バス釣りには甲殻類を模したルアーが数多く存在するが、ほとんどがエビやザリガニをイメージしたもの。しかし、汽水域が近い河川や沢に通じた野池などでは『カニ』をメインベイトにしているケースも意外と多い。そんな「カニパターン」をフィーチャーしたソフトベイト『ドリフトクラブ』が、この春ついにデビュー!!
ドリフトクラブ45(ジャッカル)
これまでもカニを模したワームはいくつか存在したが、そのほとんどがチヌやロックフィッシュといった、ソルトウォーターゲームを主眼としたもの。
しかも、フォルムを忠実に再現しようという風潮が強く、ワームの強みとも言える艶めかしいアクションを意識したものはあまり多くなかった。
しかし、今回ご紹介する『ドリフトクラブ』はカニっぽいフォルムをキープしつつ、左右8本ずつの長く伸びたアームが水流を受けることで艶めかしくアクションし、ライブリーな波動を発生してバスにアピールしてくれる。
【スペック】
●全長:45mm/145mm(本体/テール含む全体) ●全8色 ●入数:5本 ●価格:800円(税抜き)
アームで水平姿勢をキープ&腹のくぼみで沈下速度を抑制!
左右のアームはバランサーとしての役割も果たしているので、ノーシンカーならば水平姿勢をしっかりキープ。
そして、ボディの腹側にはくぼみがあり、ここで水を大きく受けることでフォールスピードを抑えることができ、さながらカニが水中でバタつきながら漂うような姿を演出することもできる。
形状だけでなく、ボディマテリアルはそれぞれ上半分に低比重、下半分に高比重をコンポジット。安定感のある水平姿勢を保ち、絶妙なフォール速度を実現している。
元々は加木屋守さんの「カニチューン」が発端!
長良川をホームフィールドとする加木屋さんは『ドリフトクロー』2つをライターで熱して連結した「カニチューン」を駆使し、釣果を上げていた。
しかし『ドリフトクラブ』をドリフトクローの「カニチューン」と比べると、よりカニらしさが強調されているのが分かるだろう。
テールを除き、またアームの太さに強弱を付けた結果、前述の腹部のくぼみと合わせてフォール中の挙動はさらに魅力的になっている。
「カニチューン」からレベルアップした『ドリフトクラブ』。この「洗練されたカニ」が新たなバス釣りジャンル「カニパターン」を確立することは間違いないだろう。
春の高活性バス捕獲には最高の武器。ぜひともトライ!!
素材にはJB/NBCトーナメントでも使用可能なFECO認定マテリアルを採用しているので、万が一水中に残ってしまっても自然環境に悪影響を与えにくいのも大きな特徴だ。
気になる発売時期は、2021年5月の予定。ちょうど水温が上昇してバスの活性も本格的にアップしている時期なので、『第3の甲殻類パターン=カニ』でスマッシュヒットを決めて欲しい!!