今週も始まりましたルアマガプラス編集部員による釣具自腹インプレ企画。朝晩冷え込んできて早くも冬の気配…。しかしまだまだハイシーズンは終わらない! 前回の話とは一転、プライベートや取材諸々が一旦落ち着いたので、最近はここぞとばかり釣りに行きまくっておりました、ハイ(笑)。今回は大木がかねてからチャレンジしたかった、“あのジャンル”の専用ロッドを遂に購入してしまったのでインプレさせて頂きます。

【Profile】
ルアマガプラス編集部・大木
元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。写真は陸王ダービー決勝取材での1コマ。かねてより大木と似ていると噂されていた陸王ダービーBブロック覇者・保坂さんとの2ショット。朝は準備体操をするとのことなので付き合わせて頂きました。どっちがどっちだかわかりますか?(笑)
ルアマガプラス読者の皆様、アロハ! 「鬼滅の刃」に激ハマり中な編集部・大木です。
いやぁ~マジで面白いですね!鬼滅!! 先日テレビでの総集編の1部を見てからソッコー単行本を買いに行きましたワタクシ(笑)
割と青年マンガ(モーニング、ビッグコミック、ゴラク)好きな自分が、ジャンプコミックスを買うのはほぼ中学生以来! コミックも面白ければアニメもまた良くて、早く映画も見に行きたい今日この頃。とりあえずコミックは早く全巻コンプリートを目指したいところです。
さあそんな自分が鬼滅と同じくらい(!?)今興味津々なのが「ビッグベイト」。なんだ今更ビッグベイト始めるの? と外野から声が聞こえてきそうですが、
ビッグベイトはビッグベイトでも「ジャイアント」も含めたビッグベイトに注目しているのです。
8月末に開催されたルアマガ若手カップにおいてワタクシが栄光を手にしたのは皆さんもご周知の通りかと思いますが(笑)エピソードはこちら↓↓

最下位ペアからルアーを強奪したと同時に、ノリーズ矢島さんからビッグ・フィッシュ賞として「フカジョイント」も頂いたのです!

せっかくゲットしたのだからどこかのタイミングで投げたい! と思いつつもフカジョイントを背負えるロッドを持っていない…。元々ビッグベイトはそこまで興味なくて、持っていてもMHで投げられるようなチビタレルくらいでした(釣ったことはもちろんありませんが…)
そしてフカベイトと同時に使いたいと思ってるルアーがソルトでもあって、それが「メガドッグ(メガバス)」。昨年リリースされ、話題を呼んだ130gのビッグを超える、ジャイアンなトペンシルベイトです。

まさに今時期のコノシロパターンのボートシーバスではフィーバーしていて、SNSなどではボートだけでなく、ショアからもチャレンジしているアングラーもよく見かけられます。ペンシルLOVEな大木としてはいつかはチャレンジしてみたいところ!(フンガっ!!)
そんな2つのビッグベイトを同時に投げられるロッドはないかなぁ~と探していたところ、あったんです…自分の愛用するロッドシリーズに…。
色んなビッグベイトを欲張りに投げたいアナタにおすすめのロッド!
今回購入したアイテム「ポイズンアドレナ169XH-SB/2(ジャッカル×シマノ)」

前モデルから数えると通算6本目のアドレナ!しかも今年度追加ラインナップされた秦拓馬さん監修のビッグベイトモデルを思い切って購入しちゃいました! 表記の通り、もちろんセンターカット2ピースです!


ビッグベイトロッドの2ピースはたくさんあるのですが、メガドッグ(130g)クラスのを背負えるロッドだと、9ftクラスの同メーカーのバンタムかエクスプライドになってしまい、個人的にはそこまでだと長すぎるので、どうしたものかと思っていたら、身近に自分が使っているシリーズでリリースされていたのです(笑)
早速持ってみると流石アドレナの一言!!
MAX150gまで背負えるのに自重がなんと130g。軽すぎでしょ、これww

ロッドのフィーリングもビッグベイトらしく、ガチガチ…かと思いきやしっかりティップも入るのでルアーも投げやすく、アクションもさせやすそうです!
合わせるリールを悩む…
早く使いた過ぎてたまらないのですが、ここで大きな問題に直面しました…。
「合わせるリールが…ない…だと…」
通常の50gクラスのビッグベイトならば、シマノでいう150クラスのベイトリールで問題ないのですが、メガドッグを投げるとなるとPE3号が100m以上、 リーダーも60lb以上のものを巻けるスペックのものが必要となります。
動画では秦さんはアンタレスDCMDやカルカッタコンクエスト300を使用していますが、自分の手持ちリールだとそのスペックのものが…ない。
いや、正確に言えば、ジギング用に購入し、ビッグベイターからも定評があるグラップラー300(シマノ)を持っているのですが、自重が重たすぎて慣れてない自分には厳しいのと、ロッドが軽いのでちとアンバランス過ぎるような気がしました(苦笑)
だけど、アンタレスやカルコンだと高すぎて手が出ない(汗 )
悩みに悩み、悩み抜いたあげく見つけ出した答えは「USAリール」でした。
USシマノから発売されている「クラドK 200XG」。一般的な日本の小売店では販売されていませんが、インポートタックル専門サイトなどでは購入可能。こちらもビッグベイターの方で使われている方もチラホラいて、ラインキャパも十分。
弊社営業マン・都築さんも所有しており、本人もビッグベイトで使用していて「全然使いやすいですよ!」との声も頂きました! 懐事情を鑑みるとこれがベスト。
なんと輸入品ながらも、相場は20,000円前半! まだポチってはいませんが、次の次の給料日になったら買おうかと思います(笑)
とりあえず、今シーズンのビッグベイト使用は間に合わなさそうですが、来年に向けた自分の挑戦課題「ビッグベイト」の土台は年内中には出来そうです。
でもやっぱり使ってみたいのです(笑)
しかし、このままでは終わらないのが大木!
どうしてもロッドが使いた過ぎて、先日、大木の釣りの尊師でもある水野先生との西伊豆ボートロックフィッシュ釣行で実戦投入!
そんなに重たいリグは投げないので、手持ちのクロナーク150MGLにPEライン2号+22lbリーダーをセットし、オオモンハタ狙いのジグヘッドスイミングタックルで使用!

