秋も深まり、エギングシーズンも新たな展開を見せる。この時期のアオリイカは季節が進んだ分だけ成長し、キロクラスに達する個体も増えてくる。一方、安定した水温を好むイカは深場に落ちることも多く、無策に陸から狙っても厳しいのもまた事実だ。でも大丈夫、「スマイルエギンガー」こと池内さんにそんな「11月のエギング」を攻略していただきましょう!
解説はいつもニコニコ池内修次さん!
秋エギングラストスパート!? 11月のアオリイカ捕獲法
池内「もうすぐ12月、気温からひと月遅れで下降すると言われる海水温も、さすがに本格的に下がり始めます。こうなるとアオリイカは安定した水温を求める傾向が顕著になり、朝夕マズメ時には捕食行動のために浅場へと回遊しますが、それ以外の日中の時間帯は20m以深の深場を拠点にしています」
浅場まで回遊してきたイカの釣り方はこれまでと同様。9月、10月のシーズナルパターンを参考にしてほしい。
アオリイカも季節が進んでサイズアップ! キロクラスも夢じゃない!
とはいえまだまだエギングシーズンは終わらない。特にサイズ面での期待度は大!
先月までは大きくても500gほどだったアオリイカは、さらに成長して大台の1kgが見えてくる。ただし浅場に上がってくるのは朝夕マズメ時くらいで、日中は浅くても10~15m、深ければ20m超の深場を拠点にしている。
池内さんが注目するのはこの「深場に落ちたアオリイカ」を拾う方法だ。
11月のエギングは「ティップランに近いポイント」を攻略!
深場のアオリイカを釣るために、ボートから狙う「ティップラン」という釣り方がある。水温低下によりアオリイカがより水温の安定した深場に潜る習性を利用したものだ。
このティップランで攻める30m前後の深場を探るのが理想だが、陸っぱりなら深くても20m超が妥当だろう。
深場のイカをおびきよせる11月のテクニック
アクションのコツは「ゼロテンション」
池内「使うエギは深場も手返し良く探れるデュエルの『ランガンタイプ』をメインに、できる限り岸際からドン深な場所でエギをボトム付近まで沈め、そこから1秒に1回ほどのスローなシャクリを繰り返してからのフォールでアタリを待ちます」
ディープ系のエギで手返し良く!
フォールスピードが3.0秒/mと速く、20m前後の深い水深でも手返し良く探ることができるのが『ランガン』モデル。パタパタフットとパタパタフィンワイドは深場でもライブリーな波動を発生して、用心深いキロアップさえもあざむく威力を持つのだ。
安定フィン:背中とテール部分の2ヶ所に搭載した「安定フィン」がイカの嫌う上下左右のブレを制御し、躊躇なく抱かせる!!
パタパタフィン:わずかな潮流でフィンがバイブレーションを起こし、波動で猛烈アピール。よりイージーに捕食本能にスイッチON!!
多面体フラッシュボディ:瞬間的に大きくフラッシングすることで遠くのイカにも強烈アピール。
エビ音:エビが尾を曲げ逃げる際、水中に響くサウンドを再現。水中における音が伝わる速度は空気中の約4.4倍。だからアピール抜群。
リアルヘッド:ディープでの水キレを考慮した…