【シマノ2021新製品】『アンタレスDC』ベイトリールに輝く一等星が5年振りのフルモデルチェンジへ!!【ルアマガ+のフィッシングショー】



世界の頂点に君臨するベイトリール『アンタレス』。そのデジタルコントロールブレーキを搭載したモデル『アンタレスDC』が5年の歳月を経て生まれ変わった。美しさのなかに潜む破格の剛性とともに、我々はさらなる圧倒的飛距離を体感することになる。



アンタレスDC(シマノ)

【スペック】
アンタレスDC/アンタレスDC HG/アンタレスDC XG

●ギア比:5.6/7.4/7.8
●最大ドラグ力(kg):5.0
●自重(g):220(XGのみ225)
●スプール寸法(径mm・幅mm): 37・19
●ナイロン糸巻量(lb-m):12-130、16-100
●最大巻上長(cm/ハンドル1回転):65/86/91
●ハンドル長(mm):42(XGのみ45)
●ベアリング数(BB/ローラー):11/1
●価格:77,000円(税抜き)
※RIGHTモデルは3月、LEFTモデルは5月発売予定
※HG=ハイギア仕様、XG=エキストラハイギア仕様

劇的進化を遂げたDCブレーキ

21アンタレスDCはいったいどのようなリールなのか。その特徴と機能をすべて挙げたら1記事では収まらなくなってしまうので、要所にフォーカスしよう。

今回のフルモデルチェンジで特筆すべきは何といってもデジタルコントロールブレーキが各段に進化したこと。ライン素材のみならずアンタレスDCならではの超遠投モードが設定された4パターンの内部ダイアルと適宜状況に対処できる8段階の外部ダイアル、すなわち『4×8DCブレーキ』の配備によって、ごく緻密な調整が可能となった。もう少しブレーキが効けば…もう少し伸びがほしい…といった場面で、痒い所に手が届くパフォーマンスを発揮するのである。

あらゆる状況下でストレスフリーを実現するマニュアル的『4×8DCブレーキ』

特性の異なるナイロン、PE、フロロカーボンの各ライン素材に超遠投モードを加えた4段階の内部ブレーキ(右)と現場で即時対応可能な8段階外部ブレーキ(左)からなる『4×8DCブレーキ』を搭載。32通りのマニュアル的設定変更で、状況へのより細かなアジャストが可能となった。

そしてDC機初となるMGLスプールⅢを採用。薄肉化とナロー化が慣性を低減し、遠投性とトラブルレスさらには軽量ルアーの投げやすさにも寄与する次世代スプールだ。

DC機初搭載となる超回転『MGLスプールⅢ』

19アンタレスにも採用され、全世界から評価を得ている『MGLスプールⅢ』をエンジンとする。切削精度が極めて高いS3Dスプールであり、なおかつガタつきを抑えるサイレントチューンを施していることも付け加えておこう。

両者の融合が生み出すのは、異次元のキャスタビリティ。その恩恵は計り知れない。



シマノインストラクター陣のインプレッションは!?

「いい意味で先代を踏襲。でも、飛びは別物!!」 by秦拓馬

秦拓馬(はた・たくま)国内最高峰カテゴリーのトーナメントプロとして活躍したあと、ユーチューバーに転身。バスはもちろんのこと、ジャンル問わず釣りの楽しさを伝え続けている。

「ひとつ前のアンタレスDCを愛してやまない僕ですが、新しいモデルの使い心地にまったく違和感がないという…あまりにも手に馴染んでくれるので驚きました。それでいて飛距離はハンパない!! テスト中にスプールからラインが全部出てしまったくらいですから(笑)」

「オートマなDCだけどマニュアルの良さがある」 by伊豫部健

伊豫部健(いよべ・けん)野池の岸釣り少年からアメリカトーナメント参戦へと夢を夢で終わらせずにひた走る熱血プロフェッショナル。昨季B.A.S.S.セントラルオープン最終戦での8位入賞は記憶に新しい。

伊豫部「4×8DCブレーキでマニュアル的に細かく調整できるのがいいよね。DCのトラブルレスはそのままで想定以上の飛距離が稼げるということ。剛性が高くてパーミングもしやすいから、特にスイムベイトとかレンジキープがカギになるルアーに使いやすいと思いますよ」

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