7月某日。チームルアマガ、働き盛りの20~30代社員が社員同士の結束力を高めるべく、2ヶ月に1回くらいで身内戦を不定期に行うことになったそうな。しかも、最下位は優勝者からルアーを獲られるという闇のルール付き。いや、待て、これって、結束力高まるのかしら?
自称「ヤングチーム(笑)」
ルアマガの未来を担う? 若手たちが戦うそうです。
バス釣り業界のレアルマドリードおよび多国籍軍、「ルアマガ事業局」。
ライバル誌からの移籍や、ショップ店員、環境コンサル、旅行代理店、教員、SEなどなど、様々な職務経歴を持った人間が集まっておるのです。
まぁ、レアルマドリードほど、個々が輝いているかどうかは置いといて、様々な個性を持った社員たちはチームビルディングをしよう!という名目で、不定期で釣り大会をすることになったそうな……。
みなさま、お時間がよろしければどうぞお付き合いくださいませ~。
場所は千葉県・亀山湖。
超人気のメジャーレイクで開催!
この釣り大会、参加条件はルアマガ事業局のU-40(40歳以下)。
ルールはメディア業界最強アングラーを決める、「メディアウォーズ」を参考にこうなりました。
・2名1組
・リミットは各艇ルアーで釣獲したラージマウスバス2本(1人が2本釣ってもいい)の総長寸。
・キーパーはなし。死魚、帰着遅れはマイナス2kgのペナルティ。
・アラバマリグ禁止。
・禁止エリア、行為等、ローカルルールに基づき、その他モラルを守って安全に釣りすること。
ということで、さっそくあみだくじで決められたチームの紹介をしようと思います
チーム名:るあまがぷらすぅ【総年齢:72歳】
ルアマガプラスを運営する2人のコンビ。このチームのキモはバス釣り初の鈴川と元・ショップ店員大木の組み合わせ。初めてのバス釣りが楽しみ過ぎて、興奮により朝から体調不良の鈴川と、上手そうな人が多い亀山湖のプレッシャーに弱気な大木が、鈴川に釣らせることができるのか見もの。
ボートセッティング
ボート:10ftブラックホーク
エレキ:ミンコタエッジ55
のむらボートさんの免許不要艇をフルリグレンタル。
横広の10フィート船は鈴川のようなボート初心者でも安心の安定感。
チーム名:管理職(ドヤ)【総年齢:71歳】
チーム総年齢最高で一応、社内では役職をいただいている2人。若手社員のリーダーシップ務めるが、精神年齢は社内最低クラスの疑いアリ。2人ともマイホームを購入したばかりで、35年先を考えたときのポーズがコレ。
バスしか釣らない古川とバス以外を釣る小倉の化学反応に期待。
ボートセッティング
ボート:カワナ14ft
エレキ:モーターガイドTR82
デッキ:バウデッキ、フロアデッキ共に遊心のFRP製
魚探:ハミンバードHELIX12
バッテリー:エヴォテックSE-241000
装備だけは一流の古川私物。
これで負けたら立場的にも恥ずかしいのでは?
チーム名:優等生【総年齢:67歳】
元・旅行代理店勤務の都築は、社外から「都築さんの電話対応って、どっかのカスタマーセンター並みですよね」とお褒めをいただくほどの話術の持ち主。嫁に釣りをハマらせた結果、上手くなりすぎて家庭内での立場は逆転。
そして大場はルアマガを愛しすぎたが故、10年間の教員生活にピリオドを打ち、地元鳥取から千葉へ越してきた、ある意味GTO。
川島勉氏を崇拝し、ホームレイクともいえる都築のガイドと初場所の大場のコンビ。
ボートセッティング
ボート:カワナ14ft
エレキ:モーターガイドステルス350
エレキは都築の私物。とにかく、渋い。
都築は普段はフローター、大場はゴムボートでの釣行がメインなので、ボートセットは比較的ライト。
チーム名:インテリ【総年齢:58歳】
新入社員東は国立K大卒、正真正銘のインテリジェンス。対する福重は学問とは違う方向でインテリジェンス。
自称「僕のスタイルはカナモリタカシ」の福重が、先輩社員として新入社員の東に初バスへの手ほどきができるだろうか。
ボートセッティング
ボート:カワナ14ft
エレキ:モーターガイドTR54
デッキ:バウデッキはサウザーショートバウデッキ、フロアデッキは自作
魚探:ガーミンストライカープラス9SV
ラダー:自作(作り方はリンク記事参照)
そこそこレンタルボート釣行を行う福重もややガチめの仕様。
ポップXのみを詰め込んだ、タックルケース「アサイラム【メガバス】」は椅子として機能している。ちなみに福重の体重は0.1トン。アサイラム凄い。
6:00 スタート
さらに25分後、上流についた古川がブレーバーのネコリグで、またも32cm。
早々とリミットメイク!
