冬のヒラメ釣りにオススメのルアー「メタルジグ&シンペン」を堀田光哉が紹介! キーワードは「風対策」



冬のヒラメ釣りにおける最も大きな障害は「風」。サーフでの釣りが多いヒラメゲームでは重大な悩みのタネと言えるだろう。強い向かい風でルアーが飛びにくく、どこを引いているかすらわからなくなってしまうことまである。そんな冬のヒラメゲームでも実績を上げられるルアーを堀田光哉さんに紹介してもらいましょう!



解説はヒラメブームの牽引役・堀田光哉さん!

【Profile】
堀田光哉(ほった・みつや)
静岡県在住。遠州、駿河といった地元を始め、暴走や茨城などの関東はもちろん、全国各地のサーフに精通。ヒラメブームの牽引役としてTVや雑誌等のメディアへ多数出演し、多くのアングラーに影響を与えている。

冬のヒラメ釣りには風対策が必須!

堀田さんのおすすめルアーは「ジグ」と「シンペン」

堀田「やっぱり冬は風に強いルアーが必要になってくるよね。だから、重くて空気抵抗の少ないメタルジグとシンキングペンシルの2つは欠かせません」

風が吹き波も寄せやすい冬には、しっかり引けて底がわかりやすい重量のある「メタルジグ」「シンペン」が扱いやすいのだという。

その2つの中で具体的にルアー名を挙げると?

堀田「メタルジグはスピンビームのTG。これはタングステン素材を使っているからコンパクトでも十分なウェイトがあって、向かい風でもよく飛ぶんです。あとボトムでのルアーコントロールにも長けているから、波があってもしっかり操作できます」

では、シンキングペンシルとなると?

堀田ドリフトスイマーIIですかね。中身が詰まった感じで直進性も良いから飛距離もあるし、ジグに比べるとゆっくり引けるからシャローでも扱いやすいんです」

堀田さんが「風対策」に用いるルアー2種。さらに詳しく解説していこう!

【冬ヒラメ攻略メタルジグ】風と波に対応する派手めアクション!

熱砂スピンビームTG42g(シマノ)

後方重心で誰が投げても遠投できるから投げやすく、沈みは早めで多少海が荒れていても底を取りやすいのがこのスピンビーム。

巻いてくるだけでお尻を振って、派手めなアクションでしっかりと泳いでくる。

ショートバイトも2フックでしっかりと絡め取る、まるでプラグ感覚で扱えるメタルジグだ。

熱砂スピンビームTG42g(シマノ)

数あるメタルジグの中から、堀田さんはどうしてスピンビームを選ぶのでしょうか?

堀田「大きすぎないところがいいんです。冬のベイトはサイズがバラバラ。大小どちらにも対応するには、小さいシルエットのほうが有利なんです」

冬のベイトは大型のコノシロのときもあれば小さいシラスのときもあり、ヒイラギも大型と小型の両方が混ざる。どちらも両取りしようというのが堀田さんの狙いだ。

基本はただ巻き、アクションに変化をつけて誘っていこう!

風でもよく飛んで、冬のベイトにも対応するスピンビーム。使い方は?

堀田「使い方は着底してからのただ巻きがベースになります。それにストップ&ゴー、ジャーク&フォールなどで探っていきます」

ただ巻きで反応がなければフォールを取り混ぜたストップ&ゴーリアクションバイトを期待するジャーク&フォールをプラスするなど、動きのローテーションを付けていくのが大事なのだ。

シマノ(SHIMANO) メタルジグ 熱砂 スピンビームTG 68mm 42g ピンクファイヤー 28T OO-242P ルアー
ルアーの種類:メタルジグ
対応魚種:ヒラメ マゴチ シーバス ブリ ヒラマサ ワラサ イナダ
タイプ:リアウェイト
サイズ:68mm / 重さ:42g
カラー:ピンクファイヤー 28T
フックサイズ:ST-46 (フロント#6、リア#4)
底を取って、ただ巻くだけ:スピンビームTGは極端なワイドアクションでバタバタと泳ぐ設計のため、底を取ってからタダ巻きするだけで、わずかに底を切った絶妙なレンジをしっかりとしたアクションで泳いで誘います。
ハリがからまない設計
¥1,980
2021-01-12 15:46


【冬ヒラメ攻略シンペン】レンジキープ力に優れる汎用性バツグンシンペン!

熱砂ドリフトスイマーII100HS(シマノ)

2つ目はシンキングペンシル「ドリフトスイマー」。こちらの良い点はなんでしょうか?

堀田「メタルジグと同じく遠くまで飛ばせること。あとは、ゆっくり引けることですね。だからいろんな活性のヒラメにアピールできるんです」

熱砂ドリフトスイマーII100HS(シマノ)

ドリフトスイマーIIはレンジキープ力が高く、メタルジグがすぐにボトムタッチしてしまうようなシャローでもスローに攻めきることができる。

こちらも冬のベイトに合いやすいんでしょうか?

堀田「サイズ感的にはでかいから、イワシ、サッパ、コノシロなどの冬ベイトにいいですね」

名は体を表す「ドリフト」性能で離岸流を狙え!

前述のスピンビームと使い分けるとしたら、どうなりますか?

堀田「風が強くて波があるときはスピンビームのほうが良いので、もう少し凪いでいるときに使っています。使い方もスピンビームと似ているんですが、名前の通りドリフトを効かせやすいのが特徴です」

流れに乗せる感じですか?

堀田「離岸流の本流も良いんですが、その両サイドとかで流れに乗せていくとナチュラルに誘ってくれます。冬はベイトの絶対数が少ないので、ヒラメは根に着いたメバルやカサゴを食っていたりします。そういった根回りのあたりを引いていますね」

シマノ(SHIMANO) ルアー 熱砂 ドリフトスイマーII 100HS OL-210Q チャートキャンディ 34T
全長(mm):100
自重(g):30
タイプ:ヘビーシンキング
フックサイズ:ST-46 #4
貫通ワイヤー
ぶっ飛びストロングシンキングペンシル!サーフのヒラメから青物狙いにおすすめ!
コンパクトボディ
バイブレーションフォールで強いフラッシング
バタバタと泳ぐ!ヒラメに高いアピール、リトリーブアクション!
¥1,584
2021-01-12 16:33

冬ヒラメは一発大物が狙えるパターンも!

堀田「冬はでかいヒラメがあがる場所も多くて、特に関東なら九十九里が有名ですね。風が吹く日は多くなりますが、強すぎる日は避けつつジグとシンペンで大物を狙ってみてください!」

荒天時にも使いやすいジグとシンペン。冬場のヒラメアングラーの強い味方だ。

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