どれも同じようで、じつは個性的かつこだわりが詰まったジグヘッドの数々。カツオの一本釣りから着想を得た『サブマリンヘッド』は、カエシがないため釣れたアジを外すときに手間取らず、手返しを格段に早めることができるのだ。アジの回遊が明白であったり、時合いを逃せないタイミングなど、ここぞという時に使いたい“必殺技系”ジグヘッドだ。
カツオの一本釣りをヒントにした手返し重視ジグヘッド
『サブマリンヘッド』はアジが触れただけで掛かるデザインを追求したジグヘッド。シャンクに2ヶ所の曲がり角を設けることで、フッキングが決まった際にここでアジの口をホールド、バラシを軽減する仕組みになっている。
【スペック】
●フックサイズ:#8、#6 ●ウェイト:0.3、0.5、0.75、1、1.25、1.5g(#8)0.5、0.75、1、1.25、1.5、2g(#6) ●入り数:5個 ●価格:オープン
『サブマリンヘッド』のテーマは“手返しの良さ”に尽きる。フックは掛けを重視したバーブレス仕様で、フッキング率を高めると同時に、釣り上げたアジの取り外しやすさもアップさせているのだ。
フックの線径は細いものを採用、アジの口内に触れた瞬間に突き刺さる高い貫通力を誇る。
また、カエシがあるとフッキングしたときにアジの口にカエシ分の大きさの穴が開いてしまうが、バーブレスの場合はこの線径分のみ。ファイト中に穴が広がりにくく、バラしにくさに拍車がかかる。
HEAD:比重の軽いスズ製のオーソドックスな弾丸型
ヘッドはマテリアルに比重の軽いスズを採用することで体積を増やし、水流を受ける面積を大きくして使用感をアップさせている。
また、上の面を平らにすることで浮き上がりにくく、下の面をラウンド型にすることで、フォール姿勢が安定するデザイン。
HOOK:2ヶ所の角でバレにくさをアップ
貫通力の高いバーブレスは向こう合わせになりやすく、軽いアワセでフッキングが決まる。シャンクの2ヶ所の曲がり角でアジの口をしっかりホールドするのでバラシも少ない。
しかし、ストッパーであるバーブがない分抜けやすいので、ファイト中にラインテンションを緩めず、一定に保ち続けることが肝要だ。それだけを留意しておけば、カエシなしでも十二分のホールド能力を発揮してくれる。