キング・オブ・ジャークベイトとして、アメリカでも確固たる地位を築いているメガバスのジャークベイト・ワンテン。これまでにも多くの派生系が誕生してきましたが、2021年にも新たなワンテンファミリーが仲間入りします! その名も『ワンテン+1 Jr.』。そう来たか…! と思ったあなた! 鋭い!
ワンテン+1 Jr.(ITOエンジニアリング)
【スペック】
●全長:98mm
●重さ:3/8oz
●タイプ:サスペンド
アメリカのブラックバス釣りシーンにて初登場を果たして大活躍。そしてもちろん日本にも上陸し、今やジャークベイトのグローバル・スタンダードとなっている『ヴィジョン ワンテン』。
すでに多くの派生型モデルが出ているルアーだが、多くのアングラーからの要望に応えたメガバスは2021年、ITOエンジニアリングから新たなワンテンをリリース!
それはオリジナルよりも潜る『+1』かつ一回り小さくなったダウンサイジングの『Jr.』の名を冠する。
オリジナル顔負けのダートアクションでより深いレンジを舞い、寄せた魚に躊躇なく口を使わせられるジャークベイト。
つまり、『ワンテン+1 Jr.』なのだ。
実は難しい中層ダートを実現したコンパクトボディ
小さくして潜るようになった。
文字にしてしまえば単純なことではあるのだが、現実はそうでもない。
ルアーは潜るほどに水圧がかかり、動きは緩慢に、そしてダルくなっていく。
また、水の抵抗が減り質量も減少するサイズダウンもそのままではダート距離を抑制する方向に働いてしまう。
つまり、『ワンテン+1 Jr.』はこれらの難点を克服するべくデザインされているのだ。
ボディ
オリジナルモデルよりも小柄なボディでありながら、しっかりとダートさせられるワンテンJr.のボディをベースに採用。
ベリーは横アイ仕様でフックの挙動すらもダートアクションに利用する設計だ。
リップ
ボディと接続するギリギリまで幅広形状でデザインされたリップ。
水をしっかりと掴むことで、ロッドワークに応じて初動からしっかりとダートアクションを披露する原動力となる。
サイズ感
オリジナルサイズの+1(110.5mm)との比較。
リップ、ボディサイズ共に一回り小さくなっているのがわかる。
オリジナルのワンテンJr.との比較。
ボディサイズはほぼ同様だが、当然、リップの形状が異り、それに併せて顔の形状にも若干の変更がある。
また、前側のウェイトの位置が少しだけ後方にずれており、フックアイの位置も少しだけ後ろに下がっている。
伊東由樹が語る『ワンテン+1 Jr.』
伊東「ワンテンといえば、国内はおろか海外でも定番ジャークベイトです。このモデルは、アメリカではすでに発売されており、現地では早くもトップアングラーのシークレットルアーになっている。その注目モデルがついに国内で発売を開始します」
伊東「では、オリジナルと何が違うのか。それは水深2.3mのレンジでロングダートさせられること。水中は強い水圧がかかるため、水深が下がるほどダート幅は小さくなる。しかしこのモデルは、ワンテン特有の強烈ダートを、深い水深でも繰り出せるんです」