昨年、ビッグベイトシーバスにどハマりした編集部・大木。ロッドは手に入れたものの、中々組み合わせるリールに悩んでいたのは以前にもお伝えした通り。しかし、購入予告をしていたあの大人気リールを遂に入手したのでここにご報告させていただきます!(キリっ!)
【Profile】
ルアマガプラス編集部・大木
元大型釣具量販店の店員という経歴を持つルアマガプラス編集部員。バスソルト問わず、幅広く釣りを楽しむことをモットーとする。得意な釣りはシーバスで、時間があれば地元湘南河川でロッドを振るう。特技はモノマネ。画像は先日旧江戸川で釣り上げた今年初バチシーバス。釣り上げた後ホクホクしていたら、同行していた今村パイセンがあっさり80UPを釣っていました(パイセンパネェっす!)
皆様、アロハ! 寒暖差が激しく、風邪を引かないか絶賛怯えているルアマガ+大木です。
オンラインフィッシングショーがスタートし、各社続々と新製品を発表していますね! 寒くて中々釣りに行けないこの時期ですが、新製品情報を見るとなんだか心がホカホカします。
あとで懐が寂しくなることも忘れて(苦笑)
ちなみに大木は既に目を付けているアイテムは既に釣具店で予約を入れております(笑)。ゲットした際には勿論ルアマガプラスでも公開させていただきますので乞うご期待です!
予告通りの購入です(笑)
さあそんな新製品リリースラッシュを控えた中、今回購入したアイテムはこちらです!
そうです! 前前前回に購入予告させて頂いたUSシマノの「クラド200XG」を購入してしまいました!ヤホーイ!! (ちなみに予告したときの記事はこちら↓↓)
本当はもうちょっと早く購入したかったのですが、海外製なのでネットショップでしか手に入れる事ができないのと、昨年秋のビッグ&ジャイアントベイトシーバスブームの影響のせいか品切れ続出。こまめにチェックしながらようやく入荷したタイミングで即ポチしたのであります!
しかし、2021年となり新製品も発表されている中、大木がなぜこのリールを選んだのか。
購入の決め手はズバリ「タックルバランス」
確かに一時は新製品のスコーピオンMDにしようかとも思いました。
ですが、よくよくスペックを見たところ、重量やラインキャパは大木の通うフィールドであればここまでのものはオーバー、所有しているアドレナとのバランスもちょっと合わないのでないかと思ったのです。
それに対しクラドは自重220g、そしてラインキャパもナイロン20lb100m、PE4号が100m程度巻けるので、バスとシーバスを併用するのであればちょうど良いバランス。
おそらく、とてつもないジャイアントベイトでない限り、このリールで対応できると考えたのです。
案の定、リールが到着し、すかさずアドレナ169XH-SBとセットしたところジャストフィッツ!!!
見て下さい!このクールな組み合わせ!マットブラックのボディが、アドレナのフルカーボンモノコックとベストマッチ!持った感じも持ち重り感は全く無く、シンデレラフィットとはこのことでした。
クラドの各部スペックをチェック!
クラドKのスペックに関しては、ウェブ上で既に色々なサイトやブロガーの方々がインプレをされていますが、一応おさらい。
ボディベースは16メタニウムではなく、USシマノ独自で開発が進められたボディではないかと思います。
アメリカでリリースされたのが4年前の2017年。後にボディを流用して制作されたと思われるのが日本から2019年にリリースされた「スコーピオンMGL」やソルト用の「エクスセンスDC SS」
ギアはメタニウムやカルコン、アンタレス、バンタムなどと同じく、上位機種に搭載されている「マイクロモジュールギア」を採用。
ブレーキシステムも日本の上位機種と同じ遠心ブレーキ「SVSインフィニティ」を搭載。
他にもサイドハッチプレートがCI4+を採用し軽量化、ハガネボディやX-SHIP搭載は言わずもがな。
ハンドルはノーマル&ハイギアは45mmですが、購入したXGは48mmと少し長めのハンドルです。
唯一違うのはスプール。昨今のシマノベイトリールで1万円台クラスにも搭載されているMGLスプールではなく、一般的な深溝の「S3Dスプール」。アメリカでもMGLスプールを搭載しているリールはありますが、あえてクラドの用途では必要ないと判断し、外しているのではないかと思います(憶測です)。
でもこのスプール、日本にはないディープグリーンのカラーリングがなんとも言えないカッコよさがあるんですよね~、メカニカルブレーキノブしかり。
アドレナとセットしているだけでニヤニヤが止まらず、これを見ているだけでお酒が飲めそう…(大木は超下戸ですw)
投げた過ぎて我慢できない!気づいたら川辺にいました…
しかし、せっかくなら投げてみたいというのがアングラーの性。ってことで先週末、地元河川にてちょっと試投してきました。
ラインはモデルチェンジで格安で販売していた「ULTRA2(YGK)」の4号を100m巻きました。が、実際に100m巻いてもらったのですが、パンパンすぎたので5m程カット。先端に35lbのショックリーダーを接続。
ここでPEを巻く際にアテンション(注意)!