古川の2尾目を皮切りに、時合いに入ったのか、各社員からも続々と釣果が!
初心者・鈴川、超絶ラッシュ! 大木も続く!
「このルアーはエサですねぇ~!!!」とスワンプマイクロやオーバーリアルで、入れ食いモードに! 同船者の大木も数を重ねる!
時合いが終了し、沈黙。
破ったのはこの男!
ストロングスタイルの都築がクランキングでリミットメイク。
そのうち1尾が41cmということもあり、とにかく数を釣りながら楽しむ勢(大木&鈴川、福重&東)は戦慄。
ちゃっかり、東もバス釣った模様。
一方、幸先の良かった古川&小倉艇、古川が「スピナベサイトでサクッと40アップ2尾釣るわ」と豪語していたのだが、上流の魚が少なく沈黙。最新バッテリーのパワーを信じて、小櫃川から真反対の笹川上流まで一気に移動するという賭けに。
しかし、笹川は濁りでバスが見えず、退路を断たれた古川&小倉艇。またも真反対の小櫃川最上流まで戻りはじめるという愚行。
しかし! これがなんと、小櫃川上流に戻ったタイミングでバスが差しまくってきたようで、一面バスだらけ!
すかさず、古川はスピナベサイトでいいサイズを狙って獲りに行く。
そして、この日唯一バスを釣っていない男、小倉にもHIT!
丸1日、色んな釣れセンルアーを投げ倒したが、最後の最後は結局得意とする渓流ミノーのリアクショントゥイッチで、美麗なバスを捕獲!
なんと、これで社員全員があのハイプレレイク亀山湖で全員安打するという奇跡!
結果発表は最寄りの宿&食事処、湖水亭「嵯峨和」にて。
結果はご覧通りですが、当日はLINEでのデジタルウエイイン。14時以降の釣果はシークレットのため、実は社員一同、都築の2尾目のバス以降の釣果を誰も知らないのです。
そのため、結果発表は獅子鍋定食が抜群に美味しい嵯峨和で。
あまりの美味しさにノンアルコールビールにもかかわらず、グルメな鈴川と福重、ガンギマリ!
美味しい獅子鍋でホクホクしたのち、結果発表!
第1回 LM U-40 釣り大会
優勝:「古川&小倉 チーム管理職」2尾合計=87cm(47+40)
2位:「都築&大場 チーム優等生」2尾合計=70cm(41+29)
3位:「大木&鈴川 チームるあまがぷらすぅ」2尾合計=63cm(34+29)
最下位:「福重&東 チームインテリ」2尾合計=58.5cm(32+26.5)
お約束通り、最下位のチームからルアーを強奪した管理職組。
初心者の東がほとんどルアーを持っておらず、福重が集中砲火に。
古川は、日本未発売カラーのヴィジョン110、小倉がX70を頂戴。半泣きの福重の後ろで、ホッと胸をなで下ろす東。さすがインテリ。
みんなでワイワイするのは楽しいものです。
何はともあれ、無事社員一同、怪我もなく、しかも全員安打で釣りを終えたので楽しんだ様子。
釣りはもちろん、おいしいご飯も食べて、明日への活力にしましょう。
ということで、U-40のみなさん、一生懸命働いてくださいね☆