シマノのショアジギング専科ブランド・コルトスナイパーシリーズ。ここにシンキングタイプのミノー『コルトスナイパー ロックディープ120S』が新たにラインナップされた。レンジを細かく刻んで表層下~底層近くまでを幅広く攻略できるのが強みだ。
コルトスナイパー ロックディープ 120S AR-C
『コルトスナイパー ロックディープ』はシンキングタイプの小型ディープミノー。ショアから青物を狙うために作られたルアーだ。2020年に発売がアナウンスされ、現在続々と店頭に並び始めている。
【スペック】
●全長:120mm ●重量:30g ●タイプ:シンキング ●カラー:全8色 ●価格:2,400円(税抜き) ●フックサイズ:#2×2
ひときわ目立つ大型リップでディープ攻略!
ロックディープの設計思想は新たなレンジを攻めること。未踏の地に踏み込むことだ。
大型のリップで水を掴み、潜り込める深度は約5mにまで到達。表層付近に反応がなく、それより下の層を効果的に探りたいときに絶大な効力を発揮する。マヅメを抜けた時間帯や表層の潮回りが悪いときなどにはうってつけだ。
食わせを意識した小型ボディでハイピッチなタイトロール、青物対策には必須の「早巻きでも破綻しない」高いウェイトバランスを備えている。
基本的には狙いたいレンジにカウントダウンで潜らせてからただ巻き。魚のチェイスがあっても食わせにまで持ち込めないようなときにはショートジャークで誘いを掛けてみよう。青物が思わず反応してしまう「横」のダートで跳ねるようにアクションしてくれる。
また、サラシに絡めて使うのも効果的だ。足場が高くても足元までしっかり潜って引いてこれるので、有望ポイントを残さず舐め尽くすことができる。沈み根などの魚が付きやすいストラクチャーをよりタイトに攻めることも可能だ。
ハードな磯でパワフルな青物と戦うための堅牢性
大型青物には欠かせない貫通ワイヤー設計
ラインアイと2点のフックアイの3点を貫通ワイヤーで接続し、ヒット時やアワセ、ファイト時のボディ本体への負担を軽減。ルアーを破壊してしまうような予想外の大物もトラブルなく仕留められる。
通常のシーバスプラグの3倍以上の強度を誇る「3X BODY」
タフな磯場での使用を想定し、新素材と専用の強化設計を施したシマノの独自規格「3X BODY」を採用。耐衝撃性は従来品の3倍以上にまで向上した。
ボディを激しく打ち付けたり、こすれたりする機会が多いロックショアゲームには安心の設計だ。
コンパクトにかっ飛ぶ! シマノの重心移動システム「AR-C」搭載
高機能なシマノの重心移動システム「AR-C」の導入により、必要以上のサイズ感や重量を抑えつつ高い遠投性能を獲得した。
表層を意識していない、その下にいる「食わせにくい」青物にアピールするロックディープに過度なサイズ感は禁物。しかし遠投して広範囲を探る必要はある…。AR-Cの導入でこの2つが両立した。
AR-Cとは何か? 編集部がその核心に迫りました。
カラーは「狂鱗・強鱗」それぞれのコンセプトごとに4色
生魚のリアルな魚鱗を目指して開発されたホログラム、狂鱗と、同じコンセプトでさらなる刺激を求めた強鱗の2パターン各4色、計8色がカラーバリエーションとしてラインナップされている。
さらに広がるショアキャスティングゲームの世界
コルトスナイパーシリーズに新しくラインナップされたロックディープ。これまでにない「深み」に到達できる潜航能力を身につけたミノーは、ついに未開拓のレンジに踏み込むことになった。
メタルジグよりスロータッチな海中攻略という選択肢。ロックディープがショアキャスティングゲームの新たな時代を切り開くことは間違いないだろう。