんにご挨拶。
嫁様&都築「おはようございます!」
須藤「おはようございます! 早速ですが、荷物を積んじゃいましょうか。ヘリーハンセンのステッカーのタックルボックスが積んである14フィートのボートです」
写真中央のボートです。
我々が到着した時には既にボートのセッティングは完了していた様子。最初から至れり尽くせりです。ありがとうございます。
いきなり釣れちゃう! さすがの須藤ガイド!
嫁様&都築もボートに荷物を積み込み、いざ出船。
須藤「今日は楽しくやりましょうね〜」
なんてことない一言ですが、初めてガイドをお願いする立場からすると、こんなに安心できる一言はありませんよね。言葉の端々から須藤さんの優しさがうかがえます。
早々に最初のポイントに到着し、須藤さんのアドバイスのもと釣り開始。
須藤「この辺りは、こんな地形になっていて、ブレイク(水中の崖のような地形)があるんです。」
セッティングされている魚探を見ながら、わかりやすく水中の様子を教えてくれる。水の中を探る手段は、もっぱらテキサスリグである我々にとっては、なんとも有用な情報です。
須藤「魚もいますね。じゃあこれを」
そう言ってダウンショットリグがセッティングされたタックルを貸してもらい、いざ実釣。
須藤「あの枝の少し手前にキャストしてみてください」
当然ながら水中は目視できないので、目安となる位置を教えてもらい、そこへ向かってキャストします。
すると・・・
嫁様「きたっ!」
船に寄せた魚を素早くランディングしていただき、あっさり1尾目をキャッチ。
嫁様「やりましたー!」
須藤「やったね! ナイスフィッシュ! もう1本いきましょう!」
釣った当人が嬉しいのは当然ですが、ゲストが釣ったことを、ゲスト以上に喜んでくれる須藤さん。良い雰囲気の中で釣りをするために、色々と気を遣ってくださいます。
須藤「次はあの辺りに落としてみましょうか。」
嫁様「あっ! またきたっ!」
須藤さんのアドバイス通りにキャストをすると、早くも2本目。
飲まれてしまっても、須藤さんが上手に外してくれます。安心!
亀山って、こんなに簡単にバスが釣れるんでしたっけ? しかも連休最終日ですよね?? プレッシャーが高い状況にもかかわらず、あっさり2本のバスをキャッチできるなんて驚き! 自分たちだけでは、こうもうまくいくはずがありません。須藤ガイドすごい!
目指すは上流! 天才系見えバスに挑戦すると…!
最初に入った場所で早々にバスをキャッチしたため移動します。
ポイントをいくつか回った後、上流部に方面へ。本湖に比べて水が透き通っており、水中を泳ぐ魚が簡単に目視できる状況。
嫁様「うわー、バスがたくさん!」
魚が見えれば狙いたくなりますよね、釣り人だもの。当然ながら、ここを通った幾人ものアングラー達が同じ想いを抱き、ルアーの集中砲火を浴びせてきたわけです。しかも3日間も。連休中に様々なルアーを目の前に落とされてきたバスたちは一筋縄ではいきません。
嫁様「天才バスですから、釣れないですよねー」
須藤「・・・ちょっと釣ってみますか?」
いやいや、上流の天才バスが、そんなに簡単に釣れるわけ…。
嫁様「食った!」
須藤「おっ! やるねー! いいよいいよー!」
嫁様「須藤さんに教えてもらった通りにしたら釣れましたー!」
須藤「上流バス、釣ったね!すごいじゃん!」
何匹もいる見えバスの動きを観察し、釣れそうな魚を見つけて、的確なアプローチで釣らせる。アドバイスは一言ですが、その裏にはしっかりとしたロジックがあるのでしょう。単純に釣らせてくれるだけではなく、質問すれば「なぜ釣れたのか」をきちんと学ぶことができる。とにかく釣りたい人はもちろん、上達したいと願うアングラーにとっても嬉しいですね。
キャストが外れてルアーが引っかかっても大丈夫!
また、須藤さんの優しさが表れていたのが、ルアーが引っ掛かった時でした。
キャストが決まらず枝に引っ掛けてしまうと、同船者にはちょっと言い出しづらいもの。そんなときも須藤さんは嫌な顔ひとつせず「全然オッケー! ちょっと待ってね!」そう言ってボートを寄せて回収してくれます。
何度引っ掛けても笑顔で対応してくれる。それって実は、釣らせてくれるかどうかより大切だったりしますよね。正直我々は、一体何度回収してもらったか記憶にないくらい引っ掛けましたが、常に優しく対応してくれました。
水中で根掛かりしてしまった際も、上手に外してルアーを救出してくれました。
須藤「ロッドであおると食い込んでしまうから、ラインを手で引っ張る方が外しやすいよ」
なんて手ほどきもいただきました。例えどんなに外すのが難しそうな根掛かりでも何とかしようとする姿勢は「可能な限りゴミを残さない」釣り人としてのマナーを再認識させてくれるものでした。
待望のカバー撃ち! 優しさに満ちた上達のためのアドバイスも
その後は本湖方面へ。すると途中でストップ。
須藤「みんな見落としがちなんだけど、こういう場所も狙い目です。こんな感じで、撃ってみましょうか」
大好きなカバー撃ちに目を輝かせる嫁様。すると早速、
嫁様「…よしっ!」
またも1本追加!