当日はアカハタは爆釣! リリースサイズを含めてもかなりの数が釣れました!! アカハタフリーリグ楽しすぎ!!笑笑
一方。オオモンハタの反応は厳しく、30cmクラスのリリースサイズは釣れるも苦戦…

しかし、大木も意地を見せるべく、ひたすら潮目に向かってジグヘッド+カーリーテールワームをキャスト!全集中! アドレナの呼吸!禄九ノ型 大門鉛泳!(意味不明w)
技が決まったかどーかは分かりませんが(!?)なんとか40cmを1本キャッチ!

42gのジグヘッド+4inワームでボトムまで着底させてからの中層スイミングでドンっ!ですw スコーンリグのバイトみたいでめちゃキモチウィー♪
ボートからのキャスティングゲームでしたが、42gはラクラクのフルキャスト! ロッドの感度もフルカーボンモノコックの感度で潮の流れ具合も鮮明に分かりました!
フッキングからファイトにかけても硬すぎず、適度な柔らかさを兼ね備えたティップのおかげでしっかりと巻き合わせを入れ、獰猛なハタとのファイトも安心のやり取り!
無事入魂をボートロックで済ませたのですが、人間とは欲深いもの。
数日後、「とあるアイテム」を手にしてしまい、大木は再度アドレナ169XH-SBで、身近なあのビッグターゲットに挑んでしまうのです…。
オカッパリシーバスにも使ってみた!
ボートロック釣行後から数日、いきつけのポイント横浜港南台店から勤務中に突然連絡がありました。
ポイントスタッフ「ご注文頂いてた、『アマゾン』が入荷しましたよ! お時間あるときにご来店お待ちしております」
そうなんです! 先日行われたルアマガソルトとの合同企画「シーバス24Battle」で小沼さんが使用していたレジェンドルアー、アマゾンペンシル改め『アマゾン』がソルトカラーでこの秋再販されることとなったんです!
小沼さんのプレスをしていた大木はその威力を目の当たりし、ロケの数日後に予約を入れていました
(笑)。
大人気のため、入手するのは難しいだろうなと思い、半分諦めていたのですが、まさか入荷されたとは…。これはアドレナを再度出撃させよとの暗示と受け取り、先週末遂にゲット!
そしてその足でいつもの湘南ホームリバーへエントリー。そして開始3投目で事件は起こりました・・・。

まさかまさかの即ヒット! 時合ということもあったかと思いますが、躊躇なくアマゾンにバイトしてきました!
その後も1本追加!

アマゾンの威力が凄すぎてバイト多数でしたが、サイズが小さいのか乗らない(笑)
アマゾンのウェイトは、先日ボートロックで使用したジグヘッドとほぼ変わらない43gというウェイトだったので、アドレナ169XH-SBでは楽にフルキャストが出来ました。
アマゾンの特徴でもある、左右へ大きくスライドするスキーイング、高速ドッグウォーク、スプラッシングなどの機敏なアクションも、ビッグベイト&スイムベイト専用設計である169XH-SBでは容易に可能。アドレナのロッドの軽さだと正直全然負担になりません!(爆)
またフォロー(?)として用意していたシャワーブローズのオリジナルサイズ(26g)もキャストしてみましたが、キモチイイぐらいに飛ぶ! 少々軽すぎるかなと思いましたが、30g前後のルアーもラクにキャストできます。
また今回ヒットさせたシーバスは60後半から70クラス。どれもイナッコをたらふくに食べたコンディションの良い個体でしたが、全然ロッドに余裕はあり、楽しくファイトが出来ました。
ガチガチに硬いビッグベイトロッドも多いですが、アドレナ169XH-SBはビッグベイトロッドでありますが、先述した通りマイルドなティップなので、エラ洗いが激しく、バレやすいシーバス釣りにおいてもかなり有効でありました。
動画において秦さんがおっしゃられていたように、世界の怪魚も視野に入れたロッドになっているので、PE+極太リーダーのセッティングでもOK!
間違いなく今が旬のコノシロビッグベイトシーバスでもイケるでしょう! むしろそれも視野に入れたロッドであるとしか個人的には思えません(笑)
コノシロビッグベイトシーバスはリールを揃え次第来年チャレンジするとして、もう少し今のタックルで地元のオカッパリシーバスを楽しみたいと思います。
来年はこのロッドでビッグバスも仕留めてやるんだから!!
あ、でもルアー代も結構掛かるな、こりゃ…。頑張って働こう…全集中!仕事の呼吸(笑)

あ、アマゾンについては後日小沼さんと完全解説ロケを公開しますのでお楽しみに♪
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