サワラの炙り、サワラの刺し身、サワラの西京焼き…。釣り人しか味わえない極上サワラメニューを作るべく今年も東京湾サワラゲームに挑むマシモP。今年も湾奥は熱いのか!?
こんにちはマシモPです。サワラまじ美味い。サワラ食いたい。
昨年(2019年)の釣果に気を良くしたマシモP。アニーにビビって火を通して調理してしまいましたが、ちょびっと後悔。絶品と言われ、なかなか関東では口にすることが叶わない“サワラの炙り”を食べたい!! と言うワケで今年も林遊船さんにお世話になってきました!!
昨年記事 ↓
林遊船さん ↓
昨年の反省ふまえて道具を見直しましたよ。
サワラ専用ロッド、では無いのですがティムコさんのカナル スピニング トーナメントエディション JJCT73S LAUNCHER。残念ながら廃盤のシーバスロッドですが名竿との評判高し。システム組むのが下手くそなマシモには、ガイドがちっと小さめなのが不安ですが…。
そしてルドラ(O.S.P)を大量購入。最近のシーバス&サワラ釣果によってメーカー在庫が尽きたとかなんとか。
そして“一番釣れる!”とどこの船宿さんも言います!(by弊社広告部・今村@inzaiStyle)
と評判のサゴシチューン(ジャクソン)。職権乱用して弊社オリカラを数点入手。なんと最初からがまかつ針にチューンされているというお得仕様。
さぁ、そして出船!今回のお供はこの方です!
弊社釣り局総合プロデューサー・マイケル野村P。
朝にビッグボイルがあるものの、その正体はなんとスナメリ。スナメリがボイルする日は魚が釣れない、という定説が有るらしく不安な幕開け。別にスナメリが釣れてもいいんだけど。w
なんて言ってたら、マイケルPのオリカラ・サゴシチューン(ジャクソンxルアマガ)にイナダがヒット! サゴシチュンチュン!!
しかし結論から言うとこの日サワラは2人にノーバイト!!
跳ねいていたのも朝イチだけで、それも左舷。我々にはチャンス無く船中三本。
なのですが、後半シーバスイレグイ。マイケルPはサーキットバイブで連発しまくり、
あんまり釣れたので『食ってやる!!』とデカいの2本だけ持ち帰ってみましたよ。
正直、東京湾のシーバス持ち帰るの初めてで、全く期待していませんでした。「まぁ皮はいで揚げりゃなんでも美味いだろ」ぐらいの失礼さで調理してみましたが、極上のアクアパッツァが出来てビックリ。
〆はパスタを投入で更にバカウマ。
アクアパッツァのレシピですが、色々な作り方を試しましたが、↓リンクのレシピが最強かと思います。マシモはケッパーとかオリーブ、アンチョビ、生のプチトマトもちょっと足したりしますが、乳化レシピ最高です。見た目もオサレで豪華。ぜひお試しくださいまし。
そして個人的にイチオシというか必須なのが、すなお水産さんのアサリ!! コレが無きゃアクアパッツァなんてもう作る気無いね。出汁も味わいも天下一品。こちらのアサリ使ったらスーパーのアサリなんて食べられませんぜ奥さん!! 東京ドームと御茶ノ水の中間くらいの立地なので、なにかの機会あればぜひお試しくださいませ。
んで、シーバスさんでっかっくてまだまだ身が余っていたので、カルパッチョに。
ちょ、マテオ!! サワラはどーしたんだよ!!
はい、ごもっとです。と言うわけでリトライしてきましたよ!
しかしこの日も状況はあまりよろしくない模様。とは言え、数日前には午前で船中15本とのことでしたので期待値は上がります。
そして船は夢の国沖に。
ここでルアーをX-80マグナム(メガバス)に。こちらもルドラと同様に釣り人発信で“釣れる!”と評判になったルアー。魚信が少ないこの日、ルドラより飛距離が出るマグナムに替えて、少しでも広くアプローチする作戦に出ました。
ガリガリ…
着水して竿を縦ジャークしながら、3回ほど早巻きして止めた時にアタリ。
あ、食った。でも乗んねー。でも初めてのアタリだなぁ、なんて船長に報告しようとしたら、
ズドン!!!