須藤「ナイス!よく釣るね!次はもっと強くフッキングしてみようか。それにしてもベイトのキャスト上手だね!」
嫁様「そうですか(照)?嬉しい!次はもっとしっかりフッキングしてみます!」
褒めながらも、上達のために修正点をきちんと教えてくれる、生徒の気持ちがちゃんとわかっているなぁ、須藤先生。
嫁様上機嫌のうちに午前の部は終了。
お昼ご飯は亀山観光案内所内にあるレストラン湖畔亭にて。
美味しいお米の上には、しっかりと味の染みた豚が。汗をかき塩分が不足しがちな釣り人仕様! かどうかはわかりませんが、めちゃウマでした。ボリュームもあるよ!
釣れない時間すら楽しさ満点!
ゆっくりとお昼を満喫した後は、午後の部開始。
この日は朝からボイルが少なく、「バスたちは食傷気味?」と不思議に思っておりましたが、その状況は午後も変わらず。
須藤「ボイルないねー」
ボイル撃ちというパターンも期待しておりましたが、この日はおあずけ。そんなふうに周りを観察しているうちに、魚の反応が薄れる時間帯に突入。1日釣りをしていれば、どこかのタイミングで必ず訪れるこの時間って、どう過ごすのが正解なんでしょうか。
須藤「これがさぁ、最近のマイブームなんだよねー」
そう言っておもむろにスマホを手に取り、控えめなボリュームで音楽をかける須藤さん。
須藤「きみのド〜ルチェ ア〜ンド ガッバーナ〜のその香水のせいだよ〜」
嫁様「ああ! それ知ってる! 面白い歌ですよねー! 私のオススメはですね…」
バイトが遠のく時間ですらも楽しげな、リラックスしたいい雰囲気。無理せず、楽しく、ゆるやかに。心の余裕たっぷりのブレイクタイムです。
おかげで殺気が消えたのか、嫁様がまた追加!
蓄積されたプレッシャーと、ボイルも起きないこの状況。タフ極まりし亀山で、こんなに釣らせていただき、恐縮です。
そして最後には私にも!
こんな調子で、須藤さんのアドバイスのもと、順調に釣果を重ねた嫁様。
一方で、写真を撮りつつキャストを繰り返すも、ノーフィッシュの僕。須藤さんのおかげで、もはや撮れ高十分ということで、カメラと共に仕事を放棄し、全集中で須藤さんのアドバイスを実践! すると・・・
僕は釣らずに嫁様が締めてくれる方が、ネタとしてはよかったのですが、、、空気を読まずに釣ってしまいました。スミマセン・・・。
やってしまったと思っていたら。またも…スミマセン。
このワーム、なんだかわかったらすごいです。ジャッカル好きならわかる??
この魚を釣ったタイミングで時間いっぱいとなり、大満足でのむらボートに戻ります。
須藤「さっき釣ったポイントは、9月くらいまではバスをストックしているはずだから、今度きた時もきっと釣れるよ! 試してみて!」
次回ひとりできた時にデコらないよう、こんなアドバイスまでいただけるとはっ…!次の釣行は釣れたも同然。
朝5時から夕方5時までの12時間、ずっとリラックス状態で楽しい釣りを味わえる須藤ガイド。初めてボートに乗る人、亀山湖の経験が浅いアングラー、バス釣りに興味がある女性などには最適です!そんな須藤ガイドの募集状況の確認、およびお申し込みは各種SNSから!
ちなみに8月9月のガイドは、受付開始から数時間で全て埋まってしまうほどの盛況ぶり。今度はぜひマンツーマンで教えてもらいたいと思った私ですが、気付いた時には既に満員御礼状態でした!あんなに楽しく釣りができるんですもの、そりゃそうですよね。
亀山湖での須藤ガイド、体験した後は、もっとバス釣りが好きになること間違いなし!
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人生で一度はロクマル釣ってみたい! と切望し続けているマシモ。 って事で琵琶湖にて一日遊べるタイミングができたので、2017年6月からフルタイムガイドとして稼働する、というDSTYLEプロスタッフ「にっしぃ」さんのガイドサービスに、乗せてええええええええ! と半ば無理やり懇願して、本格スタート前に乗せてもらいました。
さぁ、にっしぃは関東ヘタレ野郎代表格のマシモに果たしてロクマルを釣ら…