実際に私自身釣具屋の店員をしていたのでよく分かるのですが、PEは1.5号以上になると、仮にスプール糸巻量がピッタリの場合でも、糸巻きをする際にきっちりテンションを掛けないとしっかり入りきらない場合があります。
またしっかりとテンションを掛けて巻かないとどうなるかというと、キャスト時にバックラしやすくなります、最悪の場合絡まった糸が修復不可能、または高切れして高価なビッグベイトが飛んでいってしまうので要注意です!
通常4号は船釣りの電動リールで使用頻度が高い号数(100m以深のビシアジ、ワラサなど)。
なので個人的にはしっかりと糸巻きが出来るアイテムが無い限りはショップで巻いてもらうことをオススメします。(釣具屋の糸巻き台はテンションがしっかりかけられます!)
フロロ直結もしかり、基本的にリールはスピニング、ベイト問わずテンションを掛けて巻くのは必須ですよ。
話を戻しまして、今回試投したルアーは現在どハマり中のブラストボーンSF。
SVSはビッグベイト使用なので3つオン、外部ダイヤルも保険をかけて4に設定。
この設定で試投したところ、かなり気持ちよく飛びました!まだ余裕もありそう。近距離カバーのショートキャストもやってみましたがちょうど良い塩梅。あれ、思ったよりも早くベースセッティング見つかったかも!
投げ始めて1時間程経ったタイミングで、風が強く吹き出したのですぐに退散しましたが、強風時に上記のセッティングでもバックラをすることは一度もありませんでした。(※個人差によります)
ウェブやブログでの下馬評通り、いや、それ以上の使い心地だったので個人的に大満足!
今年はビッグベイト投げ倒すしかないぜ!
ちなみにインプレの際、ブラストボーンにちゃっかり板オモリも貼って、シンキング使用にし、あわよくばを狙いましたがそんな簡単には冬バスさんは相手にもしてくれませんでした(泣笑)
超重要!修理やオーバーホールに関して!
最後にかなり重要な注意事項ですが、クラドをはじめとしたUSシマノのリールは、日本のシマノのアフターサービスを受けることが出来ません!
それはズバリ「パーツが日本にない」から!
「共通するパーツでやってもらえばいいじゃん」とお考えの方もいるかと思いますが、確かに共通のパーツは存在します。
しかし、仮に受け付けたとき、修理の際に、日本に在庫がなく代替えが効かないパーツがあったり、そのパーツをロストしたり、傷をつけてしまったりときにメーカー側も責任を負えないので受付することが出来ないのです。
ですので、もしオーバーホールや修理をしたい場合は、個々でパーツを取り寄せて行うか、オーバーホール作業を受付しているショップなどに持ち込むのが良いでしょう。
ネットで検索すると、個人でオーバーホールを受け付けているショップや専門の方々もいるので自身に合いそうなところを探してみるのも良いかもしれませんね。
修理費はリールの使用頻度による個人差がありますので一度確認してもらうのがよいでしょう。
あー釣れなくてもいいから今すぐビッグベイト投げたいぜ!! (笑)