ズキューン!!!!!
ちょい緩めにしていたドラグが出っぱなしになる猛烈な引き!!
「うおおおお!ロッドぶち曲がりィ!!」などと言いながら華麗にドラグ調整してファイトするハズが、全くもってそんな余裕無くただただ耐えるばかり!
あまりにも早くドラグが出ていくものですから、ダイヤルに触れる事も出来ないよママン!!
林船長の指示により、皆さんに竿を納めて貰い、時にはエンジンで追いかけてもらったりしつつ、ファイトすること10数分(体感)。とにかく竿曲げてテンション緩めない事、潜られて船底で糸を擦って切られないように注意して…。走るのが終わって潜られてからも「アレ? これ根バケしてない?」と疑うようなトルクをいなし、「コレほんとにサワラ? 前より引きすぎない??」などと色々な思いが交錯。そして自分で組んだ信頼のおけないラインシステムが崩壊しない事だけ祈りつつ、せめて魚体だけでも見せてよ〜、などと思っているとついに!!
んズガーン!!
長足と評判のマシモPの足の長さより、ちょっとだけ長いメーバーオーバーをキャッチ!!!
がぜんテンションが上がる船中でしたが、残念ながら続かず。
このエリアはコノシロが大量にいて、何度もルアーに引っかかって来たり。
今回も同行のマイケルPはシーバスをキャッチ。
この日は船中1本、シーバス多数で終了しました。
今年の東京湾はツンデレが過ぎます。
ちょっとムラが激しい感じですが、爆発する日もあったり、この日もワンバイトかツーバイトながら、出ればこのサイズ。どうもコノシロが大発生しているようで、オーバーベイト、本物の餌が多すぎてなかなかルアーを追いにくい状態が発生しているのやも知れません。
ちなみに今回から投入のシリコンマーカー。サワラが大きいのでとりあえず船の巨大クーラーボックスに全員分を一旦ぶち込みますので、このようなマーカーが有るとマイサワラが主張出来て便利です。
林遊船さんはコチラも便利!!
店頭でまな板と包丁を貸して貰えるため、帰港したらスグに下処理が出来るのです。
ちなみに捌いてもマイクーラーボックスには長すぎて入り切らないので、お尻のあたりから2つに分割。なので身が氷や水に触れないように大きいビニール袋を用意しておいて、入れると良いです。せっかくの魚が身割れや水を吸ったりしたら勿体ないですからね。
そしてお待ちかねクッキングタイム!!
サワラの刺し身は釣り人の特権!! なんせサバ科のこの魚はアニーことアニサキスさんが寄生している可能性が大きいためか、なかなか関東では生で食べれません。ヤツらは内蔵や肛門付近に寄生して、宿主が死亡すると身に移動を始めます。よってなるべく早く〆て内蔵を出すのが重要なのです。
万全を期したつもりですが、念には念を入れて更にバーナーで皮と身の表面を炙ってみました。
バーナーはイワタニのこちらが便利。一家にひとつ有ると料理の幅が広がりますのでオススメ。世界のルドラ、世界のイワタニ。
寿司飯にして、大葉と刻み海苔をたっぷり、カボスと生胡椒を添えて炙り丼にしてみました。
炙り刺しでも。脂ノリまくってるので、オニオンスライスと大葉を添えて。
次の日の朝食はバター焼き。
そして夕食には塩ふってキッチンペーパーにくるんでいたカマを焼いてカマ焼き。
アラはブツ切りにしてアラ汁に。
半身はマイケルP宅などにお嫁に出したのですが、家族4人で食べてもまだ余ってるので、残りは西京味噌で漬けて西京漬けにしてみました。
マシモPの場合、海釣りの目的は食材調達なのですが、サワラはターゲットとしては完璧。釣って楽しい食べて美味しい。そしてタチウオもそうですが、身の弱いサカナは釣りサカナのが絶対的に美味い!!!
今年はムラの多い東京湾奥のサワラ釣りですが、ソレを置いても魅力的なターゲットであるのは間違いないでしょう。機会有ればぜひこの釣りの先駆者である林遊船さんを訪ねてみてください!!!