夏場に限らず、釣りのフィールドは『虫』が多い…。バスフィッシングのヤブこぎ、渓流トラウトの山歩きには蚊やハチ、そして海の磯にもイソヌカガなど、不快なうえに時には病院直行なんてことも! そんな危機的状況からアングラーを守ってくれるのが、アブ・ガルシアの新展開『バグオフ』シリーズ。今回は春~秋の3シーズンに渡ってマルチに活躍する『フーディ』を例に挙げ、その機能を説明していこう。
『バグオフフーディ』を紹介してくれるのは『田中徹』さん!
【Profile】
田中徹(たなか・とおる)
ピュア・フィッシング・ジャパンのアパレル・アクセサリー開発担当。もともとアパレル業界で働いていただけあって、ファッション性のこだわりや素材の吟味、販路の開拓など、これまでの釣り業界の常識とはひと味違った見識でマーケティングに挑んでいる。
防虫効果のあるフーディ!『バグオフフーディ』
繊維に持たせた防虫効果のみならず、アパレルならではのファッション性も重視したのがアブ・ガルシアの新製品『バグオフフーディ』。
【スペック】
●価格:9,000円(予定)(税抜き)
●発売時期:2021年4月下旬~5月
最近のトレンドに合わせてゆったりしたデザインで、フード~袖~胸までは撥水性の高いポリエステル素材、胴体部分はドライ素材と使い分けている。
もちろんフィッシングウェアとしての性能も高く、ストレッチ素材に腕を動かしやすいカッティングを施すことで、ストレスのないキャスティングやファイトができる。
BUG OFF(バグオフ)=糸から防虫加工を施すことで効果が半永久的に持続!!
アブ・ガルシアが今春から新展開するアパレルが『バグオフ』シリーズ。
防虫効果があり、着用するだけで蚊やハチなどの『害虫』からアングラーを守ってくれるというもの。
同業他社からも同様の製品はたくさん発売されていますが、それらとは違った特徴というか、ウリはどのヘンなんでしょうか?
田中「従来の防虫仕様アパレルというのは、生地の状態になってから薬剤を施すものが多いです。
もちろんそれでも防虫効力は発揮しますが、モノによっては生地素材と薬剤との相性が悪く、効果の持続性があまり期待できない商品もあるんです。
また、素材によっては防虫効果を持たせると吸汗機能や冷却機能など、二次効果を追加できないという制限もありました。
しかし、この『バグオフ』という技術は生地になる前の段階、つまり糸に防虫加工を施しているので綿はもちろんナイロン、ポリエステルなどなど、あらゆる素材へ防虫効果を施すことが可能です。
しかも耐久性が高いので防虫効果は半永久的に期待できるうえに、既存品では難しかった二次効果もしっかり持たせることができました」
防虫効果以外にも快適な着心地をアシストする機能が満載!
半永久的な防虫効果だけでもスゴイのに…それに加えての二次効果とは、一体どんな?
田中「カットソー素材を使用した胴体部分の裏面には、キシリトールプリント加工が施されています。これは汗に反応すると体感温度を下げて、清涼感を増幅してくれる効果があります。
さらにUV加工による日焼け対策、高い吸汗速乾性による快適な着心地の持続など、バグオフを採用したことで快適性を追求する機能をさらに付け加えることができました」
ヘヴィロテ洗濯にも劣化なし&人体にも影響なし!!
ちなみに…半永久的に続くというバグオフの防虫効果ですが、洗濯しても性能が劣化したりしないか心配です…。
田中「テストでは洗濯機で70回以上洗濯しても、新品時と比較して9割以上の性能を発揮できることが確認されています。仮に年間10回洗濯したとしても、7年は使える計算ですから十分ペイできるのではないでしょうか(笑)」
キク科植物由来の天然成分で防虫!
なるほど! では、安全性はどうでしょうか? 少なくとも虫が嫌がるということは、何かしらの『害』があるように感じてしまうのですが…。
田中「バグオフに使われる薬剤は、キク科の植物に含まれる天然防虫成分を人工的に再現したもので、繊維・皮革製品の安全性を証明する国際的な基準となるエコテックス® (Oeko-Tex®)の認証を得ています。
だから虫に対しては最大限の防虫性能を発揮する一方で、人体には影響はありませんから安心して着用できます」
全6アイテムで武装してイヤな害虫を完全ガード!!
今回はフーディを例にバグオフシリーズの防虫性能を解説して頂きましたが、他にもアイテムはありますか?
田中「ポケット付きロングスリーブTシャツ、アームスリーブ、フェイスガード、撥水ショートパンツ、そしてレッグカバーと、全6アイテムを用意しています。
4月下旬~5月頃の発売を予定していますので、ちょうど全国的に蚊が増え始める梅雨時期には間に合うと思います。ぜひとも導入して頂き、快適なフィッシングライフをお過ごし下さい!」